DIYフルリノベーションでここまでできる!世界に一つだけの家づくり

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自分の家を自分でリノベーションするなんて、人生においてめったにない機会ですよね。

私は関西で田舎暮らしをしているライターのこっこといいます。移住の準備から数えると、10年という年月をかけて田舎暮らしの夢を叶えてきました。

棚田で米作り、畑で自然農、そして薪ストーブ。そんな夢の集大成が、「DIYでの戸建てフルリノベーション」でした。好きな人と、好きなところで、好きなことをして暮らす生活を目標にしてきた10年間。今回は、私の経験から“世界に1つだけの家を作る方法”をお伝えします。

10年かけて実現した夢の暮らし

私は20代後半で東日本大震災を経験し、今までくすぶっていた労働観や人生の価値観が一変しました。『今すぐ、自分の人生を思いっきり生きないと、幸せになれない』と感じ、移住先を探しました。

夢はそこから始まったのです。

うまくいかない都会時代

私の仕事は飲食業でした。長時間労働で酷使される体、モチベーションは下がりミスを連発する毎日。泣きながら仕事をこなすこともあり、何もかもがうまくいかない閉塞感がありました。

そんな中、野菜作りや丁寧な暮らしを夢見る妻の影響で、田舎暮らしで人生を変えたいと思い、移住を決意しました。毎日ネットで情報を集め、休日には貸し農園に通い、移住イベントなどにも頻繁に通う日々。

先に移住した人たちの想像以上の体験談を聞いて、私たちに足りないのは「自ら食べ物を作り、家を整え、田舎暮らしを持続していく胆力だ」と痛感し、DIYにも興味を持ち始めました。

DIYスキルを高めるための賃貸暮らし

妻とあちこちの移住先を調べ、都会を抜け出して“自分たちのペースで暮らす”ことを目標に、田舎暮らしを模索し続けました。

田舎暮らしを本格的にリサーチし始めて2年ほどが経ち、ようやく初めての田舎暮らしチャレンジとして、リノベーション可能な賃貸物件での暮らしを開始。

あえてボロボロの家で暮らし、DIYや野菜作り、薪風呂を経験し、不便で手のかかる生活からより実践的なDIYスキルを身につけていったのです。

友人の家作りの手伝いや、空き家リフォームのワークショップに積極的に参加し、基礎を学んでいきました。そのときに培った人脈や学んだリフォームの基礎は、大きな財産でしたが、このときはまだその“価値”にはまったく気づいていませんでした。

ついに到着、夢の土地と家

地域にも慣れ、仲間ができた頃には3年半も経っていました。その間、リノベーション可能な賃貸物件では雨漏りを修理したり、床を貼ったり、軒先を作り直したりとさまざまなDIYを経験できました。

そして、私の誕生日に空き家見学に出かけたときに、とうとう夢の物件と出会ったのです! これは忘れられない大きな誕生日プレゼントとなりました。

南側に縁側と大きな庭、大きな倉庫、2階建ての母屋。築40年の中古の一戸建て物件は、リノベーションできる可能性に満ちていてわくわくしました。

200坪の土地も魅力的で、子どもたちと遊び回る姿が想像でき、最高の環境だと感じました。『自分で価値を作り出す力』を発揮できる環境が手に入り、理想の家作りがいよいよ始まりを迎えたのです。

1年かけたわが家のDIYフルリノベーション

秋頃に正式に物件を購入し、冬からさっそく作業を開始。まずは妻と間取りなどを徹底的に話し合い、完成図を考えました。

この作業は本当に大変で、時間がかかりました。なぜなら私たちの経験外のことに関しては、想像しかできないので頻繁に行き詰まっては、中断ばかりになってしまったのです。

途中から田舎暮らしで出会った、仲間やプロの職人に相談することによって一気に解決していき、プランができあがっていきました。

壊さないと始まらない

当たり前のことですが、リノベーションは不要なところを壊さないと始まりません。でも、これが意外に躊躇するし悩むのです。

不安になり弱気になってしまう私と妻に、最後の背中を押すのは“壊さないと始まらない"という事実だけです。どうにかして再生させないといけない状況に追い込み、踏ん切りをつけるというのは、やってみてわかった心理でした。

