子どもと楽しむ和菓子作り! 「基本のあんこ」から広がるレパートリー

子どもと楽しむ和菓子作り! 「基本のあんこ」から広がるレパートリー

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四季折々の味を楽しむことができる「和菓子」。

わが家には7歳と3歳の子どもがいて、季節に合わせて和菓子を手作りして食べることがあります。
和菓子作りは、時間がかかったり、材料が多くて手間がかかったりするイメージがあるかもしれませんが、実は意外にも材料はシンプルで、手間もそれほどかからないものなのです。
今回は和菓子についての豆知識や、具体的なレシピを紹介します。

手軽に作れる和菓子で家族とリラックスタイム

レシピ紹介の前に、和菓子について少し深掘りしてみます。

和菓子とは

明治時代以降に外国からやってきた「洋菓子」という菓子類の呼び名に対して、日本の伝統的な菓子であるようかんやまんじゅう、煎餅などを総称して「和菓子」と呼びます。
和菓子作りでは主に穀物、豆類、デンプン、砂糖といった材料が使われており、植物由来の原料が多くなっています。
また、和菓子といえば「あんこ」ですが、この「あんこ」も小豆や白インゲン豆といった豆類や芋類を煮詰めて作られています。

一年中楽しめる和菓子

和菓子は春夏秋冬、一年を通してさまざまな種類を味わうことができます。和菓子屋さんで季節の和菓子を楽しんだり、気になった和菓子をおうちで手作りしてみてもいいかもしれません。

・1月 花びら餅
みそあん、ごぼう、にんじんを白い餅で包んだもの。平安時代に長寿を願う歯固めの儀式に食べられていたものがモデルになっています。江戸時代に模して作られたお菓子が広まり、徐々に今の花びら餅の形になりました。

・2月 うぐいす餅
「春告げ鳥」といわれるうぐいすをイメージして作られた早春の和菓子です。
こしあんをぎゅうひで包み、青大豆のきな粉をまぶしたものです。最近では、うぐいす色を表現するために、生地にヨモギを混ぜることもあります。

・3月 桜餅
塩漬けした桜の葉であんと餅、または小麦粉で作った生地を包んだ和菓子です。関東と関西での作り方が異なるのも特徴の一つ。関東の桜餅は、小麦粉を水で溶き薄く焼いた生地にあんが包まれています。
一方、関西では、もち米を原料とする「道明寺粉」を使用して生地を作っており、道明寺餅と呼ばれています。関東でも「桜餅」というと、薄皮の餅生地であんが包まれたものをイメージする方が多いかもしれません。実は、一般的に見かける桜餅は関西風の道明寺粉で作られているものなのです。

・4月 花見団子
ピンク、白、緑の3色が特徴的なおだんごです。それぞれ団子の色には意味があり、赤やピンクは桜、白は雪、緑は新緑といった意味が込められています。平安時代からお花見は貴族の楽しみとして知られ、江戸時代には庶民にも広まっていきました。

・5月 草餅、柏餅
草餅は、よもぎを混ぜ込んだ餅であんが包まれたものです。平安時代に中国から疫病除けとして母子草が使われていて、明治あたりになると母子草の代わりによもぎが使用され定着したそうです。
柏餅は、上新粉の餅にあんが包まれ、柏の葉ではさんだものです。新芽が出ないと古い葉が落ちない柏の木の縁起から生まれました。

・6月 水無月
白いういろうの上に甘く煮た小豆がのった、京都市発祥の和菓子です。三角の形は氷のかけらや氷の角を表していて、小豆は邪気払いという意味でのせられています。水無月というのは6月のことを指し、6月1日に氷を食べることで、夏バテ予防を祈願するという風習からきています。

・7月 水ようかん
通常のようかんよりも使用する寒天が少なく、やわらかい口当たりが特徴です。夏に食べたくなる水ようかん。江戸時代に寒天が発明され、おせち料理のデザートに考えられたという説があります。

・8月 くず切り
くず粉を水で溶かし、型に入れて加熱し固めた後、麺のように細長く切ったもの。冷やして蜜をかけてから食します。昭和のはじめ頃に作られ、和菓子の中では比較的新しいお菓子です。

・9月 おはぎ
おはぎはもち米とうるち米を炊き、蒸したものをつぶして、あんこで包んだもの。江戸時代に彼岸におはぎをお供えするようになりました。春に咲くぼたんからぼた餅、秋は萩からおはぎと呼ばれ、ぼた餅とおはぎは同じものとされています。

