音楽仲間と自由にセッション。50の楽器が揃う遊べる空間

好きなものを詰め込んだ部屋は、趣味を持つ人ならば一度は夢を見る贅沢な空間。音楽講師の神保洋平さんの自宅には、世界各国から収集したという楽器がズラリと並んでいます。ピアノやギター、ドラムといった楽器をはじめ、なかにはどんな音が鳴るのか想像もつかない、珍しい楽器もたくさん目につきます。取材日当日も神保さんは楽器を手にポロポロと音を奏でており、その姿からも楽器への愛がうかがえます。そんな、楽器の持つ魅力にとりつかれた神保さんに、演奏家ならではの暮らしについてお伺いしました。

イメージは楽器屋。いつでも演奏ができる空間に

幼少期より音楽に親しんできた神保さん。現在ハマっている楽器のなかで、特にお気に入りなのは世界各国のさまざまな“民族楽器”だと言います。
「民族楽器は国や地域によって音色もデザインも異なります。どんな構造になっているんだろう? 楽器ができたルーツは? キレイな音色を出すポイントは? と1つの楽器からいろんな疑問が湧いてくるんです。それを自分の手で確かめたくて数年前から収集するようになりました」

「軽やかな音が鳴るロシアの打楽器ハンドパンや、金属製の棒を弾いて鳴らすアフリカのカリンバなど、今では約50種類ほどあります。数が多いのでどこに何があるかがわかるようにレイアウトにはこだわっています。参考にしているのは楽器屋のディスプレイ。弦楽器の収納は、楽器屋の壁に吊っているギターのディスプレイをイメージして作りました。この部屋では50種類の楽器がすぐに手に取れて、好きなときに演奏ができる。僕の理想が詰まった場所なんです」

演奏者ならではの部屋選びにもこだわりがありました。
「楽器を奏でることは毎日の習慣なので、楽器が演奏できる部屋かどうかが第一の条件です。現在の住まいはファミリー向けのマンションで子どもがいる世帯も多く、大通りに面していて交通量も多いことから、音に関するトラブルが起きにくいマンションなんです。念のため、床にはカーペットやコルクを重ねて敷くなど、防振対策も欠かせません。幸いこの部屋の下は駐輪場なので、階下の住人からの苦情も今のところきていないんです」

そんな楽器に溢れた自宅が、音楽仲間との遊び場になっていると言います。
「民族楽器の魅力を発信する自主イベントで出会った仲間たちと、楽器を持ち寄り、我が家で自由にセッションしています。民族楽器はまだまだコアな世界。演奏の方法やその背景などを知るためにも、交流の場は貴重なので毎回楽しみなんです。好きな楽器に囲まれながら、仲間たちとお酒を飲んで、演奏をするときはとても楽しくて、自分にとって欠かせない時間ですね」

▼取材協力者
神保洋平さん
1991年生まれ。神奈川県出身。ドラムをメインに音楽の講師を務める。民族音楽などを持ち寄り、セッションや交流を深める『ヨコハマ民族音楽会』主催。

※このページの内容は、2019年1月22日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください