自然と向き合うアウトドアクライミング。開放感と達成感に魅了される日々

自然と向き合うアウトドアクライミング。開放感と達成感に魅了される日々

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スポーツ競技としてだけではなく、趣味として楽しむ方も増えているクライミング。
子どもをクライミングスクールに通わせたり、親子で一緒に登ったり、昨今ではクライミングジムも増え、クライミングが身近に感じられるようになってきました。

そこで今回は、クライミング歴10年、クライミングジムスタッフとして働く私が、自然の中で楽しむアウトドアクライミングについて紹介します。

クライミングのある暮らし

仕事になったクライミング

もともと趣味で楽しんでいたクライミングですが、その魅力にハマり、クライミングジムでスタッフとして働いています。

以前は工場で働いていたのですが、同じことを繰り返す毎日に不安を感じていたときに、ジムスタッフの話を受けました。

ジムスタッフをはじめてみると、お客さんだった頃にはわからなかった大変さを感じました。しかし、通常では知り合えないような職業のお客さんと仲良くなり、いろいろな方との交流を深める日々は、とても刺激的でした。お客さんの要望や、もっと楽しんでもらえることを考える毎日は大変ですが、やりがいもあり自分を成長させてくれています。

私自身が感じてきたことですが、それまでの日常では達成感を味わえる機会は多くありませんでした。また、仕事や勉強、またほかのスポーツでも成果を出すまでには時間がかかるものです。
一方で、クライミングは「日常では味わいにくい達成感」を自分の手で、そんなに時間をかけずに味わうことができるんです。

そもそもクライミングとは?

クライミングとは、直訳すると「登ること」を意味しています。

クライミングにはいくつか種類があり、ロープを使って高いところまで登るのがリードクライミング(一般的にクライミングというとこちらのことを連想します)です。ロープを使わずに3~4mくらいの高さを身一つで登るのが、ボルダリングです。

現在よく見かけるクライミングジムは、一人でも気軽にできるという理由からボルダリング専用のジムが多い傾向にあります。

室内ではなく、クライミングはアウトドアでも楽しむことができます。動物や川、自然を感じながら集中して登ると、特有の開放感と達成感を味わえるので、休日に趣味として楽しんでいます。

備考:私が休日に楽しんでいるのはボルダリング(3~4m程の岩をロープなしで登る)ですが、総称として「クライミング」とします。

クライミングの魅力

私が最初にハマったのは室内でのクライミングです。社会人になると運動する機会が減り、体型の変化に危機感を覚え、「楽しく運動ができるなら」とはじめたのがきっかけです。

慣れてきたころ、常連さんに誘われて連れていってもらったのが自然の中で行う“アウトドアクライミング”でした。はじめて行った実際の岩は鋭く、雄大に佇むその姿に、「こんなかっこいい岩を登りたい」と、素直に感じたのを覚えています。

林から差し込む太陽の光や、奥に見える山々の景色といったロケーションも最高でした。岩に向き合って集中し、登り切って岩場の上に立つ自分を想像しただけでテンションが上がります。

室内のクライミングでは「ゴールホールドを両手で保持して完登」とみなされます。しかし、実際の岩場でのクライミングでは「岩場を登り切って岩の上に立つ」ことで「完登」とみなされます。

まずは、初心者向けの比較的登りやすいといわれる課題にチャレンジ。登りやすいとはいえ、落ちるかもしれないという恐怖に打ち勝ち、岩の上に立った瞬間は格別です。
自分が登り切って岩を制した達成感は本当に最高で、アウトドアクライミングにハマった瞬間でした。

アウトドアクライミングの楽しみ方

アウトドアクライミングの魅力

アウトドアクライミングは、ホールドがわかりやすく決まっている室内のクライミングとは違い、自然の岩場を登っていきます。そのため、どこを掴んでいいかもわからない岩の突起部分を探しながら登っていくという難しさがあります。

クライミングジムには安全のため、マットが敷き詰められていますが、アウトドアクライミングではマットを持参していきます。足場の悪い場所では持参したマットの上に着地しないとケガしてしまうため、身の安全を確保して登る必要があり、常に危険が伴います。足を乗せるための突起も小さく、スリルは室内のクライミングとは比較になりません。

危険は伴う分、難しさやスリルもあり、登れたときの達成感と開放感は、室内のクライミングとはまったく違いました。大自然の中で、自然の音を聞きながら岩に集中して上る時間は心地よく、日々の忙しさを忘れさせてくれます。

自然と対峙するクライミング

クライミングには難しい課題を登り切り、挑戦する楽しみがあります。さらにアウトドアクライミングでは、自然と対峙する魅力も加わります。

エリアによって違う岩の感触、気温や気候による岩の湿度、風や川の音、ごつごつとした地面。すべてに自然を感じることができ、その中で岩と向き合って集中するのが自然と対峙する瞬間です。

全国にある岩場エリアによっても楽しみ方は違います。川や海が近くにあったり、岩場まで行くアプローチがきれいだったり、険しかったりするのも、ローカルエリアならではの魅力です。

岩の質もそれぞれで、白くて硬くて美しい、結晶が荒い岩質の花崗岩(かこうがん)や火山灰が蓄積してできた凝灰岩。石灰岩など周りの状況や歴史によって岩質も異なり、室内のクライミングとは違った魅力が満載です。

