釣りは魚を釣る楽しさを味わうものですが、日々の暮らしのなかに釣りを加えることでまた違った楽しみ方が生まれます。
そこで、釣り歴3年目になる私が、釣りの魅力と初心者でも釣りを楽しめる暮らし方をご紹介します。この記事が、あなたの釣りライフを楽しむきっかけになれば嬉しいです。
興味のなかった私がここまでハマった釣りの魅力

釣りと聞いてあなたはどんなイメージを思い浮かべますか?
「服装がダサい」「虫エサ・魚を触るなんて無理」「じっと待ってるだけでつまらなさそう…」と、いったところでしょうか。実は、全て釣りを始める前の私が思っていたイメージです。
釣り経験の少ない女性にとっては「近寄りがたいおじさんの趣味」と思われがちな釣りですが、実はそんなことはありません。釣りの本来の姿や楽しみ方を知っていれば、女性でも充分に楽しむことができます。
安全を配慮した服装であればおしゃれを楽しんでもOK
フィッシングウェアで着たいものがなければ、自分の好きな服を着ておしゃれを楽しむことができます。私の場合「釣りでもおしゃれを楽しみたい」という思いがあるので、釣りブランドの服にこだわらず、自分の気に入った服を着るようにしています。
自分の好きなファッションを取り入れることで当日のテンションも上がりますし、より釣りを楽しめるからです。
ただし、安全・快適に釣りを楽しむことを前提に服を選んでいるので、以下のことだけは気をつけています。
• ケガ・紫外線防止の為に肌を極力出さない
• 動きやすく、汚れてもいい服を着る
• 転んだら危ないのでヒールのある靴は履かない
• ライフジャケットを必ず着用
釣りファッションを楽しむのにおすすめなのは、アウトドアブランドやスポーツブランドの服を取り入れること。

釣りに使える機能性を持ちながら、タウンユースとして普段のおしゃれに使えるので着まわし可能なところもおすすめポイントです。
ショッピングから釣りファッションを楽しむ
おしゃれにコーディネートをすることももちろんですが、私の場合、釣りに使えそうなアイテムを探すショッピングも楽しんでいます。機能的でかわいいアイテムを見つけたときの喜びはたまりませんし、釣りに着ていく日を想像するだけでテンションがアップしますよ。
虫エサ・魚を触らなくても釣りはできる
釣りにはたくさんの便利な道具があります。「釣りをするなら手で触れないといけない」と諦めず、自分が不快にならないよう道具を駆使して釣りを楽しみましょう。
私も未だに虫エサは手で掴めないので、”虫エサセッター”というピンセットで挟んでから針につけていますし、大半の魚はフィッシュグリップで掴んだりしています。また、虫エサに頼らなくても魚の切り身やスルメといった身近にある食べ物をエサに代用することもできます。
そして釣りの革命的アイテム”ルアー(偽物のエサ)”もあります。ルアーなら手も汚れないですし、エサの付け替えがいらないので手返しよく釣りを楽しめますよ。
虫そっくりなものからオモチャみたいな可愛らしいものまで種類も豊富! きっと「コレで釣りたい!」と思うものがあなたにも見つかるはず。
じっと待ってるだけじゃない! 釣りは意外とアクティブ
釣りはじっと待ってるだけに見えますが、実は意外と頭も体も使って忙しいです。
仕掛けに反応がないか目は離せないし、エサが取れていたらすぐに付け替えたり、魚のいる場所を求めて歩き回ったりしています。ルアー釣りになると、投げ続けるのでほぼ手は動かした状態です。
頭の中ではどうしたら釣れるのかをひたすら考え、答えを探しているうちに気付けばあっという間に3時間過ぎてる…なんてこともよくあります。そんな風に夢中になって時間を過ごせるのも釣りの魅力の1つではないでしょうか。きっと、自分の集中力の凄さにびっくりしますよ!
釣って楽しい! 食べておいしい! 普段とは違った特別感を味わえる
釣りの1番の面白さといえば、なんといっても魚とのやりとりです。グググーッと生命感溢れる強烈な引きは、今まで味わったことのない感覚でやみつきになります。
自分で釣った魚を新鮮なうちに食べることも釣り人ならではの醍醐味! 釣ったばかりの魚を刺身にして食べれば、一気に虜になる美味しさを味わえます。食費の節約にもなりますし、ヘルシーなのも女性に嬉しいポイントです。