仲間にも助けてもらい、不要な壁やふすまを撤去し、垂れ壁、欄間、床も解体しました。解体は大人数でやった方が効率よく、安全だということもわかったのです。

DIYフルリノベーションは想定外なことばかり

やってみると面白いようにうまくいきません。

・材料が足りない
・サイズが違う
・新しいアイデアが浮かんだ
・順番が間違っていた

イレギュラーのオンパレードで、DIYのサーフィンをしているようでした。頭を使えば使うほど、混乱していき何度も手が止まります。あれだけ妻と苦労して考えた最初の完成図は、半分ほど変更になってしまいました。

そして、予定通りにいかなかった一番のハプニングは妻の妊娠発覚です。つわりが始まり、リノベーション2週間目で離脱し、私の孤独な一人作業がそこから1年続きました。

リフォームのプロの力も借りていい

リノベーションをしているときは、自分ではどうしようもない箇所がたくさん出てきました。そういう場合は、プロに頼るのをおすすめします。私は新設したお風呂やキッチンの水回り、ガス、電気はプロにお願いしました。彼らは今まで出会ってきた友人たちだったので信頼でき、きちんと施工してくれる職人でした。

結果的に費用も抑えることができ、私は自分の得意なDIYジャンルに集中することができたのです。このようなつながりのなかで暮らしていけるのも、田舎暮らしの醍醐味だと改めて感じた出来事でした。

そして、DIYでリノベーションをするには“自分のレベルを把握し、できる範囲を線引きする”ということも大切だと理解できました。

フルリノベーションはDIY経験の集大成

リノベーションは、今まで経験してきたDIY技術の集大成となりました。友人の家作りに参加したときには、木材の加工からホゾや継ぎ手を覚え、空き家リフォームのワークショップでは基礎的な道具の使い方を身につけました。

その知識と経験をもとに、壁作りや床張り、キッチン回りの棚作りに挑戦したのです。さらに賃貸物件で過ごした日々で体験した、雨漏りや傷んだ箇所の修理も大いに役立ちました。

今後、負荷が予想される部分を先回りして補強し、丁寧に作業することができたのです。DIYは経験を積んでいくと、自分でも驚くほどの作業ができるようになります。中古の一戸建て物件のリノベーションでは、それが思う存分発揮できるので、楽しくて本当に夢中で作業を進めていました。

意外なリノベーションの材料とは

リノベーションで一番使う材料は「木材とビスと塗料」ですが、私は「理想の家が完成した! 」と感じたときに、もう1つ重要な材料があることに気がつきました。

それは、本当に様々な人が関わってくれた家づくりの過程や、その「想い出」です。これが“自分で家を作り変える”一番の原動力だったと今でも思っています。

うまく作るならプロでいい

完璧で雑誌に載るような家を目指すなら、緻密で繊細な作業が必要になります。ミスがなく、すき間もない、ズレもなく美しく整っていて、不便がない最高の家です。

しかし、私はそのような家には興味がありませんでした。なぜなら、完璧な家にするならプロに任せればいいと思っていたからです。

私と妻の夢の家は“自分たちの等身大の家を作ること”でした。自分のレベル以上でも以下でもない家こそが、毎日過ごす基盤となるべき家だと信じていたのです。
そのため、私は素人である妻にも離脱前には率先して、床張りや木材カットを担当してもらい、想い出に残るような作業をしてもらいました。

家族と仲間で手がけたDIYフルリノベ―ション

その等身大の家には、私たちだけでなくたくさんの仲間も参加してくれました。友人、職場の上司、後輩、ママ友、納品にきた畳屋の店主。快く作業を手伝ってくれて、楽しんでくれる彼らとの想い出も、DIYでリノベーションすることでしか得られないものでした。

彼らは当然DIY経験もありませんでしたが、好きなように作業してもらい存分に失敗し、真剣になり、感動を体験してもらうことができたのです。

リノベーションと共に生きる喜び

家も想い出もDIYすることによって、どんどん作り上げていくことができます。自分たちでリノベーションをするということは、そういう“感動の記憶”と共に生きていくということです。

世界に1つだけの理想の我が家は、想い出が加わることで完成しました。

今でも見る度に楽しい想い出が蘇ります。プロに全部任せていれば、完璧で整った家が手に入った代わりに、これらの“想い出と過程”は経験できなかったでしょう。かけがえのないこの「想い出」は、今でも暮らしを豊かにしてくれているのです。

DIYフルリノベーションしたわが家は最高!

