土地には都市計画法による「用途地域」が定められている。これは、商業地域や工業地域など12の用途を定めるもの。建設できる建物の内容や大きさ、高さなどが制限される。
建売住宅を購入するときは、この「用途地域」のことを知っておく必要がある。
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静かな環境を求めるなら”イッテイソウ”

用途地域には12の分類があり、最も規制が厳しいのが、第一種低層住居専用地域。そこに建設できるのは高さ10mまでの低層住宅。工場はもちろん、店舗も基本的に建設できない。静かな環境が保たれるので、一戸建てに適した場所とされる。
これが、第二種低層住居専用地域になると、低層住宅とともに、小規模の店舗も建設できるようになる。
第一種中高層住居専用地域になると、5階建て程度のマンションが建設できるなど、少しずつ建設できる建物の幅が広がってゆくことになる。
一戸建て住宅地として、静かな環境、ゆったりした街並が形成されやすいのは最初に取り上げた「第一種低層住居専用地域」。省略して「イッテイソウ」などと呼ばれる場所である。
イッテイソウなら、閑静で日当たりのよい環境が形成される。「高さ10mまで」と規制される場所が多く、その場合、3階建て住宅も建設可能だが、現実的には2階建てが中心となる。
理由は、高さ制限とは別の制限=斜線制限とよばれるものがあるからだ。斜線制限は建物による日陰を制限するための決まり、と考えればわかりやすい。
じつはこの斜線制限のほうが厳しいために、3階建て住宅が簡単に建設できないのだ。

3階建てが建設されやすい、商業系の場所

その点、3階建てを建設しやすいのは、駅に近く、商業地域や近隣商業地域に指定されている地域。
それらは、「商業系の場所」とよばれ、ゆったり暮らすことよりも土地の高度利用を第一に考えられる。目の前を別の建物でふさがれても文句がいえない場所なので、3階建てが建設できるのだ。
当然、日当たりのよさや眺望の良さを望むことはむずかしい。一方で、駅に近く、買い物に便利という長所もある。そのため、「環境よりも、利便性が大事」と考える人向きに、3階建ての建売住宅が分譲されることになる。
次は、「在来工法とツーバイフォーの違い」についてお話ししよう。
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更新日: / 公開日:2015.11.10










