自分らしいマンション選びのために必要なことを考える

自分と自分のお金を知って、ジャストサイズのマンション購入を!自分と自分のお金を知って、ジャストサイズのマンション購入を!

結婚を前提に同棲中の英子さん。知人や仕事仲間が家を買ったという話が、今春から急増中とのこと。にわかに自分もマイホームが欲しくなり、モデルルームを見学したり、住宅ローンの情報収集をしたり、と持ち味の集中力を活かして事前準備に余念がない。

3件目のモデルルーム見学で気に入ったものと巡り会ったが、他人が先に契約。泣く泣くあきらめたが先日、同じマンションでキャンセル住戸が出たと販売会社から連絡があった。さて英子さん、どうする?

自分らしいマンション選びのためには何が必要か。英子さんの事例をもとに考える。

マンションは足が早い!?

3件目のモデルルーム見学で気に入ったものと巡り会ったが、決断することができず、悩んでいる間に他人が先に契約してしまった。初めてのマンション購入で右も左もわからない中、無理のないことではあるが、英子さんにとってはかなりショッキングな出来事であった。「マンションには賞味期限があり、ぐずぐず判断を先延ばしていてはいけない」ことを学習したそうだ。

そして、英子さんの学習度合を試すかのように、販売会社から連絡があった。「同じマンションでキャンセル住戸が出ました。購入を希望するならば週末までに返答を下さい」と。絶望が希望に変わり、小躍りする英子さんであった。が、同時に一生懸命に悩んでいた時の不安が甦る。「私の資金計画で無理なく買えるのか。住宅ローンは返し続けられるのだろうか」。

住宅ローンについては情報収集したものの、自分にはどの住宅ローンが向いているのか、いくらの借入が可能なのか、自分の適性購入予算はいくらなのか。確信が持てない。前回の後悔を繰り返さないためには、週末までに目途をつけ、連絡しなければならない状況である。英子さんの頭の中は、資金計画の不安でいっぱいであった。

何のためのマンション購入?

疑問と不安を解消したいと、FP大石へ相談の申込み。個別面談で英子さんは、現在の状況と不安について熱弁。状況がとてもよくわかった。こちらから尋ねたのは、マンション購入の目的について。「英子さんは、何のためにマンションを買いたいのですか?」

結婚を前提に同棲しているが、結婚が決まっているわけではない。彼は、実家の稼業を手伝っている身で、住宅ローンの審査に合格するのは厳しいだろうと金融機関に努める知人に聞いたばかり。住宅ローンは全額を英子さんが借りることとなる。言われてみれば、彼の貯蓄額も毎月の自由に使えるお金の額も知らない。マンションを買うなら自分が買うしかないと自分で思い込んでいて、彼とはマンション購入の自己資金や頭金、住宅ローンの話もしていない。個別面談の会話の中では多くの気づきがあり、疑問や課題、確認事項が明確になってきた。

英子さんの心に浮かんだのは、「何のためのマンション購入だろう?」という自分自身への問いかけであった。

世間に振り回されないためには「自分を知る」こと

A子さんに限ったことではない。消費税増税前、金利の先高観、マンション価格の上昇懸念、など、マンション購入を取り巻く環境が変化しつつある今、自分にとっての買い時を見極めることが何よりも大切である。そのためには、「自分を知る」ことが何よりも大切。

新しいマンションを購入して、どのような暮らしをしたいのか。現在と将来の家計を知り、無理のない返済可能額を把握して、自分の適性購入予算を知ること。

人生において、何を大切にし、どのような働き方、暮らし方、生き方をしたいか。そのための住空間はどのようなものが適しているか。世間の状況に振り回されず、自分を知ったうえで、世間の流れを上手に掴むことが大切である。そう、住宅ローンの詳細を知ることは、自分と自分のお金についてよく知ってからでも十分なのである。

英子さんはこの後、「二人のライフプランについて、まずは彼としっかり話したい」と帰宅。その後、「今回のマンションは見送り、二人で貯蓄プランを検討中です」と連絡があった。さらに「早くしないと他者の契約が入ると言われたが、その住戸はしばらく残っていたよう。慌てて購入しなくて本当によかった。今の自分と将来の自分を考えるよい機会になった」とも。

万が一にも、自分と自分のお金を知ることをせずに、マンションを購入してしまうと、、、、
・「こんなはずじゃなかった」と、自分のライフスタイルに合わない住空間に耐えられず、買ったばかりのマンションを手放すことに、、、。お金面でも大きな無駄が生じる。
・「自分らしい豊かな暮らし」を目指したはずなのに、身の丈以上の住宅ローンで生活が苦しい。友達からも付合いが悪くなったと言われるが、どうしようもできず、、、。、

読者の皆様も、自分らしい豊かな暮らしを実現するためのマンション購入のために、自分と自分のお金を知ることから始めていただきたい。

2013年 11月07日 10時11分