熊本の郷土料理「だご汁」って知ってる? だご汁定食でホッと温まろう

熊本の郷土料理「だご汁」って知ってる? だご汁定食でホッと温まろう

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寒い季節になると、鍋や汁物など体が温まるものを食べたくなりますよね。私の暮らす熊本では、汁物の定番として「だご汁」が有名です。
だご汁とは、だんご汁のこと。熊本では「だんご」を「だご」というため、そう呼ばれていますが、隣県の大分県では「だんご汁」と呼ばれています。

各地方にはさまざまな名物の汁物がありますが、熊本ではだご汁をメイン料理として食べることが多いです。地元の定食屋さんなどでも、「だご汁定食」として提供されているのをよく見かけます。
今回は、根菜類がたっぷりで食べ応えもばっちりな「だご汁」の魅力を、熊本の暮らしとあわせてご紹介します。

熊本県の魅力の一つはグルメ!

熊本で暮らして10年

私の故郷は福岡県。仕事の関係で熊本に来て10年ほどが経ちました。街の中心部には熊本城がそびえ立ち、移住当初は路面電車が行き交う街中での暮らしはとても新鮮でした。

現在はバリバリの熊本弁を話す6歳の娘と、2020年に生まれた息子との4人暮らしで、わが家はすっかり熊本県民となりました。ちなみに、娘は夏に阿蘇山で食べるジャージー牛乳ソフトや、おやつに食べる芋天、いきなり団子などのご当地グルメが大好きです。

熊本には名物グルメがいろいろ

熊本にはさまざまな特産品があります。肉は馬肉に赤牛、魚介は鯛や車海老に紫ウニ、野菜は唐芋に赤なすなど。
また、熊本グルメとして全国でも有名なものといえば「馬刺し」ですね。馬刺しをお取り寄せグルメなどで楽しんでいる方も多いでしょう。

一般的な通販でお取り寄せできる馬刺しは、「赤身」や「霜降り」といったロースやバラがメインです。しかし、地元熊本では希少部位であるタンや心臓、イチモツなども馬肉専門店で手に入れることができます。
馬肉ならではの部位である「フタエゴ」や「タテガミ」は、他の食肉にはない甘みと食感が特徴です。見た目は白く、ただの脂身にも見える部位なのですが、食べてみるととてもあっさりして、九州特有の濃い甘口醤油がよく合います。

私は、とくに「桜納豆」と呼ばれる馬肉と納豆を合わせた一品が好きです。「馬肉に納豆?」と、最初はとても驚きましたが、絶品なのでぜひ試してみてほしいです。自宅でも簡単に調理できるので、お酒のアテに作ることもあります。

熊本ではさつまいものことを「唐芋(からいも)」と呼びます。その唐芋を使った衣が厚めの芋天やいきなり団子なども県民に愛されるご当地グルメです。

冬におすすめ、「だご汁」とは?

熊本の「だご汁」とは「だんご汁」のことで、小麦粉を使った平らなだんごが入った汁物です。
だご汁は忙しい農家の人たちが「時短で作れて腹持ちがいい料理」として作られたといわれています。根菜を中心とした季節の野菜を煮立て、味噌や醤油で味付けしたとてもシンプルな料理です。鶏肉や豚肉を入れると食べ応えがあり、食材のバランスがいいのでわが家では重宝しています。

私は福岡県出身なので移住前は球体のだんご汁しか知らなかったのですが、初めて熊本でだご汁を食べたときはその形に驚きました。お土産として売っているだご汁は、麺状のものが多いのも特徴です。

地方や家庭によってさまざまなバリエーションがあるのも魅力の一つといえるでしょう。

「だご汁」の魅力、愛されるワケ

だご汁が長く家庭料理として愛されている理由は、その手軽さにあると感じています。短い時間で調理でき、腹持ちもいいです。朝昼晩、どのタイミングでも美味しく食べられる万能さがあります。

シンプルな味付けは素材の美味しさを引き立て、根菜がたっぷり入っただご汁が体を芯から温めてくれます。どの世代の人でも美味しく食べられるので、どっさり作って鍋のように囲んで食べるのもおすすめですよ。

だご汁の作り方

続いて、だご汁の基本的な作り方からアレンジレシピまでご紹介します。シンプルなだご汁は手軽に調理できるので、忙しい人にこそおすすめです。

基本のレシピ

材料(具材の量はお好みで)
・いりこ出汁(顆粒出汁でもOK) 
・大根(いちょう切り)
・人参(いちょう切り)
・しいたけ(薄切り)
・ごぼう(笹掻き)
・小ねぎ

●だご
・小麦粉 100g
・水 1/4カップ
・塩 少々

●汁
・味噌もしくは醤油
・みりん
・白だし

作り方
①小麦粉と塩をボウルで混ぜ合わせましょう。
②水を少しずつ加えたら、耳たぶくらいの固さになるまで練ります。
③ツヤが出てきれいにまとまったらラップに包んで冷蔵庫で寝かせます。30分以上寝かせると弾力が増します。

④大根、人参、しいたけ、ごぼうを切りましょう。ごぼうは酢水でサッとすすぐとあく汁が取れます。
⑤出汁に刻んだ野菜を入れ、煮立ててください。
⑥冷蔵庫で寝かせておいただごを一口大にちぎり、平たくしながら煮立った鍋に投入します。

⑦味噌もしくは醤油で味付けをしたら、みりんと白だしで味を調えます。
⑧器に盛り、お好みで小ねぎを散らせば完成です。

わが家流アレンジレシピ

わが家流のだご汁は、基本レシピにキャベツを加えます。焼いたキャベツは香ばしく、普段のお味噌汁にもぴったりです。

材料
・顆粒出汁
・大根(いちょう切り)
・唐芋(いちょう切り)
・ごぼう(笹掻き)
・こんにゃく
・キャベツ
・白ねぎ

●だご
・小麦粉 100g
・水 1/4カップ
・塩 少々

●汁
・味噌
・みりん
・白だし
・ごま油

作り方
①小麦粉と塩をボウルで混ぜ合わせます。
②水を少しずつ加え、耳たぶくらいの固さになるまで練りましょう。
③ツヤが出てきれいにまとまったらラップに包み、冷蔵庫で30分寝かせましょう。
④大根・唐芋・ごぼう・キャベツを切り、こんにゃくをちぎります。
⑤切ったキャベツをフライパンに入れて、強火で炒めましょう。

⑥鍋に出汁と切った大根、ごぼうを投入したら、煮立てます。
⑦冷蔵庫で寝かせておいただごを一口大にちぎり、平たくしながら煮立った鍋に投入していきます。
⑧鍋の中にフライパンで炒めたキャベツを投入しましょう。
⑨味噌を入れ、みりんと白だしで味を調えます。
⑩器に盛り、ごま油を回しかけ、ねぎを散らしたら完成です。

だご汁のお供「高菜めし」レシピ

だご汁と一緒に食べる定番のご飯ものは高菜めしです。ピリッと辛い高菜ごはんと根菜の甘みを感じるだご汁の相性は抜群です。
わが家でもだご汁と一緒に高菜めしを食べるのが定番なので、高菜めしの作り方も紹介します。

材料
・高菜 
・米
・水
・ごま油
・白ごま
・顆粒だし

作り方

①白米を普段どおりに炊きます。
②高菜を細かく刻みましょう。
③熱したフライパンにごま油を多めにひき、刻んだ高菜を炒めます。
④顆粒だしを少し加えて味をお好みで調整しましょう。
⑤炊き上がった白米に、炒めた高菜を合わせて混ぜます。
⑥お好みで白ごまをふりかけたら完成です。

高菜めしは冷めても美味しいので、おにぎりにしておくのもおすすめです。

だご汁、おすすめアレンジレシピ

だご汁に入れる野菜を変えることで、季節の変化も楽しめます。火を通して美味しい野菜であれば、何を入れても大丈夫です。ここからは、いくつかだご汁アレンジをご紹介しますね。

