インターネット検索で効率よく検索する

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新築マンションを購入する場合には、購入後に後悔しないようにするためにも、じっくりと自分の条件に合った物件を選ぶ必要があります。不動産会社に足を運んで物件情報を得ることも1つの方法ですが、まず、インターネットで情報を探すことで、ご自身のこだわりに合わせて納得いくまで物件を比較できるでしょう。

しかし、インターネット検索を初めて利用する場合や新築マンションの広告を初めて見た場合には、物件情報に専門用語が多く記載されているため、どのような点を注意して確認すればいいのか分からないこともあるのではないでしょうか。物件情報に記載されている内容の見方について見ていきましょう。

物件情報の見方について

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インターネットおよび広告に記載されている物件情報には、価格・駅等までの距離・間取りなど数多くの情報が記載されています。その中で、特に見るべきポイントを以下にまとめました。

新築・中古の表記
新築マンションと中古マンションの違いをご存知でしょうか? 中古マンションと聞くと、築年数が経過していて誰かが入居していたマンションを想像する人が多いかもしれませんが、正確にはそうではありません。
不動産広告では、建築後1年未満で誰も済んだことがない未入居の状態のみを新築と表示します。そのため、誰も入居していない、築年数わずか1年のマンションも中古と表示されます。

高層マンションの増加などによって、住居が過供給状態にある現在では、新築マンションが完売しないケースもあります。そのような場合には、誰も入居していないにもかかわらず、中古として新築時よりも割安で購入者を募集している可能性もあるため、選択肢の1つとしてみてもよいでしょう。

販売スケジュール
新築マンションの分譲を行う場合、モデルルームを設置して顧客を集めて短期間で販売するのが一般的です。しかし、戸数の多い大規模なマンションの場合、モデルルームのスペースや人員の問題などによって短期間に集中して販売できないことがあります。そこで、円滑に販売を行うために「第1期」「第2期」「最終期」といった形で、複数回に分けて販売する手法がとられています。


完成時期・入居時期
新築マンションの広告は、建設途中の物が多いため、いつ完成するのか・いつ入居できるかといった日付が具体的に記載されています。完成しているマンションの場合は「即入居可」と記載されているので確認してみましょう。

価格
広告に記載されている物件の価格が消費税込みで記載されています。広告が1部屋ではなく、マンション全体に関する広告であった場合には、すべての住戸の価格を記載することが困難であるため、1戸当たりの最低価格と最高価格、最多価格帯とその価格帯に属している戸数について記載することとされています。

販売戸数が10戸未満の場合には、最多価格帯の表示が省略されているため、自身が興味を持った物件の価格がどの価格なのかをきちんとチェックしておくようにしましょう。

管理準備金・修繕積立基金
管理準備金と修繕積立基金は、マンションの購入時に必要な一時金で、毎月支払う管理費や修繕積立金とは別物です。それぞれの詳細は以下の通りです。
管理準備金:保険の加入や備品の購入など管理組合を運営するための最初の費用
修繕積立基金:月々の修繕積立金の負担を減らすために分譲時に負担する費用

管理費・修繕積立金・町内会費
管理準備金と修繕積立基金は、分譲時に負担する一時金でしたが、管理費と修繕積立金、町内会費は毎月支払います。それぞれの詳細は以下の通りです。
管理費:マンションの管理(マンション共用部の維持管理・修繕等)のための費用
修繕積立金:将来的に発生する大規模な修繕のための費用
町内会費:地域内の居住者がお互いに親睦を深めたり、防犯防災等の共助を図ったりするための費用

借地権・所有権
マンションの建っている土地がマンションの居住者の物である場合には「所有権」、第三者が所有している物の場合には「借地権」と記載されています。

借地権の場合は、マンション購入時の価格に土地代が含まれないため、所有権の場合よりも安く購入できますが、土地の所有者に月々地代の支払いが発生したり、借地権の契約期間満了時にトラブルが発生したりする可能性があるので注意が必要です。

現地写真
現地写真を広告として掲載する場合には、原則として実際に販売するもの以外を広告に掲載してはいけません。しかし、建物の建築工事がまだ完了していない場合は、実際に販売する建物と同じである場合に限り、その旨を記載して現地写真として使用できます。現地写真を見て好印象を抱いたとしても、門や植栽、電柱の位置などの細かい部分はマンションによって異なる場合があるため注意しましょう。

また、コンビニやスーパーなどの周辺施設を紹介する場合、販売する物件までの距離を明示することが義務化されています。どのような施設があるのかを確認するとともに、車が必要になる場合もあるため距離も合わせて確認しておくようにしましょう。

