田舎暮らしを始めて9年目、雪国に移住して大満足! 5つの理由とは

田舎暮らしを始めて9年目、雪国に移住して大満足! 5つの理由とは

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都会から移住し、田舎暮らしを始めて9年目になるブロガーこっこです。
家はセルフでリノベーションし、田畑で自然農法を経験しながら、薪ストーブやハンモックで暮らす日々を送っています。妻と2人の子どもとともに、大自然の中で、この環境でしか味わえない暮らしを満喫しています。

そして“この環境”とはズバリ雪! 私たち家族は初めて雪の降る地域で暮らす経験をしました。そんな経験から、今回は『雪国移住に大満足している5つの理由』をお伝えします。今後、雪国への移住を考えている方の参考になればと思います。

雪国に移住したブロガーの暮らし

ずっと都心で働いていた私は、飲食業界で長時間労働をしていました。当時は過酷な職場環境で体を壊し、うまくいなかない日々に悩み、生き方について自問自答していました。そんなときに東日本大震災が発生し、それまでくすぶっていた労働観や人生の価値観が一変したのです。

『今すぐ、自分の人生を思いっきり生きないと、幸せになれないのではないか』と感じ、妻に相談しました。そして妻のスローライフ志向にも影響され、移住先を探し始めることにしたのです。

実際に移住先が決まるまでの間も、貸し農園に通って野菜作りを学んだり、田んぼで米作りの勉強に励んだりしていました。自分で家を改修するための技術を学ぶ『セルフビルド塾』などに通い、夢の田舎暮らしの計画を進めていったのです。

初めての雪国暮らしの日々

私たち夫婦が移住したのは、滋賀県です。大小さまざまな山、関西の水瓶・琵琶湖を望む自然豊かな地域です。移住先として気になり、通い始めた時期や引越した季節は春から夏だったので、そもそも雪のことなど頭にありませんでした。

地元の方々から「降るよ、降るよ! 」と、教えてもらっていましたが、ピンとくるのに時間がかかり、どこか他人事。移住初年度は12月の中旬に雪が降り始め、みるみるうちに積もっていき、あっという間に車のタイヤが数センチ埋もれました。

「あぁ、雪国に来たんだ! 」と、実感したのを今でもハッキリと覚えています。まずは急いでホームセンターに飛び込みました。スタッフさんに相談して除雪道具をそろえ、雪かきを行い、車を出せるようにしたり、子どもと雪だるまを作って遊んだりしました。

田舎では仕事や買い物に車を使うのが一般的です。除雪に時間がかかって遅刻しかけたり、買い物帰りに車が雪で滑ってゾッとしたりという経験を、何度もしました。人と会う約束や出かけるはずだったイベントも雪で中止になったりもしましたが、一番の思い出は大雪のときの車中泊です。

記録的な大雪に見舞われ、幹線道路が完全にマヒ。油断して雪対策を怠った車が次々と動けなくなり、大渋滞が起こりました。それに巻き込まれた私は、40分で帰宅できるはずの道のりを12時間もかけて移動することに。しかし、結局動かない渋滞の中を進むのをあきらめて、車中泊でしのいだのです。帰宅したらすぐに自宅の除雪を行い、フラフラになりながらも家を守りました。

雪国の暮らしを克服できた理由

雪のない都会から移住してきた私を、強く、鍛えてくれたのは仕事です。今でこそブロガーとしても仕事をしていますが、当初はあちこちの田舎特有の仕事をいくつも掛け持ちして働いていました。

移住先で選んだ仕事の1つがスキー場のスタッフです。冬は毎朝4時に起きて、除雪してから出勤する日々。駐車スペース、屋根の上の太陽熱温水器の除雪、落ちた屋根雪の除雪など。朝から「筋トレ」のようでした。

そして凍った道路を、時間をかけてゆっくり走行しながら出勤し、再び職場でも除雪作業を行います。ここまでくれば、車の移動も除雪もあっという間にうまくなり、除雪道具の扱いもかなり上達しました。今では小さな除雪重機や投雪機なら運転操作もできるようになり、すっかり雪国の住人に成長しました。

地域特性のある場所で生活していると特別なスキルが身につき、自分のレベルも上がるので、自信をもって暮らしていけるようになります。

暮らし方の変化でわかったこと

雪のない都会から移住してきた私たちが感じたことは、生活の中で『雪を基準に物事を考える』という点でした。

「雪が降るから先にあれをやっておこう」
「大雪予報だから、いつもより時間がかかるな」
「雪予報だから来週は子どもたちと遊ぶことにしよう! 」

こんなに自然現象を身近に感じながら暮らしてきたことは今までなかったので、新鮮でした。確かに大変な除雪作業などはありますが、これこそが私たち家族の求める、自然の中で暮らす田舎暮らしの醍醐味だと確信したのです。

