意外な料理にも使える! 素材の栄養たっぷりの「野菜ジャム」を作ろう

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ジャムといえばフルーツのジャムをイメージされる方が多いと思いますが、野菜を使ったジャムもたくさんの種類があります。

私は趣味で家庭菜園をしていますが、一度に同じ野菜をたくさん収穫するので、野菜の保存や消費に困ってしまうこともあります。そんなときは、栄養はそのままに長期保存ができる野菜ジャムを作っていろいろな味わいを楽しんでいます。

今回の記事では、野菜ジャムの魅力や作り方などをご紹介します。

野菜ジャムとは? 体にうれしい魅力

みなさんは野菜でジャムを作ったことはありますか? 私は野菜ジャムの存在を知ったとき「美味しいの?」と、疑ってしまう気持ちがありました。

しかし、ヨーロッパでは野菜の保存方法の1つとして一般的です。フランスではジャムは「コンフィチュール」や「タルティネ」と呼ばれ、古くから親しまれてきました。自分で作るジャムは素材の甘みだけで作ることができるので、体にも嬉しい効果がたくさんあります。

野菜ジャムの魅力1. 糖分を控えられる

ジャムというと、以下のようなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

・砂糖がたっぷり
・糖分の摂りすぎに注意
・ダイエットや健康に不向き

ところが野菜ジャムのなかには、砂糖を使わずに野菜の甘みだけを生かして作られるものもあります。「少し甘いものが食べたいな」というときに、糖分を控えながらおなかを十分に満たせるのです。

野菜ジャムの魅力2. 野菜の栄養を手軽に

野菜をたくさん食べたいと思っても、一度に食べられる量には限りがありますよね。その点、野菜ジャムは野菜の水分が抜けて凝縮されているので、生で野菜を食べるよりも一度にたくさんの量を食べることができます。

野菜ジャムの魅力3. 長期保存に向いている

生野菜は冷蔵庫で保存すると、1週間ほどで傷んできてしまいます。せっかく買いだめをしても、使いきれずに捨ててしまった経験のある人もいるのではないでしょうか。
ジャムにして密閉容器に入れておけば、10日~2週間ほど保存期間を延ばすことができます。さらに煮沸された瓶で保存すれば、3ヶ月から半年ほどの長期保存も可能です。

野菜ジャムの魅力4. 幅広い年代の人が食べられる

ジャムにすることで野菜の甘みが増え、食感が柔らかくなるため、野菜が苦手な子どもでも食べやすくなります。また、野菜の繊維や硬さが気になるご年配の方も安心して食べられますよ。

野菜ジャムの魅力5. レパートリーが増える

ジャムというとパンやクラッカーに塗る食べ方が一般的ですが、野菜ジャムはサラダのドレッシングやパスタソースとしても使うことができます。野菜ジャムの種類によっては、おかずの代わりにもなりますので、わが家では作り置き食材としても重宝しています。

野菜ジャムの作り方

家庭菜園の採れたて野菜をジャムに

わが家では、家庭菜園で採れた野菜を使って野菜ジャムを作っています。
そもそも私が家庭菜園に目覚めたきっかけは、管理栄養士の養成校時代に野菜ソムリエプロの資格を取得したことでした。資格の課題に「野菜を育て、観察する」というものがあったのですが、当時の私は虫が苦手だったため、前向きには捉えられませんでした。

そのときに育てたのが、土を使わないかいわれ大根です。1週間ほどで発芽から収穫までできるかいわれ大根の成長を毎日見守っているうちに、野菜を育てる魅力に引かれていきました。
それからの私は、自ら土を買いに行き、種を植えることから始め、今では家庭菜園歴8年を迎えようとしています。それまでは1年に数回しか足を踏み入れなかったルーフバルコニーも、水やりや野菜の成長を見守るために、今では1日に2回は出ています。

私は季節に合わせて、春には絹さやえんどう・玉ねぎ、夏にはきゅうり・トマト、秋にはさつまいも、冬にはキャベツや白菜など。これまでに、50種類以上もの野菜を育てています。ずっと気になっていた虫も、日当たりのいいルーフバルコニーということもあり、困ることはあまりありません。
食事を作っている最中に野菜が少ないと感じるときは、旬の野菜をすぐに収穫できるので、家庭菜園が趣味でよかったと思っています。

野菜ジャムレシピ1. 玉ねぎの甘みで作るトマトジャム

基本の野菜ジャム作りはとても簡単です。今回のレシピは砂糖不使用ですが、野菜の甘みを存分に感じられるので生の野菜が苦手な方にもおすすめです。

<材料>

・トマト:3玉
 ・玉ねぎ:1玉
 ・オリーブオイル:大さじ1
 ・水:100ml

<作り方>
① トマトはヘタを取り、湯剥きをして皮を取り除いておきます。
② ①のトマトを種と一緒にざく切りにします (この作業をすることで、ジャムを作りやすくなります) 。
③ 玉ねぎは薄切りにして鍋に入れ、水を100ml加えて弱火~中火にかけ、水分がなくなって飴色になるまで、火にかけ続けましょう。
④ ③の玉ねぎをフードプロセッサーにかけます。
⑤ 鍋に②のトマト、④の玉ねぎ、オリーブオイルを入れて、トマトを潰しながら弱火~中火で火加減を見ながら煮詰めます。トマトの水分の煮詰め加減は、お好みの硬さになったら完成です。

<美味しく食べるためのワンポイント>

・玉ねぎは甘みを出すために使うので、火にかけるときには焦がさないように火加減に注意しながら水分を飛ばしてください。
・フードプロセッサーにかける時間を変えることで、玉ねぎの食感の違いを楽しめます。
・でき上がったジャムは、トマトソースやケチャップの代わりとして、パスタやオムライスに合わせて食べるアレンジもおすすめです。

