プチ自給自足生活のススメ。家庭菜園を庭やベランダで始めるポイント

プチ自給自足生活のススメ。家庭菜園を庭やベランダで始めるポイント

こんなしたい暮らしに出会えます
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「安心・安全な野菜が食べたいけれど、オーガニックのものは価格が高くてなかなか買えない! 」と感じている方はいらっしゃいませんか?

そんな方におすすめしたいのが、庭やベランダなどで手軽に始められる家庭菜園です。

自宅で野菜や果物を育てる自給自足に近いナチュラルな生活。そんな暮らしの魅力を、私の実体験をもとにご紹介します。

家庭菜園が人気の理由は?

最近、ちまたでも家庭菜園や自給自足というワードをよく聞くようになりました。人気の理由はこんなところにあるようです。

無農薬の安心
スーパーに置いてある野菜は安くて美味しいですが、生産者の顔や育てられた環境は見えにくいですよね。自分の身体に入るものに農薬がたくさん使われているとしたら、なるべく避けたいと感じる人もいるでしょう。

気軽にとれたて野菜が楽しめる
スーパーには、明らかに収穫して日にちが経っているものも並んでいます。無農薬の野菜を食べたいと思っていても、値段が高かったり、近場では手に入りづらかったりという方も多いでしょう。

育てる楽しさ、子どもの成長
家庭菜園は、食育にも役立つといわれています。普段食べている野菜が、どんなふうにできるのかを知ることができるからです。 1日1日の変化を親子で楽しむことができます。
家庭菜園を始めてから子どもが野菜に興味を持ち出し、苦手だった野菜を食べられるようになったという話もよく聞きます。

わが家の家庭菜園はマンションの小さな庭から

わが家でガーデニングを始めるきっかけになったのは、庭のある賃貸マンションの1階に住んだことです。せっかく庭が持てたので、憧れていたガーデニングに挑戦したい! と思いました。

芝の敷き詰められた庭への地植えは禁止だったので、最初はコンテナ栽培からスタートしました。  その後、庭のある一軒家に引越し、地植えOKになったことを機に、果樹を育てるようになりました。

マンションでコンテナで育てていたラズベリーが、地植えにした途端、たくさんの実をつけるようになったのがうれしくて、ブルーベリーやブラックベリー、レモン、オリーブなどの実のなる木をどんどん植えていきました。

その後、またマンション暮らしに戻ったあとはガーデニングは少しお休みしていましたが、家族が体調を崩したことから生活を見直すことになりました。

食は基本ですので、体に良い食事をするために、ベランダで野菜や果物を中心に自給自足生活を再開しました。

自給自足生活で味覚が変化

まず、家庭菜園で採れた新鮮な野菜を食べるようになったことで、味覚が大きく変わりました。

野菜って採れたてというだけで、十分美味しいのです。
以前はマヨネーズなしでは生野菜を食べられなかったのですが、今ではマヨネーズもドレッシングをつけずに、レタスもトマトもキュウリも生でモリモリ食べられるようになりました。

収穫した野菜を使ってこまめに料理するようになったのですが、素材の良さを活かしたカンタン調理で、調理することにもストレスを感じません。

毎日のように買い物に行って「夕食に何を作ろうか?」と悩んでいた頃に比べると、食事の献立決めに苦労することも少なくなって、ゆったりとした生活を楽しめるようになりました。

家庭菜園では驚くほどたくさん収穫できる

家庭菜園の良さは、必要なときに必要な量だけ庭先からサッと採って使えることです。
特に大葉(しそ)などの薬味や、バジルやミントなどのハーブ類は買うと量が多すぎて使い切れないことが多いものなので、本当に便利です。

また、お店で購入すると値が張るものでも、栽培することで食費の節約に大きく貢献できます。

ベリーなどの果物を育てると、驚くほどたくさん収穫できてたっぷり味わえるので、「お得感」を感じられておすすめです。
ベランダでも、ハーブ類や柑橘類は鉢植えで手軽に育てられます。

家庭菜園初心者向け、育てやすい野菜は?