そして、自然に溶け込みながら楽しむ釣りの非日常感は特別です。特に朝日が昇りはじめた早朝の釣りは幻想的で、普段仕事で疲れた心を癒やしてくれる魅力があります。
釣りにハマるきっかけは十人十色
釣りにハマるきっかけや理由も人それぞれありますが、私が釣りにハマった理由はちょっと変わっています。なぜなら、「釣れる楽しさ」というよりも「釣れない悔しさ」でのめり込んでいったからです。
釣りを始めたきっかけは、彼の趣味であるブラックバス釣りに何気なくついて行ったことです。その初釣行であっさりブラックバスがゲットでき、味をしめた私は頻繁に彼の釣りについて行くようになったのですが、次の釣行から嘘みたいに全く釣れませんでした。
その状況に最初は「面白くない」と思っていたものの、通っていくうちに「今日こそは…!」と意地になってきて、気づけばどっぷり釣りにハマっている自分がいました。
簡単に釣れれば釣れるほど楽しいのが釣りですが、釣れなければ釣れない分だけ、釣れたときの喜びと感動を味わえるのも釣り。悔しさを楽しさに変えるそんな不思議な力があると思うと、あなたも釣りを始めてみたくなりませんか?
釣りを始めるなら…
釣りを始めるとなると道具が一式必要ですが、初心者1人でそろえるのは大変です。やりたい釣りが決まっていれば、釣具屋のスタッフに相談するといいでしょう。
「どんな釣りから始めればいいのかわからない」という方は、まずはサビキ釣りから始めてみてはいかがでしょうか? “サビキ釣り“は初心者に簡単で挑戦しやすく、釣具屋やネット通販で手に入る“サビキ釣りの入門セット”を使えばすぐに始められます。サビキ釣りに必要な道具がそろった状態で販売されているので、安心してすぐ始められますよ。
また、管理釣り場のレンタルで楽しんでみるのもいいでしょう。
釣りを暮らしの一部に。私なりの楽しみ方

釣り好きは普段の暮らしのなかにも釣りを取り入れて楽しんでいます。ここでは、私が実践している釣りをより楽しむ方法をいくつか紹介します。
自分好みのルアーをコレクション
見た目のかわいいデザインやカラーのルアーを集めるのも釣りの楽しみ方の1つ。

次の釣りではどれを持っていくのかを考えるだけで、待ち遠しくてワクワクします。
お気に入りのルアーで実際に魚が釣れたときの嬉しさは格別です。
釣り道具をインテリアとして飾る
大好きな釣りの道具をインテリアとして飾るのもおすすめの楽しみ方です。

ロッドスタンドを部屋に飾れば、釣り竿がおしゃれなインテリアに大変身します。その側には小さな棚を置き、リールやルアーを並べれば統一感のあるおしゃれな釣り収納スペースに。
お気に入りの釣り道具に囲まれた部屋で、次の釣行のイメージを膨らませながらの生活を楽しめますよ。
トイレ完備で安心! 関西エリアで初心者女性におすすめの海・川5選

釣りを楽しむうえでトイレが近くにないと長時間楽しめません。特に、女性にとっては死活問題です。
そこで実際に私が行ったことのあるフィールドで、以下の条件を満たした、女性におすすめな関西の釣り場を5つ紹介します。
• トイレ完備
• 初心者でも魚が釣りやすい
• 陸から魚釣りを楽しめる
ぜひ今後の釣りライフの参考にしてみてください。
①初心者でもデカバスが釣れるチャンスあり! 滋賀県の琵琶湖
ブラックバス釣りをするなら、ぜひ一度訪れていただきたい琵琶湖。エサが豊富で広大なフィールドで育ったブラックバスは、ポテンシャルが高く、ビッグサイズな個体ばかりがいます。
「デカバスが釣れるかも」というモチベーションで釣りを1日楽しめるのも大きな魅力。少しでもサイズの大きいブラックバスを釣りたいという方は、琵琶湖一択です。
近くに住んで、釣りライフを楽しむ
②大阪市内で海釣りが楽しめる♪ 大阪南港のシーサイドコスモ
アジ・サバ・ツバス・タチウオなどあらゆる魚が回遊してくるシーサイドコスモの釣り解放区間。サビキ釣りからルアーゲームまでオールシーズンで幅広く楽しめます。
コスモスクエア駅からも近く、徒歩で釣り場へ行けるので電車釣行にもぴったり。大阪市内でちょっと海釣りが楽しみたいときにおすすめの釣り場です。
近くに住んで、釣りライフを楽しむ
③大型青物も狙える人気スポット! 和歌山県の加太港
大阪市内から車に乗り、1時間半ほどで行けるアクセスのよさで人気の加太漁港は、潮回りがよく美味しい魚がたくさん釣れるおすすめの釣り場です。
シーズンにもよりますが、最大の魅力は大型青物のブリが波止場から狙えるという魅力があります。初心者でも大物をゲットするチャンスがあると思うと、ワクワクしてきませんか?
④ファミリーでサビキ釣りにおすすめ。和歌山県の田ノ浦漁港
田ノ浦漁港はサビキ釣りでカタクチイワシやアジがよく釣れる人気の釣り場です。魚影も濃く、春から秋にかけてのサビキ釣りなら1日で数百匹の釣果も夢ではありません。
海水浴場や有料のバーベキュースペースが隣接しているので、午前は釣り・午後からバーベキューに海水浴など、家族で丸1日遊べますよ。
⑤簡単ちょい投げ釣りでハゼが釣れる。和歌山県の紀ノ川せせらぎ公園
紀ノ川せせらぎ公園では、6月〜9月にかけて高級魚のハゼを釣ることができます。天秤オモリを使ったちょい投げ釣りは、釣り初心者でも簡単に遠投できるので挑戦しやすいです。
釣ったハゼの天ぷらを抹茶塩でいただくと絶品ですよ。
近くに住んで、釣りライフを楽しむ
魚を釣ることの楽しさはもちろんですが、釣りの本当の楽しみ方は暮らしに取り入れたときにより感じることができるものだと私は思っています。
ぜひ、あなたも自分だけの釣りの楽しみ方を見つけてみてはいかがですか?