野菜ジャムレシピ2. さつまいもとりんごのジャム

<材料>
・さつまいも:300g
・りんご:1個
・水:150ml

<作り方>
① さつまいもは皮を剥き、1cm幅に切って水にさらしておきましょう。
② りんごは皮を剥き、芯を取り除き、いちょう切りにします。
③ ①と②、水を鍋に入れ、弱火~中火で煮詰めてください。
④ 柔らかくなり、水分が飛んだらフードプロセッサーで滑らかくなるまで混ぜて完成です。

<美味しく食べるためのワンポイント>
・時間があるときは、③の段階で先にりんごだけを入れ、塩を1つまみ入れて混ぜた後、しばらく置いておき、りんごの水分を出してしまいましょう。素材の味を楽しみたい場合は、水を入れずにりんごの水分だけで煮るのがおすすめです。
・りんごの方がさつまいもよりも火の通りが早いので、煮詰めるときはさつまいもを先に鍋に入れると火の通りが均一になります。
・バターを15gほど加えるとジャムにコクが生まれますので、お好みで試してくださいね。

野菜ジャムレシピ3. にんじんジャム

<材料>
・にんじん:1本
・レモン汁:大さじ1~2
・水50cc

<作り方>
① にんじんは皮を剥いて1cm幅に切り、耐熱容器に入れて500W2~3分、電子レンジで蒸します。
② ①をフードプロセッサーで細かく砕きます。
③ 鍋に②、レモン汁、水を入れ、水分がなくなるまで煮詰めます。

<美味しく食べるためのワンポイントアドバイス>

野菜ジャム作りのポイント

フードプロセッサーにかける時間を変えることで食感を調整できるので、子どもからご年配の方まで幅広い年代の方に合わせられます。今回はすべての野菜ジャムで砂糖を使用していませんが、甘さを加えたい場合は、砂糖やはちみつを使ってお好みの甘さにしてください。

野菜ジャムの保存期間が長くなるほど気をつけなければいけないのが、菌の発生です。空気に触れたり水分に触れたりすることで、菌の繁殖が進んでしまいます。すぐに食べきれない場合には、煮沸した瓶などに入れて保存するとより安心して食べられますよ。

ただし、一度開封したものはなるべく早く食べるようにしてください。調理した時期を忘れないためにも、マスキングテープなどで調理日を記入しておくと管理がしやすくなりますよ。

おうちで野菜ジャム作りを楽しもう

収穫した野菜を適切に保存するためにも、キッチンは広々とした物件がおすすめです。とくに野菜ジャム作りで大切にしたいのがコンロの数です。

3口コンロがある物件

ジャムはコトコトと時間をかけて煮詰めながら水分を飛ばしていきます。急いでいるからといって強火で加熱してしまうと、せっかくの野菜ジャムが焦げつく原因にもなります。そのため、コンロの数はゆとりのある3口コンロがおすすめです。

3口コンロがある物件であれば、ジャムを作っているときにも一緒にお茶を沸かすなど、ほかの家事も同時に進められます。また、数種類のジャムを一度に作りたい場合には、スムーズに調理するためにも、物件選びのときにコンロの数に注目しましょう。

ルーフバルコニーのある賃貸物件

私が長く趣味として家庭菜園を続けられている秘訣は、ルーフバルコニーにあります。ルーフバルコニーは、階下住戸の屋根部分を室外のスペースとして使っている場所です。別名ルーフテラスとも呼ばれており、家庭菜園を趣味とされている場合には、広めのベランダがある物件や、ルーフバルコニー付きの物件をおすすめします。

家庭菜園をしていると土作りなどが必要なので、プランターを置く以外にも作業スペースがあると、ストレスなく家庭菜園を楽しめます。また、常に日当たりがよく、雨が当たるところもルーフバルコニーで家庭菜園をするメリットといえるでしょう。

野菜を育てるときに欠かせないのが、日光です。ルーフバルコニーで野菜を育てると、日差しが当たる時間が長いため、野菜の成長速度が速くなり、失敗する原因を減らせます。さらに、雨の日には水やりをする時間を省き、ゆっくりと時間をかけて土全体に水が行きわたるので、土の生育にも役立ってくれます。

まとめ

家庭菜園で野菜を育てていると、同じ時期に収穫が重なり、食べることに一生懸命になる必要がありました。自分が育てた野菜を無駄にすることなく、長期保存できる方法を探すなかで出会ったのが野菜ジャムです。

野菜ジャムはフルーツジャムに比べて馴染みがなかったため、初めは不安な気持ちもありましたが、食べてみるとすぐに魅了されました。砂糖を使わず、野菜の甘みだけでとても美味しいジャムができるので、罪悪感もありません。自然な甘みなので、普段の食事にもアレンジ次第で活用できることも分かりました。

太陽をたくさん浴びて育った野菜を、広々としたキッチンで調理する。このような時間を過ごしていると心にゆとりが生まれるので、毎日忙しく過ごされている方にこそおすすめしたい暮らしといえます。

住吉彩

住吉彩管理栄養士・野菜ソムリエプロ

大学卒業後、病院管理栄養士として1,000人以上の方に食事サポート、栄養管理、健康教室などを行う。その後「食の力で心身ともに"健幸"となり、彩り豊かな人生を自己実現できる社会を作りたい!」と考え独立。現在は健康や食に関するセミナーの主宰やサポート、企業とは記事監修や事業立ち上げ、商品開発を行っている。

※このページの内容は、2021年4月19日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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