賃貸でも構築可能! ホームシアター導入の教科書「映像機器編」

賃貸物件でもホームシアターを楽しむポイントホームシアター歴5年、休日が劇的にかわるホームシアター導入術の記事を前回リリースしました。

以前に比べると、ホームシアターの機器の中でもプロジェクターの種類は大幅に増えてきました。

僕がプロジェクターを購入した当初は、プロジェクター販売しているメーカーも今より限られていて価格もそれなりにしましたが、現在は中国メーカーの参戦などの影響により価格や種類が多角化しています。

具体的には、超短焦点プロジェクターやモバイルプロジェクターなどが充実してきています。最近だと、家の照明器具に取り付けられる「照明」+「プロジェクター」+「スピーカー」が一体化した製品なども販売されています。

この記事では、多様化したプロジェクターの種類と、それらをどのように選んでいくかという点に着目して説明していきます。

プロジェクターの種類と特徴

冒頭でも軽く記載したプロジェクターの種類ですが、大きく4つに分類してそれぞれの特徴を説明していきます。用途や設置する家の広さなどに応じても最適な映像機器というのは決まってくるため、プロジェクターの導入を考えている人は、それぞれの特徴から自身の家へ導入するイメージを持っていただければと思います。

テレビ感覚の設置で楽しめる短焦点プロジェクター

短焦点プロジェクターは、その名の通り「焦点距離」が短いプロジェクターのことを指しています。焦点距離というのは、プロジェクターから映像を投影するまでに必要な距離のことです。焦点距離が短いプロジェクターは、より壁に近い位置にプロジェクターを設置して映像を楽しむことができます。

壁との距離がわずか30cmで80インチの映像が投影可能な機種などもあるので、通常のテレビを置く位置にプロジェクターを設置して映像を楽しむことも可能でしょう。

部屋があまり広くない家でも設置が可能で、置き場所にも困りません。

持ち運びに特化したモバイルプロジェクター

モバイルプロジェクターはスマホサイズのものから350mlの缶ジュースサイズのものまで形は様々ですが、いずれも片手に収まるサイズのプロジェクターを指します。バッテリーを内蔵しているため、コンセントが無い場所でも映像が楽しめます。

映像に関しても、通常のプロジェクターと比較すると多少気になる部分もありますが、映画やドラマなどを楽しむ上では十分に綺麗な映像を楽しむことができます。

大迫力の4K対応高画質プロジェクター

少しずつ増えてきているのが4K対応のプロジェクターです。価格はそれなりにするものの、満足度はかなり高くなります。

単純に解像度がいいというだけでなく、プロジェクターの最高峰である4K対応モデルはありとあらゆる映像を綺麗に投影する技術が使われているため、他のプロジェクターとは一線を画す存在となっています。本格的にホームシアターを楽しみたい場合は、4K対応も考慮してみてはいかがでしょうか。

照明器具に取り付け可能な照明音響一体型プロジェクター

今回紹介するプロジェクターの中で比較的新しいものが、照明器具に設置して使用するタイプのプロジェクターです。

プロジェクターを購入する際にもっとも気になるのが設置場所です。天井に取り付けることができれば、場所も気にならず一番いいのですが、賃貸では壁に穴が開けられなかったり持ち家の場合でも工事が必要になったりとなかなか天井設置のハードルは高いです。

それを解消するために超短焦点プロジェクターなどが販売されていますが、それでも天井設置より利便性がいいかと言われると実際難しいところです。それらの問題を解消したのが、照明器具に取り付けるタイプのプロジェクターです。

現在リビングなどに設置している照明を取り外し、代わりにこのプロジェクター本体を取り付けて利用します。そのため、工事などが一切不要で天井取り付け型のプロジェクターと同様のことが可能になります。もちろん照明としての機能も持っており、日常の生活が不便になることもありません。また、高音質のスピーカーも内蔵しており、天井から自然に広がる音響を楽しむこともできます。

欠点としては「お気に入りの照明がつけられない」「照明器具の設置位置で映像を投影可能な範囲が決まる」という点です。

用途と予算で最適なプロジェクターを決めよう

用途と予算が決まれば、オススメのプロジェクターというのもだいたい決まってくるもの。次は用途の面と予算の面から、オススメのプロジェクターのタイプを紹介していきます。

友人宅やキャンプでも映像を楽しみたいならモバイルプロジェクター

持ち運びをするのなら、バッテリー内蔵でコンパクトなモバイルプロジェクター一択です。

モバイルプロジェクターはAndroid搭載の機種なども販売されており、ネット環境さえあればモバイルプロジェクターだけでYouTubeやNetflix(ネットフリックス)、Amazonのプライム・ビデオなどのストリーミング配信が視聴可能です。

普段は電源と接続してホームシアター用に、遊びに出かけるときはモバイルプロジェクターとして活用などの使い方も可能です。価格は2万円〜10万円程度で購入可能です。

広くない部屋でも楽しみたいなら短焦点プロジェクター

部屋が狭くても楽しめるのが、短焦点プロジェクターの強みです。置き場所が必要なので天井設置よりも場所は必要となりますが、利便性は天井設置並みなのが短焦点プロジェクターです。

高画質の超短焦点プロジェクターとなると価格が少し高くなるのが厳しいポイントですが、基本的にはどのような間取りでも楽しめるのが魅力です。価格は5万円〜50万円程度で購入可能です。

高画質で週末映画館を楽しみたいなら4K対応プロジェクター

日中でも高画質で綺麗な映像を楽しみたいなら、4K対応のプロジェクターがおすすめです。世間のプロジェクターの常識を覆すような綺麗な映像が楽しめます。本格的にホームシアターを構築するのであれば、ぜひ候補に入れておきたいところです。

しかし現段階では技術的な問題か、中国メーカーもあまり参戦してきておらず、価格帯が4K以外の製品と比べると数10万円高いのがネックです。

ただし4K対応モデルであれば、解像度だけでなくコントラスト比も高い製品が多く、日中である程度光が入るような状況でも鮮やかな映像を楽しむことができます。

予算が合うのであればぜひ導入したい製品です。価格は20万円〜50万円程度となります。

プロジェクターの設置方法

プロジェクターは単純にテーブルの上に置いたり、棚の上に置いたりして楽しむことも可能ですが、映像を投影しているのでプロジェクターの前を通ると映像が見えなくなることがあります。

そのため、設置方法としては置き場所が不要で映像を遮られることのない天井設置が理想的ですが、天井設置のイメージが湧かない方も多いかと思います。

ここからは、天井設置をする方法をいくつか紹介していきます。

家を建てる場合は天井設置を考慮して下地を作る

新築で家を建てる場合、プロジェクターを取り付けるための器具を天井に設けて設置するのですが、その場合はあらかじめ天井にプロジェクターを設置したい旨を伝えておくといいです。プロジェクターを取り付ける器具自体の取り付けに、ベースとしての木材などを天井に埋め込んでおく必要があるためです。

プロジェクター自体が結構な重量があるため、天井が石膏だけで作られている場合、最悪プロジェクターを設置すると天井が剥がれる可能性があります。

賃貸の場合はリフォームやDIYで取り付けが可能

賃貸の場合、勝手に天井や壁に穴を開けて何かを設置することが厳禁な場合が多いので、オーナーなどにリフォーム可能かどうかなどを確認する必要があります。

リフォーム可の場合はリフォーム内容などを確認されると思うので、そのタイミングで天井からプロジェクターを設置したい旨を伝えて許可をもらってください。

しかし、リフォームの場合はオーナーとのやり取りや実際の設置工事など少しハードルが高いのも事実です。

そういった場合、もう少しお手軽にDIY感覚で取り付ける方法もあります。それは「ディアウォール」という製品を使って取り付けるというものです。ディアウォールは簡単に言えば、木材の突っ張り棒を天井と床の間に渡して、柱をつくる製品で、ここにプロジェクターを設置できます。

ディアウォール自体は価格も安く、設置後に取り外しも可能なため、賃貸でも問題ありません。また費用自体も、木材と合わせても数1,000円で設置可能です。

専用の機器で取り付けようと思うとハードルの高い天井設置ですが、DIY感覚でも取り付けが可能なので、ぜひ検討してみてください。

今回はプロジェクターの種類と設置方法について紹介しました。この記事が皆さまのホームシアター導入の参考になれば幸いです。

takeiho

takeiho

映画が好きで自宅にホームシアターを構築した副業ブロガー。
生活をより楽しくするためにホームシアターやカメラ、
プログラミング、スマートホーム化についての情報を発信するブログ「TAKEIHO」を運営。

※このページの内容は、2019年4月15日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください