近場でハイキングに行こう! 美味しい空気で最高のデトックスを

近場でハイキングに行こう! 美味しい空気で最高のデトックスを

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近年、夏は猛暑日が多く、とても暑い日が続きますよね。アスファルトの焼け付くような強い熱気、私はいつも夏バテ気味になります。

そんな私がハイキングを始めたのは2010年。青森の白神山地や奥入瀬渓流などを観光するために、ウォーキング用の靴を買いました。せっかく靴を買ったから高尾山でも行ってみようかと夫婦で訪れたのが、山登りにはまったきっかけです。

山の中を歩いているとき、木々に囲まれた山の中では、日差しが遮れて心地よい風が吹き抜け、涼しくて心地いいのです。
行きはロープウェイ、帰りはちょっと冒険して6号路と呼ばれる清流のコースへ。
岩の間を水が流れる登山道はひんやりして気持ちよく、岩の間をちょっとだけジャンプしたりして、わくわくしながら楽しみました
運動が苦手で日ごろの運動不足を心配していたこともあり、いろいろな景色を見ながら歩けるハイキングなら、私にもよい運動として続けられるかも! と思ったのです。

今回は、そんなハイキングの魅力をたっぷりお届けします。

ハイキング、登山、トレッキングの違い

混同されがちなハイキング、登山、トレッキングですが、私はハイキングを趣味としています。

ハイキングとは、山を登るのではなく景色を見て楽しみ、自然と触れ合いながら歩くことです。
おおよそ4時間のコースで累計標高差(登り下りした高さ)が600メートル以下というのが基本的な考え方だと思います。
ガイドブックにはそれ以上の負荷の山でもハイキングとしている本もありますが、それ以上だと「登山」の概念といえるでしょう。

休日に家族や友人などとハイキングに出かける人が多いことから、ハイキングコースを巡るツアーを実施している山もありますね。

海外は岩稜帯を歩く登山とハイキングコースの違いはその地形から見た目でもはっきりとわかるのですが、日本は低山も高山も、緩やかな地形もあれば岩場のある登山道もあり、その境界があいまいです。

ハイキングでは、岩場やピッケルを持った本格的な雪山へは行かず、緩やかな里山や登山道を歩きます。それ以上の時間や標高差が歩きたくなったら「登山」のスタートです。

登山とは、その名の通り山を登ることが目的になっているので、ハイキングに比べたらハードルは高いです。また、登山用の装備も必要になります。

初心者向けの登山コースを設けているところもありますので、自分のレベルにあった山を選択することが大切です。

トレッキングは山に登るのではなく、山を歩くことを目的としています。そのため、ハイキングと登山の中間と認識しておくとよいでしょう。
無理して高いところまで登らず、山歩きを楽しみたい人にぴったりです。

自然に触れる、ハイキングの魅力

美味しい空気と素晴らしい眺めで、最高のデトックス

ハイキングに行くと、いつも歩き始めは息が苦しくて「しんどいなぁ、どうしてこんなとこ来ちゃったんだろう、早起きして眠いなあ」って思いながら歩いています。
しばらくすると全身から汗が出て、息を吐いて、一歩一歩くのです。

歩きながら新緑を眺めたり、咲き始めの花を見つけたり、ちょこちょこ休憩を取りながら進みます。時間とコースが正しいかを地図で見ながら歩き、数時間かけて山頂に到着。ぱーっと広がる景色を見たとき、気持ちが解放されます。

いつも思うのは、日常生活を送る中で少しずつたまるストレスや疲れなどの「日常の垢」みたいなものが、汗とともに少しずつ出ていく感じがするんです。全部出たら、美味しい空気や素晴らしい眺め、木の手触りなどを通して全身に自然を入れて下山します。
最高のデトックスができるから、長い間ハイキングが続いているのです。

無理のない全身運動で健康に

ハイキングを趣味にする魅力は、運動不足解消など健康づくりにつなげられるところです。
私もハイキングが趣味になる前は運動が苦手で億劫に感じていました。しかし、見慣れた普段の街並みや公道を歩くのではなく、壮大な景色を眺めながら歩くハイキングは気持ちよく、継続できています。

また、山は季節によって様々な表情を見せてくれます。そのため、変化する景色を眺めながら健康づくりができるところは、趣味としてハイキングをする最大のメリットといえるでしょう。

ハイキングで人との出会いが増えた

現在ハイキングには月に1~2回程度行っています。

最初の頃は手探りで、登山用のガイドブックに載っている難易度の目安を参考に青梅丘陵や御岳山へ夫と行っていました。
そのうちSNSを通じて山友達も増え、グループでのハイキングも楽しむように。

