自然との一体感が魅力!「タープ泊」の楽しみ方と注意点をキャンパーが解説

自然との一体感が魅力!「タープ泊」の楽しみ方と注意点をキャンパーが解説

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密を避けたレジャーとしてアウトドアがブームですね。
そんななか、私は「タープ泊」というちょっと特殊なキャンプスタイルを楽しんでいます。

一般的な「テント泊」とはひと味違った楽しみを味わえる、タープ泊。普通のキャンプに飽きてしまったら、ぜひこのタープ泊にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。新しいキャンプの魅力を発見できるはずです。
今回は、月1でキャンプをして何度もタープ泊を経験している私が、タープ泊の魅力や楽しみ方について紹介します。

タープ泊とは

そもそもタープ泊って?

まずは「タープ泊とはなにか?」についてです。
タープ泊とは、キャンプにおいて文字どおりタープに寝泊まりするスタイルのこと。一般的に、居住空間をつくるためのキャンプ道具には「テント」と「タープ」が存在します。そして普通のキャンプでは、自宅に例えるならテントは寝室、タープはリビングの役割を果たします。

起きている間はタープの下で食事などをして過ごし、寝るときにテントに入って寝袋に身を包む…誰もが想像するキャンプですよね。しかし「タープ泊」では、この居住空間すべてをタープ1つのみで完結させます。起きている間もタープの下で過ごし、寝るときもタープの下で野ざらしで寝ます。
このようなミニマムな考え方のキャンプスタイルのため、タープ泊をするときはほとんどの場合がソロキャンプになります。

タープ泊の魅力

では、タープ泊の魅力はなんでしょうか? 私が感じる3つの魅力を紹介します。

自然との距離が近い
まずなんといっても最大の魅力は、「自然をより近くに感じられる」こと。タープ泊ではテント泊の場合と違って、自分の周りを遮るものがほとんどなくなります。そのため開放感が高まり、自然をより近くに感じることができるのです。
自然の音がより鮮明に聞こえ、寝るときも寝袋に入って星空を眺めながら眠りにつく…なんてことも。そして朝は鳥のさえずりの音で目覚める。まるで自分が自然の一部になったかのような体験ができるのは、タープ泊ならではの魅力です。

身軽なキャンプが可能
2つ目の魅力は、少ない道具でキャンプに行けること。タープ泊はテントを持って行く必要がないので、必然的に荷物を減らせてキャンプ道具を軽量化できます。
そのため、バックパック一つで行く「徒歩キャンプ」などとも非常に相性がいいことも特徴。もちろん車やバイクのツーリングでキャンプに行く場合でも、荷物を減らせるのは嬉しいですね。

準備の時間を大幅削減
そして3つ目の魅力が、荷物が少ないがゆえに、設営と撤収がすぐにできること。一般的なキャンプでは、キャンプ場に着いたらテントとタープを設営して、それぞれの空間に道具を並べていきます。それに対してタープ泊なら設営はタープのみで済み、居住空間が狭いので並べる道具も少なくなります。
そのため普通なら設営に1時間前後かかるところを、タープ泊なら30分以下で設営が完了する場合も多いでしょう。キャンプ場に着いたらパパッと設営してゆっくりでき、撤収も早いのでチェックアウト時間までより長くキャンプを楽しめる。こんなところもタープ泊の大きな魅力といえます。

私がタープ泊の虜になった冬のキャンプ

私がタープ泊を大好きになったきっかけは、冬のキャンプです。

とても寒い時期に、私は「ふもとっぱらキャンプ場」でタープ泊をしていました。「ふもとっぱらキャンプ場」といえば、富士山が一望できることで有名なキャンプ場です。正面に富士山をとらえ、焚き火や食事を楽しみながら優雅なソロキャンプを楽しんでいました。
とはいえ、ここまでは普通のキャンプスタイルでもできることです。感動はその後にありました。

夜になって富士山も見えなくなり、もう寝るかとタープの下に広げた寝袋に入って、星空を眺めながら眠りについた私。そして朝を迎えてまぶしさで目を覚ますと、日の光に照らされた美しい富士山の姿が一瞬で私の目に飛び込んできました。

冬の澄んだ空気の中、よりいっそう輝いている景色。まだ意識も朦朧とするなかで、目を開いた瞬間に飛び込んできたあの美しい富士山の光景は、今でも目に焼き付いています。

これは自然をより近くに感じられるタープ泊だったからこそ、体験できた経験です。実はそのときのキャンプでは、まさかのテントを忘れるという盛大なミスを犯し、冬だけど仕方なしにタープ泊をしたという裏話が…。
結果的にそのミスのおかげで、あの感動的な光景に出会うことができました。そしてそれ以来、私は冬のタープ泊が大好きになりました。ただし同じように冬にタープ泊をする際は、くれぐれも防寒はしっかりしてくださいね。