駅等までのアクセス
駅からのアクセスは、日常生活に影響のある項目のため、きちんと確認しておく必要があります。物件情報に記載されている駅からのアクセスは、誰かが実際に歩いて計測したわけではありません。駅からの道路距離80mを1分(端数切り上げ)として計算しています。


また、信号の待ち時間や歩道橋の上り下りに要する時間が考慮されていないだけでなく、最寄りの改札口からの距離で時間を計測しています。そのため、信号の多い交差点や横断歩道がなく歩道橋の多いエリア、改札口とホームが離れている大きな駅などの場合には、記載よりも時間がかかってしまう可能性があることも理解しておくことが大切です。

専有面積
専有面積は、延べ床面積をm2単位で記載します。新築マンションに記載されているのは壁芯面積で、壁の中心から測った面積であるため、表示面積よりも実際の居住面積は少し狭くなります。また、ロフトやバルコニーは専有面積に含みません。そのため、ロフトのあるマンションの場合には、記載面積よりも居住面積が広くなります。バルコニーは、専有部分ではなく避難経路などの共有部分として扱われるため、物置を設置できないなど利用には制限が加わることも予め理解しておきましょう。

間取り・構造
間取りや構造は、LDKやSRCなどのようにアルファベットを用いて表現します。アルファベットが表している内容は以下の通りです。

間取り

アルファベット アルファベットの意味
L リビング
D ダイニング
K キッチン
DK ダイニング+キッチン (キッチン+食事スペース)
LDK リビング+ダイニング+キッチン (キッチン+リビングほどの広さを持つダイニング)
WIC ウォークインクローゼット

構造

アルファベット アルファベットの意味
S 鉄骨造(鉄骨+コンクリート)
RC 鉄筋コンクリート造(鉄筋+コンクリート)
SRC 鉄骨鉄筋コンクリート造(鉄骨+鉄筋+コンクリート)

構造はS→RC→SRCの順に強度が強くなるため、高層マンションなどの場合にはSRCと記載されているのが一般的です。

間取り図には上記以外にもS(物置などのサービスルーム)、UT(洗濯機置き場などのユーティリティ)などが記載されているので、部屋の間取り図をチェックする際は、覚えておくと便利です。

また、居住スペース以外にルーフバルコニーやサービスバルコニー、テラスがある場合があります。それぞれの詳細は以下の通りです。
テラス:部屋が1階の場合の専用庭
ルーフバルコニー:下層階の部屋の上に拡がる広いバルコニー
サービスバルコニー:室外機などを置く程度の狭いバルコニー

テラスとルーフバルコニーはすべての部屋に付属しているものではないため、月々の使用料が発生します。部屋にテラスやルーフバルコニーがある場合は、それも踏まえて検討しましょう。

物件の向き
ベランダや窓がどちらに向いているのかの記載もあり、向きによって日当たりや室温、価格に違いが生じます。それぞれの向きの特徴は以下の通りです。
東向き:早朝や午前中の日当たりが良い、午後からの日当たりが悪い
西向き:冬場暖かい、午後からの日差しが強い(いわゆる西日)
南向き:1日中日当たりが良い
北向き:夏場涼しい、日当たりが悪く冬場寒い、価格が少し安い

最適な向きは生活スタイルによって変わるため、自分に合った向きがどれなのか考えてから購入しましょう。

物件情報に優先順位をつけて物件を選択する

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せっかく物件情報の見方が分かったとしても、比較する項目が多すぎてどの物件を購入すべきかわからない場合があります。そのような場合は、駅からのアクセス・専有面積・間取り・価格など、記載されている物件情報に優先順位をつけると物件を選択しやすくなります。

例えば、自動車を所有していないなどの理由から、駅からのアクセスを優先する場合には、価格・間取り・専有面積などの項目のどれかを妥協しなくてはなりません。しかし、価格にも限界があり、専有面積を妥協することができない場合には、どうすればいいのでしょうか?

そのような場合には、1つ隣の駅で物件を検索することによって課題をクリアできる可能性があります。優先順位をつけないと打開策が見えづらくなりますが、優先順位をつければ、条件に合う物件を見つけやすくなります。物件情報の見方をしっかりと理解し、条件の優先順位を明確にすることが、効率の良い物件探しの方法と言えるでしょう。

まとめ
・物件の検索を効率よく行うにはインターネット検索が便利
・物件情報に記載されている内容の意味をしっかりと理解する
・物件情報に優先順位をつけて物件を選択する
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