さらに雪があることによって薪ストーブの恩恵を深く感じ、冬が楽しみになりました。自分で薪割りをして2年間乾かした薪を雪の積もった薪棚まで取りにいき、薪ストーブにくべる。ゆらゆらゆれる美しい炎の先には、チラチラと舞う小雪が見える。このコントラストがとにかく贅沢な時間で、私たちの生活の大きなアクセントになっています。

雪国移住に大満足! の5つの理由

あなたは田舎に移住する計画を立てた場合、雪国を避けますか?イメージだけでデメリットばかり気になって、選択肢から外していませんか?

ここからは、雪国に移住して9年目の私が、雪国移住に満足している5つの理由を、紹介していきます。

(1) 雪国移住は特別な仕事に就ける

先ほども紹介しましたが、私はスキー場で働いていました。どこにでもある仕事ではありませんが、多くの人はあまり選択肢に入れる仕事ではないでしょう。スキー場で働いていると、雪の扱いや除雪の技術が上がります。パトロール隊員やリフトやゴンドラの整備・運営なども特殊な仕事といえます。

大自然の中が職場環境で、雪に囲まれて体を動かす仕事は、都会のビルの中でデスクワークに辟易している人には興味深いものです。せっかく雪国移住したならば、そこでしかできない仕事を、アルバイトでもいいので体験してみると人生が楽しくなりますよ。

その他にも、私の暮らす地域では以下のような仕事があります。

・スキー・スノーボードのインストラクター
・温泉観光地のスタッフ
・町の除雪作業員
・雪山登山ガイド
・薪ストーブ屋

あなたに合う仕事があれば、雪の中でも充分楽しんで暮らせるでしょう。

(2) 雪が家族の団らんをもたらす

気温が下がり、雪が降りはじめると、強烈な寒さを感じるものです。本能的に暖かさを求めますが、エアコンなどの温風は乾燥しますし、電気代も高いです。石油ストーブは灯油代もかかり、燃やすと臭いもします。コタツもいいけれど、部屋全体は暖かくなりません。

そこで私が冬場、毎日使用しているのが薪ストーブです。遠赤外線のジワジワと伝わってくる暖かさに加えて、炎の姿を見ていると、視覚的にも温もりを感じられます。寒くなるほど薪ストーブの暖かさのありがたみが身にしみ、薪をたくさんくべれば1枚服を脱いでも大丈夫なくらい、贅沢な暖かさが手に入ります。

また、薪を無料で確保できれば燃料費はタダ。集める手間はかかりますが、自分で手に入れたエネルギーを使って家族と暖をとる行為は、家族団らんの時間をより幸せにしてくれます。自然に薪ストーブの周りに家族が集まってくる光景も、いいものですよ。

雪は寒さの象徴だけではなく、暖かさをもたらすきっかけにもなります。これは雪国に移住した人にしか体験できない貴重な暮らしといえるでしょう。

(3) 大自然の美しさとその力

「朝起きたら一面雪景色だった! 」という光景は、珍しいことではありません。まだ誰も歩いていないまっさらの雪道や、田んぼや畑の境界線がわからないほどの雪の海。雪が乗って頭を垂れる木々や、太陽を浴びてキラキラと光り輝く山肌は、何度見ても車を停めてでも眺めたくなる風景です。

田舎の地域は田んぼなどが広いので、どこまでも一面雪が続いています。そこには動物の足跡がついており、どんな動物がどのように歩いていったのか、子どもと一緒に想像するだけで会話が弾むでしょう。

もちろん吹雪のときもありますし、大雪のときもあります。除雪だって大変だし、寒いのは間違いありません。しかし、雪があるからこそ冬にしか見ることのできない、美しい風景が心を震わせてくれます。そういった大自然の魅力に引き寄せられて、たくさんの観光客が訪れ、地域経済を助けているのです。

自然がつくり出す壮大な風景には、地元の人を魅了し、観光に訪れる人にも感動を与える素晴らしい力があることに改めて気づきました。

(4) 雪は子どもの最高の遊び相手

子どもは雪が大好きです。朝起きて、カーテンを開けて雪が積もっていたら大喜び。さっそく防寒着に着替えて雪遊びの開始です。
雪だるまを作ったり、雪に絵を描いたり、穴を掘ったり、飛び込んだり。ブカブカの手袋が脱げても気にならないほど熱中して遊び続けています。そんな姿に忙しい大人も感化されて、子ども心が蘇り、一緒になって遊ぶのが定番の流れです。

腕力と体力を活かして、大きくて高いソリ滑りの坂を作ってみたり、かまくらを作って子どもを入れてみたりと、一緒になって遊べます。子どもにとって親が一緒になって遊んでくれることは大きな楽しみと喜び。そして最高の思い出となり、大人になっても心に残り続け、宝物になるでしょう。

子どもたちは工夫し、体を使い、冷たさと柔らかさを感じながら雪にまみれる日々。それは好奇心や挑戦する心にもつながり、一冬であっという間に成長していきます。雪遊びは子どもを輝かせ、魅力的にし、親には特等席でその変化を見守れる幸せがあります。

(5) 仲間を呼ぶなら雪を使え!