それぞれの岩や課題には、名前が付いています。そのエリアの岩場を開拓した人、その課題を初登した人に、その課題の名前を付ける権利を与えられるのです。岩の見た目から「くじら岩」と名付けられた岩や、「大いなる河の流れ」「伴奏者」など、面白いネーミングの課題があります。

名前を聞くだけで、その課題の内容に興味がわきます。名前の由来や、名付けたときの想いを考えるのもまた一興です。難しい課題を登るだけではなく、ときにはピクニック気分で自然を楽しめるところも魅力の一つです。

世代を超えるアウトドアクライミング

本格的な岩を登るのは難しく感じるかもしれませんが、実は室内のボルダリングよりも外の岩場の方が幅広い人たちが楽しんでいます。60代や70代と思われる方々が楽しくワイワイと岩場に向かってするする登っていく姿は圧巻です。

「どこにそんな力があるの?」と不思議に感じることもありますが、アウトドアクライミングでは力よりもどれだけ足に体重を乗せるかが重要になります。さらに外岩ではどこを掴んでいいかわからないといいましたが、逆にいえばどこを掴んでもいいのが外岩ならではのルールです。

スタート位置、ゴールまでのラインは決められていますが、それ以外は手も足も自由に掴んでいいのが外岩のルールです。自分のサイズや得意な動きで登ればいいので、性別や背の高さがあまり関係ないのも外岩を老若男女が楽しみやすい魅力の一つです。

クライミングの道具

アウトドアで行うクライミングは室内と違い、基本的に道具のレンタルはありません。すべて自分で用意していく必要があります。

アウトドアクライミングに必要なものはいくつかあるので順に説明していきます。

登るために必要な道具

まず必要なのが、クライミングシューズ・チョークバッグ・チョークです。この3つは岩を登るために必要な道具です。外岩では気候や岩の質によってはチョークなしでは持てない岩もあるので、チョークを忘れないようにしましょう。

アウトドアで必要な道具

続いて必要なのが、ブラシ・クライミングマットです。室内で使うブラシは自分が登りやすくするために使いますが、アウトドアでのクライミングではマナーとして必要です。
自然の岩を汚さないように、チョークを付けたら最後にブラシできれいに落としてから帰りましょう。

岩場にはマットが用意されてないため、落下地点に敷くためのマットが必要です。知り合いに連れていってもらうときには必要ないかもしれませんが、自分で行くようになったら必ず持っていきましょう!

アウトドアではマナーが大切

アウトドアクライミングでは駐車場やトイレの場所などを必ず確認してから行くようにすると安心です。当然自分たちで出したゴミはそのまま残さず持ち帰るようにしましょう。
マナーをしっかり守って、アウトドアクライミングを楽しむようにしましょう。

アウトドアクライミングができるエリアは、日本にたくさんあります。「日本100岩場」という本もあるくらい全国にたくさんのエリアがあり、それぞれの特徴があります。都会よりは地方に多く、アウトドアクライミングを楽しみたい方は地方に住むのがおすすめです。

私自身も有名な岩場がある県に住んでいて、車なら1時間ほどで全国のクライマーがうらやましがるクライミングエリアに行けます。
また、アウトドアクライミングでは持ち物も多く、マットが数枚入る車となると大きい車の方が便利です。日常生活に車が役立つ環境という面でも、都心より地方の方が相性はいいでしょう。

室内のクライミングジムに通う場合も、地方の方が有利です。電車通勤で仕事終わりにジムに通うとなると、着替えやシューズなどを持ち歩く必要があります。
地方で多い車通勤であれば、そのままジムに移動して、荷物や着替えなども車に置いておけます。急に行きたいと思ったときにすぐに行けるところもメリットです。

初心者向けのエリア3選

初心者向けのクライミングエリアを紹介します。

東京都青梅市 御岳山

京都府相楽郡 笠置クライミングエア

長野県南佐久郡 小川山クライミングエリア

長野県南佐久群にある小川山は、「クライミングの聖地」と称されるほどの人気で、花崗岩の美しい岩が立ち並ぶ有名スポットです。
広いのでたくさんの岩があり、初心者から上級者まで幅広く楽しむことができます。キャンプ場もあるので泊まりがけで楽しく登っている人も多いです。

アウトドアクライミングをはじめよう

大自然の前に立つと、普段感じている悩みごとなども軽く感じ、仕事や日々の生活の疲れを大自然が吹き飛ばしてくれます。登ることに集中していると、他のことを考えることがなくなり、脳もリフレッシュできると感じています。

達成感や開放感を味わい、自然の声を聴き、自分がどこまで登れるかチャレンジする生活は、日々の活力につながります。クライミングに興味のある方は、もちろん安全第一で、アウトドアクライミングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

エスロー

エスロー

ボルダリング歴10年ボルダリング好きがこうじてクライミングジムスタッフとして転職。
スタッフとして様々なお客さんを相手にボルダリングを教える中で得た知識や、経験をもとにボルダリング上達のコツや最新情報、ファッションなどボルダリングに関する情報を掲載する”ボルダリング上達ブログALLEZ”を運営しています。

※このページの内容は、2020年11月20日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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