・10月 栗きんとん
蒸した栗に砂糖を加えて炊いて、茶巾でしぼって形を整えたもの。関東のお正月に売り出されているような黄色いあんにまとった栗きんとんとは異なり、栗そのものの味わいを楽しめるような和菓子です。

・11月 金つば
あんを小麦粉で包んで焼いた和菓子。もともとは刀のつばに似て薄く丸い形をしており、ぎんつばと呼ばれていて、庶民の味に変わってきた際に金つばにかわりました。

・12月 柚餅(ゆうもち)
ゆずの香りがする、やわらかいつきたてのおもちのような食感の和菓子です。

古くら伝わる和菓子には、四季をイメージして作られたものが多く、色や形、名前などに注目すると楽しさが増しますね。家族で過ごす時間に、由来についても一緒に話しながら食べるとより一層記憶に残ります。

基本のあんこと和菓子のレシピ3選

材料はシンプル! 意外と簡単な和菓子

今回紹介する和菓子レシピは、少ない材料で作ることができるものばかりです。
普段の食材を購入するスーパーでも簡単にそろうものを使用していますので、ぜひ作ってみてくださいね。

作業過程も複雑なものはあまりなく、混ぜたり、温めたり、丸めたりと単純なものが多く、子どもと一緒に楽しむこともできます。
また、パン作りのような温度管理も特に必要はないため気軽に挑戦できますよ。

さらに和菓子作りを簡単にしたいときにおすすめなのが、市販のあんこです。「和菓子作りは簡単」と紹介しましたが、あんこ作りにはどうしても時間がかかります。

面倒だと感じる場合は無理せず、市販のつぶあんやこしあんを使用しましょう。時短にもなりますし、小さな子どもと一緒にお菓子作りを行う場合は、火を使う作業を減らすことができますよ。

それでは、実際にわが家で作っている和菓子のレシピを紹介します。まぜたり、丸めたり、味見役をお子さまに、熱湯や熱い鍋は危ないので大人が扱ってくださいね。

基本のあんこのレシピ

材料
・小豆 200g
・きび砂糖 160g
・塩 ひとつまみ
・水 適量

作り方
1.小豆はサッと洗ってザルにあげ、深めの鍋に入れたら1lの水を入れて火にかける
2.沸騰したら200mlの水を入れ、再び沸騰するのを待つ
3.豆が少し動くようになったら火を弱めて3分ほどゆで、豆をザルにあげてゆで汁を流す
4.小豆を鍋に戻したら再び1 lの水を入れ、中火にかける
5.豆が動き出したら、200mlの水を加えて再び豆が動き出すまで待ったら火を調節する
6.途中でアクを取り、ゆで汁が減ったら、豆がかぶるくらいに水を加える
7.指で豆がつぶれるまで、40分〜1時間ほどかけてやわらかくなるまでゆでる
8.豆がやわらかくなったら、ゆで汁を捨てる
9.弱めの中火にかけ、きび砂糖の3分の1を加えてヘラでよく混ぜていく
10.残りのきび砂糖も3分の1ずつ加え、その都度よく混ぜ込んでいく
11.ヘラで豆を混ぜながら煮ていき、あんこを鍋肌に寄せたときに底が見えるほど煮詰まったら火を止める
12.塩ひとつまみを混ぜ込んで、バットなどで冷まして完成

材料がシンプルなようかん

(7cm×17cmパウンド型 6~8切れ分)

材料
・あんこ 400g(基本のあんこは粒あんとなるため、なめらかな舌触りが好みの場合は市販のこしあんがおすすめ)
・水 200ml
・粉寒天 4g
・きび砂糖 130g

作り方
1.鍋に粉寒天、きび砂糖、水を入れて中火にかけ沸騰させる
2.粉寒天を1分ほどかけて溶かし混ぜ込む
3.あんこを加えて弱火にして混ぜ込む
4.ヘラで鍋底をスーッとすべらせたときに底が見えるようになったらクッキングシートを敷いた型に流し込む
5.粗熱が取れたら冷蔵庫で1時間以上冷やす
6.ようかんが固まったら型からはずし、カットしたら完成

基本のお団子でみたらし団子とあん団子

(お団子20個分ほど)