あなたが友人を呼ぶなら、どんな誘い文句を使いますか?

・美味しいお酒がある!
・BBQできる!
・珍しい食材が手に入った!

確かに、どれも魅力的でいいセリフです。しかし、雪国にいるならば、たくさんの価値を上乗せして友人を誘ってみませんか?

友人に子どもがいるならば”雪遊び”が口説き文句になりますし、ウインタースポーツ好きなら無条件でやってくるでしょう。都会暮らしで雪のある生活と無縁の人からすると、雪は特別なもので、お金を払ってでも体験したいと思う人も少なくありません。

私も冬に仲間を呼ぶときは、薪ストーブや雪遊びで口説きますし、除雪作業ですら珍しいので喜んでやってくれます。雪があるからこそつながれる時間がもてるというのも、素敵なことだと思います。

田舎の雪国として滋賀県は最高!

雪レベルも選べるエリアの豊富さ

これまでまったく雪を経験してこなかった人が地方移住を考えた場合、東北や北海道はハードルが高いものです。積雪量も多く、気温もかなり低いので段階的に慣れていかないと厳しいでしょう。

私が選んだ滋賀県は県全体の面積も広く、雪が降る地域もあれば、ほとんど降らない地域もあります。たとえば、琵琶湖の右側は湖東と呼びますが、ほとんどの人が冬場でも車は2駆でノーマルタイヤ。その一方で、琵琶湖の北側の湖北エリアでは車は4駆でスタッドレスタイヤが主流です。

それに加えて山側の地域や琵琶湖近くの地域など、さまざまなエリアで住み分けができるのも魅力的です。住む場所によって雪の量もある程度は予測できるので、心配な人は南側や京都に近い地域がいいかもしれません。もっと自然に囲まれて暮らしたい人は琵琶湖の西側・湖西地域や湖北地域がおすすめです。

京都・大阪にも近くて初心者向け

滋賀県がほどよい田舎で移住初心者にもおすすめの理由は、京都と大阪に近いところです。

都心エリアにも通勤可能ですし、気晴らしの買い物にも気軽に出けられるので、今までの暮らしの延長として生活ができるイメージです。
とくに人口の多い大津市や草津市などでは、ほとんど都会と変わらない暮らしができます。そのため、どっぷり田舎暮らしを目指さず、雪も心配という人は、これらの地域を選ぶのもおすすめです。移住した先でうまくいかないことがあったときや、都会が恋しくなった場合でも、近くに便利な街があると何かと安心ですよね。

それは子育て世代にも当てはまり、大きな病気があったときでも京都・大阪が近いと専門病院がそろっているので不安も軽減されます。

おすすめは高島市

お試し移住で雪に慣れていこう!

今回、雪国への移住の魅力と大変さを紹介してきました。
私もまったく雪国暮らしの経験がありませんでしたが、少しずつ慣れていけたのは仕事とお試し移住のおかげです。仕事は冒頭でも説明しましたが、お試し移住とは『本当にここで暮らせるか、試験的にしばらく過ごしてみる』という意味があります。実際に住む場所を変えてみて、その地域や雪の暮らしに慣れていくことをおすすめします。

田舎暮らしだからといって、いきなり古民家での初雪体験は大変です。最初はある程度快適で住み心地のいい家を借りるのがコツ。移住先でずっと暮らせていける自信がついたら、念願のマイホームを購入するのが失敗がないと思います。

興味のある方は、まずは賃貸から移り住んで新しい雪国暮らしを楽しんでみましょう。そして、雪国でしか味わえない体験を家族や仲間と共有してみてくださいね。

こっこ

こっこ田舎暮らし案内人ブロガー

coccoblogを運営し、田舎暮らしを夢見る人を応援。移住の準備から方法、仕事、子育て、暮らし方まで紹介。ブログからの移住者も多数誕生!

関西の田舎で空き家をセルフリノベーションして、薪ストーブ、家庭菜園を楽しみながら田舎暮らし中。一男一女のパパ。趣味はDIYと薪割り。

※このページの内容は、2020年12月14日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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