周辺環境は、暮らしやすさと資産価値に影響

資産価値も考慮しましょう
資産価値も考慮しましょう

マンションの周辺環境は、暮らしやすさだけではなく資産価値の面からも、購入する物件の検討で重要なチェックポイントです。暮らしやすさの面からは、マンションが立地する周辺道路の人通りや車の状況を、昼間だけではなく夜間も確認しておきましょう。
マンションの資産価値は、最寄り駅からの距離など、立地条件による部分が大きくなります。さらに、管理状態もマンションの資産価値を左右します。必要な額の修繕積立金が積み立てられ、長期修繕計画に基づいて修繕が行われ、適切に維持されていると、マンションの資産価値が維持されやすいです。管理費や修繕積立金の滞納者が多いと、健全な維持管理に影響を及ぼしますので、納入状況についても確認しましょう。

マンションでチェックするべき周辺環境とは?

必要な施設までの距離はどのくらい?
必要な施設までの距離はどのくらい?

マンション選びは、駅からの距離を重視しがちですが、周辺環境は暮らしやすさに大きく関わります。周辺にスーパーなどの商業施設、銀行などの金融機関、クリニックや病院などの医療機関といった生活利便施設があるか、チェックしておきましょう。役所・公民館・図書館といった公共施設の利用頻度は、人によって差がありますが、マンションとの位置関係は、確認しておきたいところです。

子育て中の場合や将来的に子どもが生まれることを考慮すると、公園、保育園・幼稚園・小学校・中学校などの教育施設もチェックするべきポイントです。幼稚園によってバスの送迎範囲は異なりますので、希望する園があれば送迎範囲に入っているか、問い合わせてみます。小学校はマンションの周辺にいくつか立地していることもあるため、学区を確認しておくことが必要です。公立の中学校が近くにはなく、2km以上離れているエリアもあります。

用途地域を確認して周辺環境が変わる可能性も考慮

タワーマンションは商業地域・準工業地域等も多い
タワーマンションは商業地域・準工業地域等も多い

マンションの周辺の建物が建て替えられると、様相が一変することがあります。そのため、現況の周辺環境だけでなく、将来、周辺にどういった建物が建つ可能性があるのか、用途地域をもとに知っておくことが大切です。
都市部では、都市計画の地域地区として、12種類の用途地域が決められ、大まかには住居系と商業系、工業系に分類できます。住居系の中でも第一種低層住居専用地域は、10mあるいは12mの高さ制限があり、3階建て程度の低層マンションまでしか建てることができず、静かな環境を得られやすいです。

一方、タワーマンションは、商業地域や準工業地域などに建てられることも多いです。商業地域は、パチンコ店や風俗店が近隣にできる可能性があり、準工業地域はソープランドや危険性が大きい工場を除いて、ほとんどの施設が建てられます。用途地域によっては、こうした嫌悪施設といわれる建物が建つ可能性も、考慮に入れておきましょう。

資産価値を維持しやすいマンションの立地条件とは

資産価値を維持しやすいマンションの立地条件は?
資産価値を維持しやすいマンションの立地条件は?

一般的にマンションは新築の時が最も高く、数年の間に価値が著しく低下していきます。しかし、一部の立地条件が優れたマンションは、不動産市況にもよりますが、購入時の価格を維持し、購入時よりも高騰した物件もあります。

マンションの資産価値は立地条件によるところが多く、特に「どの駅から」「徒歩何分か」という部分が重要です。ターミナル駅にアクセスしやすく、最寄り駅から徒歩10分以内の物件は、資産価値を維持しやすいといえるでしょう。また、都心部の一等地のタワーマンションや、お屋敷街といわれるような高級住宅地の低層マンションは、希少性の高さから価格が下落しにくいようです。また、複合開発によって、商業施設が隣接するマンションは利便性の高さから人気があります。
希少性が高く、利便性に優れた街のランドマークともいえる物件が、値下がりしにくいマンションといえます。

資産価値を重視した物件選びをしよう

豪華な内装ばかりに目がいなないように…
豪華な内装ばかりに目がいなないように…

マンションを購入する際には、終の棲家として考えている人が大半かもしれません。しかし、子どもが増えて手狭になったり、転勤を命じられたりとった理由で、住み替えをする可能性もあります。手放すことになった時に資産の目減りを抑えるために、売りやすく、貸しやすく、資産価値を維持しやすい物件を購入することが大切です。

マンションは一戸建てよりも流動性が高く住み替えがしやすいですが、一般的なマンションは、購入後数年のうちに大幅に価格が下落していきます。新築マンションの購入は、モデルルームの豪華な内装などに目が行きがちですが、内装はリノベーションによって変えられます。一方で、立地条件は変えることができません。そのため、資産価値を考えると、重視するべきは立地条件といえます。新築マンションで立地条件のよいエリアで購入することが難しい場合は、中古マンションを購入してリノベーションすることも選択肢にすると良いでしょう。

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