以下の作物は、初心者でも簡単に育てられて、食卓に上る頻度が高い野菜です。

・キュウリ
・タマネギ
・ナス
・ゴーヤ
・オクラ
・プチトマト
・枝豆
・ラズベリーやブルーベリーなどのベリー類
・レモンやゆずなどの柑橘類
・しそやバジル、ミント、ルッコラなどのハーブ類

初めて家庭菜園に挑戦するときには、種まきからではなく苗を植え付ける方が失敗が少なくおすすめです。
ご紹介した作物は比較的丈夫なので、植え付け時期を守って市販の野菜用の培養土に植えれば、すくすく育ちやすいです。

たまに肥料をあげますが、肥料のあげ過ぎには注意が必要です。

また、残ったネギの根やジャガイモの芽の出た皮を土に植えると、成長して収穫できるってご存じですか? 残り物なら失敗してもダメージは少ないですよね。

友人に、豆苗(とうみょう)の根が水栽培で簡単に育ったことがきっかけで、野菜栽培を始めたという人もいます。

家庭菜園で育てやすい作物ベスト3(マンション編)

マンションと一戸建てでは環境も違いますので、まずはマンションのおすすめを紹介します。

1、ミニトマト
2、いちご
3、ハーブ(バジルやローズマリー)

育て方のポイント

ミニトマト
ミニトマトは成長が早いです。毎日ぐんぐん伸びていくので、放っておくと実や葉っぱの重さで茎が折れてしまいます。ある程度大きくなってきて実がつき始めたら、倒れないように支柱を立ててあげましょう。

また、失敗しやすいのが水やりのしすぎです。水をやりすぎると実割れしやすくなります。
少し乾燥気味に育てたほうが味も濃くて美味しくなります。

いちご
いちごはプランターで簡単に育ちます。いちごも乾燥を好むので、水やりは少なめに。水や葉っぱには水をかけないことも大切です。 暑さに弱いので、風通しのいい場所で育てましょう。

ハーブ
ハーブは少しの量をたまに使う程度なので、野菜のプランターに寄せ植えという形で1株ずつ育てました。バジルやパセリは、他の野菜と寄せ植えをしても野菜が育ちにくくなったりしませんし、虫除け効果も期待できます。

ローズマリーは寄せ植えをすると野菜の成長の邪魔になります。虫除けになると思い、いちごのプランターに寄せ植えをしたところ、ローズマリーばかりが大きくなって、いちごは一定の大きさまで育つと成長がほとんど止まってしまいました。
ハーブは育てやすいですが、寄せ植えをする場合は相性を考えるのがポイントです。

家庭菜園で育てやすい作物ベスト3(一戸建て編)

一戸建てで育てやすい作物は、ズバリこの3つです。

1、ネギ
2、ラディッシュ
3、サヤエンドウ

育て方のポイント

ネギ
ネギは苗を買ってきて植えてもいいのですが、無農薬で育てたい場合は種から育てるのがおすすめ。
ネギは数日で簡単に発芽するので、種は均等にまかなくても、発芽して少し伸びてきた頃に間引いてあげるといいです。
ネギは毎日使うので、多めに育てますが、切ったところからまた伸びてくれるので長く楽しむことができます。ネギは匂いが強いせいか虫もつきにくいですし、土が乾燥していたら水やりする程度でいいのでとても楽に育てることができました。

ラディッシュ
ラディッシュは難しいと思われがちですが、年中栽培できます。
ラディッシュも一度にたくさん食べるわけではないので、サラダに混ぜて少量ずつ使うのであれば、数日もしくは1週間ずらして種まきをしてください。ラディッシュはたっぷり水やりをして、土が適度に湿っている状態のほうが育ちます。
収穫が遅くなると実がカスカスになってしまい味も落ちてしまうので注意しましょう。