山が趣味の人は共通の話題があるので、すぐに親しくなれるのも楽しいですね。もう10年近く一緒に登っている山友達も多く、夫婦で結婚式に参列したお友達もいます。

また、山ガールブームのときに始めた人たちが山を通じて結婚し、お子さんを連れて登っていらっしゃる人にもよく会います。
山を通じた仲間が親友や伴侶になるということは多いと思います。
友達や恋人がほしい人にもおすすめの運動といえます。

ハイキングは年間を通して楽しめる

初心者でも季節を問わず楽しめるのが、ハイキングの魅力です。春は次々に花々が咲き始める季節。高尾山の桜はとってもきれいです。

5月くらいからは新緑が青々と歌いだしそうなほどに茂ってきて、元気いっぱいに枝を伸ばす様子を楽しみながら歩きます。
夏の低山は暑いので、ロープウェイを使って一気に涼しい髙山に行くのもおすすめ。

例えば白馬の栂池自然園などは高山植物が多く咲き、一般の観光客もたくさん訪れて散策を楽しんでいるのを見かけます。秋になると紅葉が綺麗な山は大賑わい。
奥高尾の景信山は、なんともみじの天ぷらが食べられます。
秋から冬は帰りに温泉に入るとぽかぽかと温まれます。
冬は標高の高いところは雪が降って登山の世界になりますが、低山なら都心と同じように雪が降らない山もあります。

また、初めての雪山として、軽アイゼンを使って高尾山などを歩くのも楽しいですよ。最初は経験者に連れていってもらいましょう。

ハイキングの大きな楽しみは、山ごはん

ハイキングの楽しさの大きな魅力に山ごはんがあります。山で食べるものは何でも美味しいもの。

最初の頃はおにぎりを作ったりお弁当を持っていって食べたりしていましたが、ガスバーナーを使っている人を見て羨ましくなり、ガスバーナーとコッヘル(鍋)を購入。山で調理を楽しむようになりました。

日帰りハイキングでは生の肉や野菜を持ち歩けるので、ごちそうを持っていき、仲間たちとパーティーを開催するのはとても盛り上がります。
すき焼きパーティーをしたり大きな鍋をかついで鍋パも楽しいです。またデザートタイムにお汁粉や、ドリップコーヒーを入れることも。山より山ごはんをメインで登るのを楽しむ人もたくさんいます。

山用の保温瓶にお湯を入れて持っていき、お湯を注ぐだけのカップラーメンを食べるのも、最高に幸せなひととき。しっかり汗をかいて、素晴らしい景色を眺めながら食べる山ごはんは、普段の何倍ものおいしさです。

ハイキングをより楽しむには?

季節の表情を写真に撮る

山が織りなす景色はその時々で変化し、季節によってさまざまな表情を見せてくれます。そのため、カメラが好きな人であれば、絶景を写真におさめる楽しさも味わえるでしょう。

最近ではSNSの流行もあり、写真の撮影を目的にハイキングに出かける人もいます。
山を登り切った後、頂上から見る景色は格別。その感動とともに景色を写真に収めることも楽しみの1つになっています。

体力づくりを目標にする

ハイキングの楽しみ方として、体力づくりを兼ねることもできます。ただいつもの道を歩くよりも、様々な景色を見ながらだと自然に歩く距離が増えるので、体力づくりに最適です。

また、コースにもよりますがハイキングは大体3〜4時間程度が一般的です。心拍数が上がらないように、一定のペースで歩くことで自然と有酸素運動を行うことができるのです。
普段と違う場所に出向き、息抜きをしながら足腰を鍛えられるという一石二鳥な面も、ハイキングの魅力といえるでしょう。

ファッションを楽しむ

さらに、最近では登山が流行していることもあり、アウトドアブランドにはさまざまなウェアが登場しています。カラーやデザインを含め、地味なイメージがあった登山の服装も、今ではカラフルでおしゃれな雰囲気のものが増え、ウェアを選ぶ楽しみなども味わえるようになりました。

私は、休みの日にアウトドアショップに出かけ、新商品を探すのが楽しみのひとつです。アウトドア用品はアウトレットモールにも出店されていますので、ちょっとしたお出かけとしてショッピングも楽しんでいます。

服装だけでなく水筒やリュック、ウェストポーチなどの小物類もおしゃれ度が増していますので、トータルコーディネートもぜひ楽しんでみてください。

ハイキングの始め方

道具は最初からそろえなくてもいい?

