日本の風土に適した畳のある和室は、心地よさややすらぎを与えてくれます。ところが近年、ライフスタイルの欧米化で和室のないマンションも増えてきました。和室のあるマンションを選ぶのか、なくてもよいのか、これからの生活を十分にシミュレーションしてよりよい選択をしましょう。

古くから日本人に愛されてきた畳。天然素材であるい草を使った畳には、様々な効果があると言われています。上手に使って快適に和室を使いましょう!

 

効果1 音を吸収する効果があるのでフローリングに比べて下の階に音が漏れにくい。
効果2 調湿機能があるので夏は涼しく冬は暖かく、年中快適に過ごせる。
効果3 い草の香りには鎮静効果が期待でき、疲れた体を癒して心を静めるのでよく眠れる。

 

い草や畳床に使われているワラは空気を含んでいるので、空気中の水分や音や衝撃を吸収してくれます。この防音・調湿機能は、集合住宅にとってのメリットは大。また、い草の香りにはアロマテラピー効果も期待できますので、心が落ち着き、集中力を高めることも。ただ、フローリングと比べて掃除やメンテナンスに手がかかり、数年毎に畳表の張替えが必要にもなります。

 

和室

和室

最近ではカビ、ダニの発生を防ぐ畳も開発されていますが、畳を快適に利用し長持ちさせるには、年に1~2回は畳を上げて、畳の裏側を日干しにし、床下に風を通すことが大切。畳の裏返しは2~3年に一度、表替は4~5年に一度が目安といわれています。

 

注意1 濡れ雑巾で拭くと畳の光沢がなくなります。掃除機をかけ乾いた雑巾で乾拭きを。
注意2 畳の上には絨毯やカーペットなどを敷くと畳の呼吸を妨げカビ、ダニなどが発生する原因に。
注意3 直射日光は畳表の変色の原因になるのでカーテンや障子などで遮断する。
注意4 掃除機をかけるときは、畳表に傷がつかないように畳の目に沿ってゆっくりと。

 

和室にも洋室にも一長一短があり、どちらを選ぶのかは、家族構成やライフスタイルにも大きく左右されます。

小さなお子さんのいる家庭では、転んでも安心なクッション性のある和室を遊び場にするケースがあります。大人数の来客にも座布団を増やすだけでフレキシブルに対応できる和室は便利。なにより収納力のある押入れや天袋は魅力的です。お年寄りは昔ながらの和室を好まれますが、なかには足腰に負担がかかるので椅子やソファーで生活できる洋室を選択する人もいます。また、重いものを置くとへこんだり、キャスター付きの椅子など使えば毛羽立ったり、使う用途が限られる欠点も。

このように和室のあるなしは一概にどちらがいいとは決め付けられませんが、和室の特徴を十分に理解し、暮らしにマッチした物件を選びましょう。

 

和室必要派と不要派の意見

和室必要派と不要派の意見

 

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