サヤエンドウ
サヤエンドウは「つるあり」と「つるなし」がありますが、地植えの場合はつるありになります。
大きくなると結構広がるので、種まきの段階から30cmくらいは間隔をあけておいたほうがいいです。乾燥気味に育てるのがいいと聞き、土がカラカラになっているときだけ水やりをしました。ほとんど放置していても育ってくれるので、とても育てやすい野菜です。
ただし、支柱は必須です。安定して伸びるようにしっかりと支柱を立てましょう。

虫が苦手でも自給自足生活はできる! 虫がつきにくい野菜

大きく分けて以下の2点に該当する人は、あまり家庭菜園には向いていないかもしれません。

・虫が極端に苦手な人
・栽培に時間をほとんど使えない人

無農薬で育てることが多い家庭菜園では、作物に虫がつくことがあります。
そのため、「虫がどうしても苦手」という方は家庭菜園を始めるのには向いていないかもしれません。

しかし、作物によっては虫がほとんどつかないものもあります。

例えば、しそやバジル、青ネギ、ほうれん草、ベビーリーフ、スプラウトキャベツ、白菜、ルッコラなどは虫がつきにくく、育てやすい野菜です。

虫の予防法

虫が苦手な方は、家庭菜園を始める前に簡単にできる虫対策を試してみましょう。私は農薬を使いたくなかったので、次の2つの方法を試しました。

①寄せ植え
虫除け効果のあるハーブや野菜を同じプランターで育てることで、虫に悩まされることはありませんでした。 ただし、相性によっては、虫はつきづらくなるものの成長を妨げてしまう組み合わせもあるので注意が必要です。

②防虫ネット
防虫ネットはホームセンターなどで手軽に入手することができます。防虫ネットを使用せずに家庭菜園をしていたときは野菜に虫がつき、ベランダで育てていたので家の中にまで虫が入ってきて困りました。
防虫ネットを活用してからは、虫に悩まされることがなくなったので、効果は大きいと思います。
しかも最近の防虫ネットは防虫効果だけではなく、ネットを掛けているほうが太陽の光を効率的に吸収してくれるという素晴らしい商品もあります。ネットの上から水やりもできるので、おすすめですよ。

虫がついたときの対処法

育てていた野菜にアブラムシが発生したときは、少し強めの水圧で虫を流し、ホームセンターなどで売っている無農薬用の害虫駆除スプレーを散布しました。竹酢液・木酢液・ハーブを使ったスプレーなので安心して使えます。

しかし、駆除スプレーを購入すると1000円前後するので、今では水に食用のお酢を加えたスプレーを自作し、週に1回程度散布しています。
防虫ネットを活用したり、虫除けになる植物や野菜を近くで育てたりといった工夫をしたことで、虫には悩まされにくくなります。

旬を活かした家庭菜園の作付けスケジュール

旬を意識した家庭菜園で、より栄養価の高い野菜を楽しむことができます。家庭菜園は自分が好きな野菜や、料理によく使う野菜を育てたほうが楽しいです。ホームセンターに行くと旬の苗がそろっているので、どれにしようか考えながら決めるのもワクワクしますよね。
また、種から育てる場合は、パッケージの裏に最適な種まきの時期が載っているのでチェックしてから選びましょう。

それでは、季節をもとにした家庭菜園のおすすめスケジュールを紹介します。

【春~夏】

ミニトマト
4~5月頃に苗の植え付けをすれば、7月~9月頃には収穫できます。

ナス
4~7月に苗の植え付けをすれば、7~10月まで収穫できます。

ゴーヤ
5月~7月に種植えをすれば、8~9月には収穫できます。

【秋~冬】

スナップエンドウ
10~11月に種植えをして、4~6月にやっと収穫できます。収穫までの期間は長いですが、冬を越したスナップエンドウは甘くてみずみずしいです。

ホウレンソウ
9月に種植えをすれば10~11月には収穫できます。

気軽な自給自足生活で広がるコミュニティ

大家さんが屋上で野菜栽培を始めたことも、私にはラッキーでした。
マンション内には住民専用のコミュニティスペースがあり、収穫した野菜を使って皆で料理を作ったり、シェフを招いたりして、定期的に食事会を開いています。