ハイキングに必要な道具を最初から購入するのではなく、近くの低山に実際にハイキングに行ってみて、体験をもとに道具を購入するのがおすすめです。下に挙げている大菩薩嶺以外の山でしたら、ふもとも近いので安心です。

まずは登山専用でなくてもいいので両手が空くリュック、なるべく底が滑りにくいスニーカー、上下セパレートの雨具を用意しましょう。服装は動きやすいもので、基本コットン素材は避けて。

いまは速乾素材のものが低価格でも売られています。真夏以外は休憩時には冷えるのでダウンジャケットやフリースをザックに入れていくとよいでしょう。

私も最初の頃、専用の道具を買わずに何度か登りました。ジーンズは汗が染み込んでゴワゴワになり、とっても歩きにくかったです。またコットンのTシャツは、汗でびっしょりと濡れ、濡れた後は乾かずに汗冷えしてしまいました。
ジーンズと綿のTシャツを避け、上下ジャージとかでしたら、最初は十分だと思います。

ハイキングで必要な道具

ハイキングの道具は、バックパック、登山靴、雨具が基本装備です。必要だと実感したら、自分が目標としている山をお店の人に伝えて、具体的にすすめてもらいましょう。

見落としがちですが、ヘッドランプ、または懐中電灯を必ず持っていくことも大切です。
山で暗くなると本当に真っ暗です。実際暗くなってからふもとまで歩こうとしても何も見えません。四つん這いになって下りなくてはいけなくなります。冗談でなく、這って下山した話を聞いたこともあります。

また、必ず地図を持っていきましょう。スマートフォンで無料の地図アプリもありますが、道迷い防止のため必ず紙の地図も持っていき、現在地を確認しながら歩くようにしましょう。

加えて、お昼ご飯、水筒(夏は2リットルぐらい必要)、帽子、お昼ご飯以外のおやつは、非常食も兼ねます。ティッシュや絆創膏、夏は虫除け、ゴミ袋も持っていきましょう。

ガイドブック、サイトはどれがいい?

ガイドブックは登山雑誌を出している「山と渓谷社」をはじめとした信頼のできる出版社のものを購入しましょう。
「交通新聞社」の「散歩の達人」で出しているハイキングのムック本も長年愛用しています。適当な本から難易度だけを基準に山を選ぶと、コースタイムが長かったり、人がいないマイナーな山だったりすることも。
知らずに行ってクマのふんを見つけ、怖い思いをした経験があります。

最初は高尾山、六甲山、御岳山などの、一般的に知られた山に行くのがおすすめ。人が多く、茶屋や山小屋があり、歩きやすく整備されているので安心です。
インターネットサイトはいろいろありますが、一番信頼しているのは「ヤマケイオンライン」。また無料で地形図がダウンロードできる「YAMAP」ほか「ヤマレコ」も人気です。
これらが便利なのは、登山者の直近のコメントや日記で、行く山の直近の様子がわかること。とても参考になります。
ただコースタイムや感想は、あくまでその人の個人的なものなので、鵜呑みにしないようにしましょう。きちんと地図のコースタイムやガイドブックなどを、確認しながら決定してくださいね。

初心者にもおすすめの山をご紹介

大菩薩嶺

初心者が間違いなく感動する山で、誰かに感動してもらいたいときに連れていきます。

大菩薩嶺はとても人気の山です。なぜなら楽に絶景が楽しめるから。雷岩から大菩薩峠へ向かう縦走路は展望が開け、高山のような景色が広がります。

また晴れていればどーんと大きな富士山が望めるところも魅力。何年ハイキングをしていても、やっぱり富士山が見えるとわくわくします。コースタイム4時間以内でコースは歩きやすく、危険な場所はありません。百名山のひとつなので、初めての百名山にもおすすめ。

山初心者に感動してもらいたいときに連れていく山、ベスト1です。

・山梨県甲州市、北都留郡丹波山村
・JR中央本線甲斐大和駅から栄和交通バス約40分

上高地

すべての登山者のベース基地。初めての山小屋泊も。
上高地は槍ヶ岳や穂高連峰のベースとなっている場所で、シーズンにはたくさんの登山者、観光客が訪れます。

到着するバスターミナルですでに1500メートルの自然の中に入ることができ、河童橋からのぞむ穂高連峰の神々しいほどの美しさは、いつ来ても飽きることはありません。

5月の雪解けのころはニリンソウのお花畑が咲き誇り、夏には高山植物、秋には紅葉が楽しめ、いつ来てもわくわくする場所です。

私のおすすめは上高地から歩いて2時間の徳沢です。
小説にも登場する「徳沢園」という宿泊施設があり、名物はソフトクリーム。

上高地エリアには山小屋、ホテルも多く、人がたくさんいるので安心です。実は人だけでなく、野生の猿もうろちょろしています(人なれしているので放っておけば危険はありません)。

一般の旅館のように泊まれるので、初めての山小屋泊にもおすすめです。

・長野県松本市
・アルピコ交通上高地線新島々駅からアルピコ交通バス上高地停留所から徒歩18分

家から毎週末でもすぐ行ける山は?