作業開始から約1年の月日をかけ、ようやく完成したわが家は、想い出のつまった最高の家になりました。まさしく、追い求めていた理想の家へと生まれ変わったのです。

さらに、“わが家の顔”とも呼べるものもたくさん設置することができ、達成感も倍増でした。

薪ストーブで冬は暖かい暮らし

賃貸物件で暮らしていたときは薪風呂でしたが、リノベーションした新しい家では薪ストーブで火の温もりを感じることにしました。

薪ストーブの設置は知り合いの薪ストーブ屋に安全に設置してもらい、私も本体の設置から煙突工事まで手伝いました。こうすることで、メンテナンス作業も修理も自分でできるようになります。

プロに任せるところは任せますが、少しでも“DIY=自分でやる”を意識すると自分の財産となり、トラブルにも強くなります。薪ストーブは費用が高いイメージがありますが、安全基準をクリアすれば自治体によっては補助金が出るところもあるのでおすすめです。

薪集めや薪割り、そして乾燥させる薪棚の設置などが暮らしに加わります。大変ですが薪ストーブがあるだけでもリノベーションした家がさらにすてきになるので、条件が合えばぜひ導入を検討してみてください。

太陽熱温水器でエコな暮らし

屋根には太陽熱温水器を導入しました。こちらも知り合いのプロの設備業者に設置を依頼して一緒に手伝い、DIYできるところは教わりました。

田舎ではお湯を沸かすのに灯油やプロパンガスを使うことが多く、都会よりもお金がかかります。太陽熱温水器を導入し、自然エネルギーを使うことで節約しつつ、晴れた日が楽しみになる工夫をしました。

平均すると6月中旬から10月上旬までは、台所やお風呂のお湯はすべて太陽熱温水器でまかなえており、エコな暮らしに大満足しています。

木の温もり溢れるリビング

もともと在来工法で作られていた築40年の中古の一戸建て物件。極太の大黒柱や、感動するほどの大きな屋根裏の梁など、存分に木材が使用されていました。

ふすまで仕切られていた和室の畳をすべて無垢の杉板に張り替え、縁側にも新たに杉板を使い、心地よい空間にリノベーションができました。落ち着いた雰囲気の障子をそのまま残し、壁には漆喰を塗り、リビングは毎日過ごしても疲れない優しい部屋へと生まれ変わったのです。

家全体がさらに木の家となり、足裏の肌触りもよく、香りもいい自慢の空間になりました。こうして、1年かけてDIYでリノベーションしたわが家は、当初の想像を遙かに超えた、最高の家へと変貌を遂げたのでした。

DIYフルリノベーション

リノベーション可能な賃貸物件で暮らしに慣れつつ、DIYスキルを磨き、資金と経験を貯めて中古の一戸建て物件に引越すという流れは魅力的です。

・小さなDIYから練習できる
・実践的な修理体験ができる
・暮らしのなかで仲間と出会える

そういった可能性に満ちています。得られたすべての価値を中古物件に使えば、最高のフルリノベーションDIYが楽しめること間違いなしです。いい物件情報は見落とさないようにしましょう。

DIYフルリノベーションで世界に1つだけの家を作ろう!

中古物件は、手直しができる“余白”だらけです。そこに夢と想い出を材料にしてDIYすると、世界に1つだけの自分らしい家が完成します。

波長が合う家は気持ちがよく、毎日幸せを感じられる一生の基盤になるので、人生の大きなよりどころです。可能性を秘めた中古住宅、賃貸物件がこれからもどんどん出てくるでしょう。私のようにいつか出会う日を夢見て、わくわくしながら家を探してみてくださいね。

リノベーションはそこからもう、始まっていますよ。

こっこ

こっこ田舎暮らし案内人ブロガー

coccoblogを運営し、田舎暮らしを夢見る人を応援。移住の準備から方法、仕事、子育て、暮らし方まで紹介。ブログからの移住者も多数誕生!

関西の田舎で空き家をセルフリノベーションして、薪ストーブ、家庭菜園を楽しみながら田舎暮らし中。一男一女のパパ。趣味はDIYと薪割り。

※このページの内容は、2020年10月15日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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