屋上菜園を通じて、住民同士のつながりも強くなっています。
自宅で野菜を作っている方とは採れ過ぎた野菜をおすそ分けし合うことで食材を無駄にすることもなくなり、住民同士の交流にもつながっていて、いいことずくめです。

家庭菜園のポイントは日当たりの良いベランダ

家庭菜園以外の生活の優先度をどこに置くかによって、最適な物件は変わってきます。
わが家は、現在は都心へのアクセスの利便性を第一条件としたため、予算内で借りられる日当たりの良い広めのベランダのあるマンションを選びました。

賃貸マンションでも家庭菜園は十分始められるので、おすすめです。

マンションで家庭菜園をするなら

準備する用具

プランター
置く場所のサイズや育てたい野菜に合うプランターの種類を調べてから購入しましょう。


袋の裏などに適した植物が載っているものもあるので、確認しておきましょう。

鉢底石
水はけを良くして、根腐れを防ぐというメリットがあります。

手袋
防水性のある園芸用手袋がおすすめ。

スコップ・じょうろ
プランターの大きさに合うスコップを選びましょう。じょうろは何でもいいですが、水が勢いよく出るタイプだと植物に負担になってしますこともあるので注意しましょう。

注意事項
1つのプランターに苗を植えすぎてしまうと根が伸びず成長が妨げられてしまいます。大きくなったときを想定した植え付けをしましょう。

家庭菜園に適した庭の条件
棚を設置したり、ハンギングタイプのプランターを選んだりすると、縦のスペースを有効活用できるのでおすすめです。

庭付きマンションの1階や一戸建てで家庭菜園

ベランダでのコンテナ栽培でほとんどの野菜を育てることはできますが、地植えOKな庭のあるマンションの1階や一戸建てであれば、より自給自足に近い生活を目指せます。

理想は一戸建てです。
予算が厳しい場合には郊外などで古い空家を格安で貸す物件を狙うのも選択肢のひとつですが、通勤時間などを考えると、庭付きマンションの1階に住むのが現実的です。

どうしても自分の希望するような物件が見つからない場合は、視点を変えて、昨今人気の貸し農園を借りることも視野に入れてはいかがでしょうか。
その場合は、先に良さそうな貸し農園を見つけてから、その近隣で物件を探すのもいいかもしれません。

マンションの1階や一戸建てで家庭菜園をするなら

準備する用具

手袋
防水性のある園芸用手袋がおすすめ。
スコップ・じょうろ
大きなスコップと小さなスコップがあると便利。

土を掘り起こしたり、畝を立てたりするときにも使えます。
注意事項
大雨が降ったりすると根腐れを起こすことがあります。畝を高く作り、なるべく野菜が水に浸からない工夫をしましょう。また、台風のときは防風ネットを設置することで、野菜を風から守ってあげることができますよ。
家庭菜園に適した庭の条件
土が硬いと根が伸びにくくなります。植え付けをする前に、土をしっかりと耕して柔らかい場所に植えると野菜も育ちやすくなります。

最初から広い庭や農園での野菜作りはハードルが高いという方も、少しベランダが広い物件に引越すだけで、グッと家庭菜園を楽しむ幅も広がります。

体にも、心にも、お財布にも優しい家庭菜園を始めてみませんか?

ひよこ

ひよこ

出版を中心に、テレビや広告、Webなどでイラストレーター&ライターとして活動しながら、コミックエッセイや書籍の執筆、絵本制作などを行っています。病を機にサラリーマンからフリーカメラマンに転身した夫と共に、東京から故郷の名古屋にUターン。ストレスフリーでグリーングリーンな生活を実践中。

※このページの内容は、2019年6月28日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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