タープ泊に行ってみよう、必要な道具と注意点

タープ泊に必要なキャンプ道具

ここからは、タープ泊をするために必要なキャンプ道具を紹介します。

・タープ
まずはタープがないと始まりません。タープ泊用のタープは1~2人用の小さめのタイプを選びましょう。グループ向けの大きいものだと空間を持て余してしまいますし、後ろを下げてプライバシーを確保するのが難しいです。また、バックパック一つで行く場合はできるだけ軽量なタープが望ましいです。

・ポール
タープを立てるためのポールも必須です。軽量なアルミポールで、4本繋ぎなどできるだけコンパクトに収納できるタイプがいいでしょう。木の棒で代用して現地調達する、という上級者テクニックもありますが、ポールは持っていたほうが安心です。

・グランドシート
地面に敷くグランドシートも必要です。普通のグリーンシートでもいいですが、防水性のあるアウトドア向けシートだと理想的。タープ泊の場合でも、チェアとコットを使うならグランドシートは必要ない場合もあります。

・チェア
お座敷スタイルにするなら不要ですが、快適にタープ泊をしたいならチェアがあるといいでしょう。軽量でコンパクトに収納できるローチェアがタープ泊に適しています。

・コット
こちらもお座敷スタイルにするならなくてもいいですが、タープ泊でもコットがあると快適に寝られます。軽量でコンパクトに収納できるローコットが適しています。

・寝袋(シュラフ)
タープ泊は防寒をしっかりする必要があるので、寝袋は重要なアイテムです。できるだけ暖かい3シーズン用シュラフか、できたら冬用シュラフを準備するのが理想的。軽量コンパクトかつ暖かいので、ダウンシュラフがタープ泊に最も適しています。

・マット
キャンプの防寒対策において、マットは必須アイテムです。コットで寝る場合でも、マットも必ず敷くようにしましょう。できるだけ断熱性の高い銀マットがベストで、荷物に余裕がなければコンパクトに収納できるエアーマットでもいいでしょう。

・ブランケット
寒い時期は特にブランケットがあると便利。羽織ったり寝床に強いたり、敷物にしたりと活用できる幅が広いです。難燃性に優れ、汚れにも強いウールブランケットがアウトドア向きといえます。

・蚊帳(シェルター)
夏場のタープ泊は虫除け対策として蚊帳が必要です。タープの下で野ざらしで寝ることになるので、そのままだと刺され放題の状態になってしまいます。ワンタッチで開くポップアップ式のメッシュシェルターが使いやすくておすすめです。

・テーブル
テーブルもあった方が快適です。道具の軽量化のために、コンパクトサイズの折りたたみ式アルミテーブルがおすすめです。タープ泊の上級者は、切り株や岩を使ってテーブルにすることもあります。

・バーナー
通常のキャンプと同様に、調理する手段としてバーナーが必要です。コンパクトに収納できるシングルバーナーがおすすめ。

・クッカー
調理器具としてクッカーも必要です。軽量かつコンパクトなアルミクッカーがおすすめ。また焚き火をする場合は、コーティングがないクッカーを選べば直火調理ができるので、バーナーが不要になる場合もあります。

・焚き火台
キャンプをするなら焚き火は醍醐味です。直火禁止のキャンプ場がほとんどなので、焚き火台は必ず持って行きましょう。ソロキャンプ用の小さいタイプで、焚き火調理をしやすい形状の焚き火台がタープ泊に最も適しています。

・ランタン
キャンプにおいてランタンは必須です。タープ泊なら、サイズと明るさのバランスが取れたLEDランタンが1つあれば大丈夫です。雰囲気のあるオイルランタンもおすすめですが、照明としては暗いです。そのため荷物に余裕があればプラスアルファとして持って行くといいでしょう。

・ナイフ
キャンプではナイフが必要になるシーンがたくさんあります。初心者なら入門用のシースナイフが1本あれば問題ありません。

・バックパック
タープ泊は道具を軽量化できるので、バックパック一つで行く徒歩キャンプとの相性がいいです。そしてその場合は、バックパック選びが非常に重要になります。できるだけ収納力が高くて、背負ったときに身体にフィットして疲れないバックパックを選びましょう。

タープ泊の注意事項

タープ泊でしか味わえない魅力がある一方、タープ泊ならではの注意点もあります。

雨や風の影響を受けやすい
タープ泊ではテントのように自分や道具を守ってくれる遮蔽物がほとんどないので、天候の影響を受けやすいです。
最も気をつけたいのが、雨が降ったときに水が地面を流れる場所に設営してしまうと、タープの下が水浸しになってしまう点。そうなるとキャンプどころではなくなってしまいますね。設営場所はできるだけ高台になっている場所を選ぶのがベターです。そしてキャンプ道具はできるだけタープの下に隠れるようにレイアウトして、雨に濡れないようにしましょう。

それから、タープはその性質として風の煽りを受けやすいです。風でタープが飛ばされてしまったら居住空間が何もなくなってしまうので、ペグダウンはいつもよりしっかりと行ってください。上級者は風向きをみてタープを張る方向を決めることもありますが、この辺りは初心者だとなかなか難しいところですね。

このように、タープ泊は天候の影響を大きく受けるキャンプスタイルなので、大雨や強風の予報が出ている場合は控えるようにしましょう。

タープ近くでの焚き火には注意
タープ泊は居住空間がコンパクトになるので、自然と焚き火もタープから近くなりがちです。
ここで注意しないといけないのが、焚き火の火の粉がタープに燃え移ってしまうこと。タープ泊では軽量な化学繊維のタープを使うことが多いので、なおのこと簡単に燃えてしまいます。タープに穴が空いてしまうだけならまだしも、火事になってしまったら大変です。

安全のためにも、焚き火はタープから適度な距離を保って楽しむということを忘れないでください。難燃性のあるタープを使う場合でも、タープの下で焚き火をするのは絶対にNGです。

プライバシーの確保が難しい
タープ泊は周りを遮るものが少ないため、周りからのプライバシーの確保が難しくなります。自分が恥ずかしいのはもちろん、近くの人からすると他人の様子が丸見えの状態でキャンプするのは落ち着かないものです。そのため、できる限りプライバシーを確保できるように設営を心がけましょう。
具体的には、タープの後ろ側を地面に直接ペグダウンして下げて、人が少ない方向を向くように設営するといいでしょう。

盗難のリスクが高まる
プライバシーの確保が難しいことに関連して、盗難のリスクが高まるという注意点もあります。残念なことに、キャンプ場ではたまに道具の盗難にあったという話を聞きます。
タープ泊では、自分のサイトを離れるときや寝るときに、テントの中に道具を隠しておくことができません。そのため、高価なキャンプ道具がある場合は車の中に一度しまったり、寝るときは自分の近くに置いたりなどの工夫をするようにしましょう。タープ泊ではそもそも高価なキャンプ道具を持って行かないというのも、一つの備えですね。

タープ泊を気軽に楽しめる住まい

タープ泊を楽しみたい人におすすめのエリア

キャンプを気軽に楽しみたいなら、キャンプ場へのアクセスは大切です。東京都内であれば、キャンプ場が多い奥多摩やキャンプの聖地、山梨県に近いエリアがおすすめです。

奥多摩へアクセスしやすい東京西部エリア

都内のキャンパーにとってなじみ深いのが奥多摩のキャンプ場です。奥多摩キャンプ場へのアクセスがいいのが東京西部エリア。
八王子市や立川市、日野市、多摩市などが主なエリアになります。なかでも「JR中央線」、「京王線」の路線沿いが狙い目。電車で気軽に奥多摩に行きやすく、車で山梨に向かうための中央自動車道へのアクセスも抜群だからです。

また、西部は都心に比べると家賃が抑えられやすいので、少し広い部屋に住むことができればキャンプ道具の収納にも困りませんね。そしてキャンプ以外の日常でも、都心へのアクセスがいいところも魅力です。

近郊の県もキャンプ好きにおすすめ
埼玉県の飯能エリアや茨城県の大洗エリアもキャンパーから人気のエリアです。千葉県も全域に人気のキャンプ場がたくさんあります。
都内から茨城や千葉のキャンプ場に行くには2-3時間以上かかる場合もありますが、茨城や千葉に住んでいれば、移動時間を短縮してキャンプ場での時間を長くとることができますね。キャンプがより身近で気軽なものになりそうです。

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キャンプが趣味なら収納が充実した物件がおすすめ

キャンプが趣味になると、キャンプ道具が増えて部屋が狭くなりがちです。私も1Kで一人暮らしをしていたときは、部屋にキャンプ道具が溢れかえって大変なことになっていました。キャンプに興味を持っているのであれば、収納スペースや部屋数が多い物件を選ぶのがおすすめです。

まとめ

タープ泊の魅力や必要な道具、注意点などを紹介しました。
自然をより近くに感じられるなど、普通のテント泊では味わえない魅力を楽しめるのがタープ泊。タープの下で寝るというワイルドなスタイルなので、タープ泊をしていると周りに話すとよく驚かれます。

しかし一度やってみたら、その楽しさがきっと分かると思います。あなたも普通のキャンプに慣れてしまったら、ぜひ一度タープ泊にチャレンジしてみてくださいね。

たろー

たろー

キャンプブログ「たろーキャンプ」の運営者。
月に1回はキャンプしてる東京在住のキャンパーです。
【ウッド×ブラック×アイアン】で統一感のあるおしゃれ映えキャンプがテーマ。
ブログではキャンプの知識、キャンプ道具やキャンプ場のレビューを中心に情報発信をしています。
Instagram(@taro__camp)にも力を入れているので、ぜひ覗いてみてください!

※このページの内容は、2021年5月7日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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