高尾山~城山~景信山~陣馬山

四季を問わずに訪れたい、ミシュランの山。大人気の高尾山。

奥には城山、景信山、陣馬山が続いており、縦走できるようになっています。京王線の高尾山口駅から高尾山に登ると、春や秋の気候のよい季節は激混み!
私はJR相模湖駅から裏を回って城山へ登ったり、陣馬山から登って高尾山のほうへ歩いたり、混んでいる高尾山を避けています。

登山口を替えるだけで人の多さが1/10くらいになるので、ぜひ行ってみてください。それぞれの山には茶屋があり、どのルートでも危険個所はありません。

しっかり歩きたくなったら陣馬山から高尾山まで縦走するのもおすすめ。約18.7㎞あり、5時間以上のコースタイムになります。

高尾山に近いのは、立川・八王子・京王多摩センターエリア。
立川駅、八王子駅、京王多摩センター駅周辺はいずれも商業施設やオフィスが集中しており、JR中央本線、南武線、青梅線、京王線、多摩都市モノレール線など、複数の路線が乗り入れるターミナル駅となっています。

都心へのアクセスがよく、日常の通勤通学に便利。
何と言っても山に近く、奥多摩や富士山がよく望めるのは、毎日の暮らしでの楽しみになるでしょう。

・東京都八王子市高尾町2259
・京王線高尾山口駅からケーブルカー6分

鎌倉アルプス

海を望みながらお寺巡りとハイキング。
鎌倉には北鎌倉から長谷の方までぐるりと囲むようにハイキングコースがあり、なかでも北鎌倉の建長寺裏から歩くコースが人気です。

標高200メートル程度で上り下りもきつくなく、いつでも町にエスケープできることから、初心者でも安心。
また、長谷寺や鎌倉大仏で有名な高徳院、銭荒弁天などの有名な場所を巡りながら歩いたり、6月にはシーズンのあじさいを楽しみながら歩いたり、海に寄り道したりと、さまざまなコースで歩けるところも魅力です。

帰りには小町通りに寄り道して湘南グルメや地元土産を買い物するのもおすすめです。

アクセスがいいエリアは、東京から30分程度で通勤に便利な横浜の山下公園やみなとみらい地区、中華街など、多くの名所があるエリア。

戸塚は横浜から至近のベッドタウンで、マンションや住宅街が広がっています。
藤沢エリアはJRと小田急線が走り、湘南を象徴する人気の街です。それぞれ鎌倉には1本で来られるので便利ですね。

・神奈川県鎌倉市二階堂729
・JR横須賀線北鎌倉駅から徒歩15分

ハイキングを楽しむための住まい

ハイキングを楽しむためには、住環境を整えることも大切です。
バックパックや登山用のスニーカー、雨具などが基本的な装備となります。人によってはトレッキングポールという杖のようなものも必要となりますので、収納スペースの確保が必要です。
玄関収納が大きい物件で、靴箱とともに収納できるスペースがあると便利でしょう。

山によっては車でのアクセスに適したところも多いため、車を所有していれば、駐車場ありの物件もおすすめです。
一戸建てであればガレージがあったり、マンションであれば駐車場が完備されていたりすると、荷物の持ち運びがしやすく非常に便利です。駐車場がない場合は近隣に借りられる駐車場があるかを調査しておきましょう。

湊谷 明子(みなとや・あきこ)

湊谷 明子(みなとや・あきこ)フリーランスライター、生活道具研究家。

2006年より料理、掃除、雑貨、住宅などのジャンルで執筆している。夫と二人暮らし。
道具オタクで、家にあるほぼすべての道具について、使い勝手とその道具のストーリーを語れる。
趣味は山登り。登るのはもちろん、山道具の奥深さを追求するのもライフワークとなっている。
【略歴】
1975年東京都生まれ。東京在住。
金融機関勤務後、2年間の専業主婦生活を経てライタースクールへ入学。住宅情報誌、生活情報誌などに執筆を始める。現在はフリーランスライターとして、主に料理、掃除、雑貨、住宅ジャンルで執筆している。

※このページの内容は、2019年4月11日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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