12月12日~14日開催のエコプロダクツ2013が開幕

国内最大のエコプロダクツ展国内最大のエコプロダクツ展

12月12日(木)~14日(土)の3日間、東京ビッグサイトにてエコプロダクツ展2013が開催されている。
12日の初日は、第10回エコプロダクツ大賞の授賞式からはじまった。PRESS編集部がイベントの様子とエコプロダクツ大賞の授賞式の様子を取材。
今回、会場の様子などもいち早くレポートしつつ、特に住まいに関するエコについて、どんなものが受賞されたのかをお伝えしたい。

家族と一緒に訪れて身近な「エコ」を感じるのにいい機会

エコプロダクツ2013の会場は、行政、企業、大学など多種多様な展示ブースが並んでいた。出展企業を見ると、住宅、建材、電気、食品、製紙、エネルギーなど、様々な分野の大手から中小企業までと幅広い。製品展示以外にも、体験型のワークショップやイベントが開催されており、一般入場者とのコミュニケーションも考えられている。

大手企業の出展ブースをのぞいてみるとビジネス目的よりもどちらかというと、クイズや映像などを流し、一般入場者を意識したイベントだと感じた。
初日にも関わらず、社会科見学で訪れている小学生や中学生も多く、一生懸命各ブースを回って見学していた姿が微笑ましい。
12月14日の土曜日まで行っているので、家族と一緒に訪れ「住まい」をはじめとした身近な最新のエコを感じる場としてもいいかもしれない。入場料はWEBサイトで事前登録することで無料となる。

子供と一緒に「エコ」を感じられるイベントだ子供と一緒に「エコ」を感じられるイベントだ

住まいに関連した受賞製品、サービスを紹介。2013年の各社が取り組む最新エコとは?

エコプロダクツ2013の授賞式の様子エコプロダクツ2013の授賞式の様子

そもそもエコプロダクツ大賞とは?と思っている方も多いはず。エコプロダクツ大賞は今年で10回目を迎え、すぐれたエコプロダクツを表彰することを通じ企業等の取り組みを支援、開発・普及の促進を図り、正確な情報を事業者や消費者等に広く伝えることが目的の大賞だ。
各企業の最新のエコへの取り組みを知るほかに、例えば住まい選びをする際、その製品やサービスが本当にエコなのか?と考える指標となると思う。

今年は92の製品、サービスからの応募があった。その中で、エコプロダクツ部門で13製品、エコサービス部門で9サービスが受賞している。今回は、「住まい」に関したものをいくつか取り上げて紹介する。

■日本乾溜工業株式会社「雑草アタックS」 ・・・農林水産大臣賞受賞
 土と竹とにがりから生まれた雑草の生えない土だという。雑草をとる手間がはぶけるので、庭やベランダなどで手軽に植物を育てたいという人には向いている土と感じた。各行政から受賞を受けており、今回農林水産大臣賞を受賞。その性能や安全性は行政のお墨付きがあるといえる。

■大和ハウス工業株式会社「SMA×ECOプロジェクト」・・・国土交通大臣賞
 特定の製品というよりも、大和ハウス工業のスマ・エコの街づくりについてのプロジェクト。HOME'S PRESSの以前の記事でも取り上げたが、HEMSや太陽光電、蓄電池、カーシェアリングなどをとり入れた住まいづくりだ。

■ニリハ株式会社「オフセットサイディング」・・・優秀賞(会長賞)
 国産材の製材後、背板や端材など様々な木くずが残るが、それを木材チップにし活用してサイディング(外壁材)にする取り組み。
 
■YKKAP株式会社「APW330」・・・優秀賞(会長賞)
 一般的によくあるアルミではなく、樹脂でできた窓。断熱性能を高め、結露防止や住まいのエコ化を図るという。樹脂窓というと、少しゴツゴツした印象があったが、今回受賞した窓はすっきりとしたシャープなフォルムが特徴だ。

HOME'S PRESSでも国産材の問題やスマートシティへの街づくりなどについて何度か取り上げているが、「住まい」観点から見れば、今回受賞したものもそうした問題や話題に関連したものが多い。
そのほか、「雑草アタックS」のようにユニークかつ住まいが豊かになるきっかけになりそうな商材が賞をとったのは、新しい動きとしての注目点と言える。

住まいとエコについて考えてみる

2013年の1年を振り返ると、異常気象を感じる機会が多々あった。激しい雨、竜巻、勢力が強い台風・・・。地球の状況を考えても、今後は今以上に「エコ」について意識していく必要があると感じる。また、震災による原発問題などエネルギーと環境の問題は、ひとつの大きな課題である。

そもそも何故、住まいとエコが密接に考えられているのか?
答えは、日本のエネルギー消費全体(CO2排出量)の約20%が一般家庭からでているからだ。その内、住宅が影響しているのが14%となっている。

もちろん工場や車からの排出量も抑える必要があるが、特に何も排出していないと思われがちな「家」から14%も消費されているのは大きい。例えば断熱性能が低い家では冷暖房を余計に使用するなど、光熱費がかさみエネルギーも大量に消費する。
政府ではこうした光熱費などのエネルギーを低減するためにも、ゼロエネルギーハウスを目指したり、高断熱・高気密化へのリフォーム推進などを掲げている。

震災後、私たちは「節電」ということで、住まいとエコについて一時期的に意識を高め、取り組んだ実績があったが、時間が経ち徐々に風化しているように感じる。実際、私たちはなかなか最新のエコ技術や状況について知る機会が少ない。

今回のようにエコをテーマとしたイベントなどを通じて、「住まい」をはじめとしたエコと環境を再度意識していきたい。

2013年 12月12日 20時44分