あっさりした味わいが好きな人向け
[出汁]醤油ベース
[野菜]なす、キャベツ、水菜、長ねぎ、白菜、小松菜など

とろっとした汁物が好きな人向け
[出汁]味噌ベース
[野菜]なめ茸、しめじ、えのき、しいたけなどのきのこ類、オクラ、里芋など

甘めが好きな人向け
[出汁]味噌ベース(米味噌や麦味噌がおすすめ)
[野菜]里芋、かぼちゃ、唐芋などの芋類を多めに

ピリッと辛味が欲しい場合は、一味や七味の他、柚子胡椒もよく合います。九州ではうどんや味噌汁に柚子胡椒を入れる人が多いです。柚子の風味が食欲をかき立てられます。

「豆乳だご汁」は子どもにもおすすめです。汁は水と豆乳を半分の割合で入れ、味噌、鶏がらスープで仕上げます。具材には、根菜類やブロッコリー、玉ねぎやきのこ類も相性っぴったりです。
子どもが好きなウインナーを入れてもOK。大人は黒胡椒をふりかけても美味しいですよ。毎日の味噌汁に飽きてきたときに、クリーミー仕立てのだご汁を試してみてはいかがでしょうか。

さまざまなバリエーションがあるのがだご汁の魅力なので、いろいろなアレンジを楽しんでみてくださいね。

だご汁が美味しい、熊本の住み心地

熊本県には、世界有数のカルデラを誇る阿蘇山があり、路面電車が走る街の中心部からは熊本城を眺めることもできます。郊外には温泉資源も豊富です。

一人暮らしにおすすめのエリア:熊本市中央区

熊本市の中心となる中央区エリアは一人暮らしにおすすめです。熊本城を展望でき、上通下通というメインストリートは飲食店や衣料品店で栄えているため、生活に不自由することはないでしょう。

メインストリートの裏通りにあたる上乃裏通りには、隠れ家的な飲食店が立ち並び、いつもにぎわっています。
熊本の飲食店はどこもリーズナブルで美味しいのも特徴です。天草で採れた新鮮な海鮮類、阿蘇で育った赤牛や馬肉、菊池で採れた新鮮野菜に米、地産地消で営んでいるお店も少なくありません。
また、路面電車やバスで市内近郊を移動できるので、利便性もいいです。2019年にオープンしたSAKURA MACHI Kumamoto(サクラマチクマモト)には大きなバスターミナルがあり、県外行きの高速バスを利用することもできます。

ファミリーにおすすめのエリア:合志市・菊池郡菊陽町

熊本の郊外でファミリーにおすすめのエリアは、合志市と菊池郡菊陽町です。暮らしに必要なものがすべてそろう大型ショッピングモールが複数あり、郊外でありながら快適に暮らせます。
熊本市中心部には、JRやバス、市電を使えば30〜40分で到着します。

阿蘇にも40〜50分ほどで行ける立地なので、休日にドライブがてら子どもとアウトドアを楽しむこともできます。四季折々の変化を感じられる阿蘇の景色は、熊本で暮らす魅力の一つです。
春には阿蘇国立公園内にある「くじゅう花公園」で色とりどりの花を楽しみ、夏は大観峰で阿蘇の風を感じながらジャージーソフトを味わう。秋には一面を銀色に染めるススキの絶景を見ることができます。冬は雪化粧をした阿蘇山を眺めながら、温かいだご汁をすするのも醍醐味といえるでしょう。 また、合志市付近には温泉施設が複数あり、温泉巡りをしながら家族でゆっくりとした休日を過ごせます。

まとめ

熊本の郷土料理「だご汁」は、季節の野菜をふんだんに味わえる満足感のある汁物です。
あっさりとした醤油、こっくりと食べられる味噌、クリーミーな豆乳などのさまざまなバリエーションで、だご汁をご家庭で楽しんでみてくださいね。ご紹介した高菜めしとちょっとした小鉢を用意すれば、だご汁定食の完成です。

kimi

kimi

熊本県在住。5歳娘を子育て中のアラサー主婦。
子育てをしながら、生活を楽しむことを日々の目標とし、在宅ワーカーとして活動中。
現在、夫と子どもと3人+ペットと一緒に2LDKメゾネット物件で暮らしています。
子育て中のママに向けたブログ『きみといっぽ』を運営。

※このページの内容は、2021年2月11日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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