材料
・白玉粉 200g
・水(お団子用) 180〜200ml
・水(ゆでる用) 適量

作り方
1.ゆでるための水をたっぷり火にかけて、沸騰させる
2.白玉粉をボウルに入れ、水を少しずつ加えながら混ぜていく
3.耳たぶくらいのやわらかさになったら食べやすい大きさに丸めて、沸騰したお湯に入れていく
4.表面に浮いてきたら2分ほどゆでてから冷水に入れて冷やす
5.ザルにあげてよく水気を取ったら完成

みたらしの作り方
・砂糖 大さじ2と2分の1
・水 大さじ3
・しょうゆ 大さじ2
・みりん 大さじ2
・片栗粉 大さじ2分の1

材料をすべて混ぜ、レンジ600Wで2分加熱して混ぜたら完成。みたらしのタレを刷毛で塗ります。
また、あん団子は基本のあんこのレシピのものをのせたり、市販のあんこを使用したりすると手軽に作ることができます。

大福は中身のアレンジ自由! キウイ大福

(6個分)

材料
・キウイ 1個
・あんこ 150g
・白玉粉 100g
・きび砂糖 30g
・水 140ml
・片栗粉 適量

作り方
1.キウイの皮をむき、2cm角くらいの大きさで6切れカットする
2.あんこは6つに分けて丸くして、平たくつぶし、キウイをあんで包む
3.耐熱容器にボウルに白玉粉と砂糖を合わせて入れ混ぜ、少しずつ水を加える
4.混ぜ込んだらラップをして、レンジ600Wで3分温める
5.よく混ぜ込み、再びレンジ600Wで2分温める
6.バットに片栗粉をひろげ、大福の生地を置き全体にまぶしていく
7.6等分にして、1つずつ丸く平らにひろげていく
8.まん中にキウイを包んだあんこをのせて丸く包んだら完成

大福の中身はいちごやバナナ、マスカットなどアレンジ自由なのでお好みのものを準備してみてくださいね。

和菓子作りがしやすい住まいとは?

個人的に、和菓子作りがしやすいと思う住まいの条件を挙げてみます。

材料をストックできるパントリー

今回ご紹介したレシピに登場してくる材料は、未開封であれば常温保存できるものがほとんどです。保存期間が長めのものが多いので常備しておくのに適しています。

食材を多めに買い物すると困るのが保存場所ですよね。和菓子作りを楽しむだけでなく、材料を保存する際に困らないためにも”パントリー”があるととても便利です。和菓子作りで必要になってくる粉類や砂糖などを、いつも常備している食品に加えて並べておくと普段のおやつ作りが充実してきますよ。

家族が多い場合やお料理がお好きな方にとっては、収納するものが食品にだけにとどまりません。徐々に食器や調理道具も増えてくることもあるので”パントリー”があるといつものお料理の時間がさらに快適になること間違いなしです。

カウンターキッチンがあれば広々作業が可能

食材や調理道具を保管できるパントリーとともに、あると便利なおうちの設備といえばカウンターキッチン。おやつ作りやお料理をするときには作業スペースも十分にあるといいですよね。

例えば、お団子を作る際に、白玉粉とお水をボウルの中で混ぜ込んだ後、生地を丸める工程があります。丸く形作ったお団子の生地をバットなどに並べるときにはスペースが必要になります。

また、和菓子作りの合間に出た洗い物を洗ったり、お湯を沸かすためにコンロを使用したり…。作業スペース、水道、コンロなどキッチンの空間で動線ができていると作業効率が変わりますよね。

小さいお子さまがいる家庭では、カウンターキッチンであればリビングで遊んでいる姿を見守ることもできますし、「一緒に作ってみる?」と声をかけながら過ごすことができるのでコミュニケーションも取りやすくなります。

和菓子作りを家族で楽しもう!

和菓子の材料はスーパーで簡単に手に入れられるものばかりです。

わが家には小麦、乳、卵アレルギーの子がいますが、和菓子はアレルゲンとなる材料を使っているものが少なく、普段のおやつ時間に大活躍しています。あんこもお団子も安心して食べることができますし、原材料選びから手を動かすところまで、すべて楽しむことができます。

食材の勉強にもなるので「作って楽しい」、「食べておいしい」、「食材の知識がつく」といいことづくしです。和菓子作りでみなさんも素敵なおうち時間が過ごせますように。

さと

さと

2児の母。ブログ「まんまびより」にてスイーツ情報やレシピ、子どもとの生活で楽しめるイベントを発信中。甘いもの、コーヒー、お絵かき、映画が好き。ママ、まんま(ごはん)、そのまんまを楽しんで、ゆったりのんびり生きていく。

※このページの内容は、2020年11月21日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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