20代で家を建てるときに大きなテーマとなるのが“子育て環境の充実”ではないでしょうか。子育てを意識した注文住宅のポイントは、「間取り」「リフォーム」「資金計画」の3つに分けられます。

ここではそれぞれのポイントを詳しく紹介するとともに、どんな工夫の仕方があるのか事例を挙げて見ていきます。将来をイメージしながら、家づくりのダンドリを進めていきましょう。

20代からの注文住宅

20代での注文住宅は、これから起きるだろうさまざまな人生のイベントや環境の変化に応じられる家づくりを心がけたいところです。その大きな節目は子どもの誕生と子育てだと思います。そこで、子育てを意識した注文住宅の3つのポイントについて述べていきます。

 

1つ目のポイントは「間取りの工夫」で、2つ目は「リフォームをしやすいつくり」、3つ目は「余裕を持った資金計画」です。ひとつひとつ説明していきます。

 

まず1つ目のポイントの「間取りの工夫」です。

 

子どもの成長にしたがってどのように各部屋を使っていくのかを考えておき、間取りに反映しておきましょう。建物ができてからでは大変ですから、設計の段階で「将来このように使っていく」と考えておきたいところです。

 

子どもの個室はどこにつくるのか、大きさはどの程度にするのか、勉強はどこでするのか、収納はどうするのかなどです。ここでキーワードとなるのは「1つの空間をさまざまな用途に利用する」です。

 

たとえば、近年ではリビングの一角や2階の踊り場など共用空間にワーキングスペースとして勉強できるコーナーを設ける例も多くなってきました。そのほうが、子どももさみしくなく勉強できるようです。また、個室の大きさを抑える意味もあるようです。

1つの空間をさまざまな用途に利用する

1つの空間に勉強できるコーナーを設ける方法もあります

リビングは家族でくつろぐ空間、踊り場は通り抜ける空間と用途を限定してしまうと、必要な用途に応じて部屋をつくる必要が出てしまいますので、建物に大きさが必要となってきます。

 

これからの人生でいろいろなイベントが起きるでしょう。1つの部屋を複数の用途に利用することができれば建物の大きさをともに、さまざまなイベントにも対応できます。このような間取りの工夫が必要でしょう。

 

2つ目のポイントは「リフォームをしやすいつくり」です。

 

子育ての状況に応じて部屋の大きさや形状を変えたいと思うことがあるかもしれません。そのようなことがあってもいいようにリフォームしやすいつくりにしておきましょう。

 

よくあるのは、子ども2人が小さいうちは大きな1部屋で過ごさせ、大きくなったら部屋の中央に壁を入れ2つの個室にするというもの。ただ、将来2つの個室にできるように、窓の数や位置、出入り口を2つ設ける、収納を用意することが事前に必要となってきます。このように将来リフォームを考えているなら、それに対応できるようなつくりにしておくことは大事となります。

 

また、リフォームを想定するなら、ハウスメーカーや工務店の担当者などの専門家のアドバイスが欲しいところです。遠慮なく設計の段階で「将来、子どもの状況に応じてこのように間取りを変えていきたい」と希望を伝えておきましょう。

 

余裕を持った資金計画

3つ目のポイントは「余裕を持った資金計画」です。

 

状況に応じて2つ目のポイントで述べたリフォームをするのであれば、事前にそのための資金計画をしておかなければなりません。ただ、当初の資金計画がギリギリですと、想定外のことが起きた場合、リフォームができないということもあります。たとえば、リフォーム分の資金を毎月積み上げていったけれど、子どもが私立中学校に入ることでそれを使うことになり、結果リフォームができなかったなどです。

 

このようなことが起きないように、当初から余裕を持った資金計画にすることをおすすめいたします。

 

ポイント1で説明したように子育て環境への対応については間取りの工夫が必要となります。

 

そこで皆さんがどのような工夫をしているのか、いくつか事例を挙げてみたいと思います。

 

1.家具を使って空間を仕切る

よくある事例です。Aさんの家では、ラックとか収納棚とか本棚などの家具を使って、リビングとワークスペースを区切ったり、子どもの部屋を2つに分けたりしています。壁をつくるよりは、家族の気配を感じつつ空間を仕切れるので、そちらが良いと判断をしたようです。

 

また、Bさんは自宅で書道教室を運営していますが、書道教室のスペースとプライベートのスペースを区切るために、天井からロールスクリーンをつるして必要に応じて下ろしているようです。家具を使って空間を仕切る事例はインテリア雑誌にも多く掲載されています。それらを参考にしてみてはいかがでしょうか?

 

2.脱ぐ、洗う、干すの洗濯動線を短くする

子どもが大きくなるほど洗濯物は増えていき、比例して持ち運ぶのも重くなります。そのため将来の子育て環境を考えて、できるだけ脱ぐ、洗う、干すの洗濯動線を短くすることが多くなっています。

 

2階に洗濯機を置く脱衣所があるCさんの家では、脱衣所に面してバルコニーを設けており、洗濯した後はそのまま外に出て干すことができます。また、Dさんの家では、玄関入り口横にあるシューズインクロークを抜け脱衣所に入ることができます。そうすることで、子どもが野球教室で汚れたユニホームをまず脱衣所で脱いでから家の中に上がれるようにしています。その後は、脱衣所でそのまま洗濯をして、庭先で干すという玄関まわりで完結する洗濯動線となっています。

 

子どもが大きくなるにつれ洗濯物が増え、家事が大変になるのは事実です。将来を見越して設計段階で先回りをして洗濯動線を考えてみてはいかがでしょうか?

 

将来を見越しての動線設計も

将来を見越しての洗濯の動線設計も考えておきましょう

ほかにもさまざまな事例がありますが、このような事例はハウスメーカーや工務店の担当者も豊富に持っているもの。積極的に聞き出してみてはいかがでしょうか?

 

家づくりの基礎知識・ノウハウは参考になりましたか?

 

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