リノベーションによって住宅の性能をアップグレードすることで、現在の自分たちの生活に合った住みやすい住宅づくりができます。

しかし、より快適な生活を送るためには、単にリノベーションを行えばいいわけではなく、自身のライフスタイルに合わせてリノベーションすることが大切です。

そこで今回は、中古で購入した住宅のリノベーションを行う際の進め方や注意点について紹介します。

 

リノベーションとは、住まいの性能を向上させることを目的に大規模な工事を行い、住宅の価値を高めることを指します。リノベーションは、自身や家族のライフスタイルに合わせた空間づくりを行えるという大きな特徴を持っています。

 

たとえば、家族が増えたことをきっかけに、隣の部屋や廊下とつなげてリビングを拡張し、家族団らんで過ごすスペースを広めに確保したり、高齢の家族との同居に合わせて各部屋の段差をなくし、手すりなどのバリアフリー設備を整えたり。

 

“今”の状況に合わせてリノベーションを行うことで、より快適な生活を送ることができます。

 

また、リノベーションすることを視野に入れた場合は、新築物件だけでなく中古物件も選択肢となるため、中古物件を避けていた方も、立地や環境など、より広い範囲を探すことが可能です。

 

住宅の築年数が古い場合にも、リノベーションを行うことで設備や機能が向上し、住宅自体の資産価値が高くなるケースもあります。

 

なお、リノベーションと似た言葉として“リフォーム”という言葉があります。

 

一般社団法人リノベーション協議会によると、リフォームとは「原状回復のための修繕営繕不具合箇所への部分的な対処」であり、リノベーションは「機能、価値の再生のための改修。その家での暮らし全体に対処した、包括的な改修」とされています。

 

また、明確に使い分けをせず、大規模な工事をリノベーション、小規模な工事をリフォームとして分けるケースもあります。

リノベーションした家

 

住宅をリノベーションするにあたり、住宅を購入した段階ですぐにリノベーションを行う場合もあれば、住んでいく中で機能性を向上させるべくリノベーションを検討する場合もあります。

 

しかし、大がかりな工事が必要と予想される場合は、物件購入後すぐか入居前にリノベーションを行うほうがスムーズに入居できるでしょう。

 

今回は中古物件を購入し、入居前にリノベーションを行う際の手順を紹介します。

 

はじめに購入を希望する中古物件を選びましょう。希望の物件を不動産会社に伝えた後、本契約の前に住宅ローンの事前審査に進むことになります。

 

住宅ローンの事前審査が通ったら、不動産会社と売買契約を結びます。大切な契約なので、1つずつ確認しながら進めていきましょう。また、この際に住宅ローンの本審査へ進みます。

 

住宅ローンの契約が済んだら、リノベーションの設計に進みます。はじめにどのようなリノベーションを行いたいかを施工会社に伝え、リノベーションのファーストプランを立てていきます。この段階で見積もりをしてもらい、納得した場合に正式な申し込みに進みます。

 

施工会社が構造調査や耐震診断を行い、リノベーションの可否を判断します。その後、改めてリノベーションプランを立て、双方が合意したうえで工事請負契約を行います。

 

いよいよリノベーション工事がスタートします。工事中は解体時の確認、中間時点での確認、工事の最終確認と3段階で作業を確認しましょう。

 

リノベーション工事が完了したら、実際に確認し、問題がなければそのまま引き渡しに進みます。その後、引越しをして入居開始となります。

リノベーションを検討する

 

建物の構造によっては、希望どおりのリノベーションが行えない場合があります。

 

特にマンションをリノベーションする際は、壁で建物を支える仕組みとなっている壁式構造で用いられた壁や、共用部分と接する場所は工事ができないケースも多く見られます。

 

リノベーションを前提に物件を探す際は、必ず希望するリノベーションが行えるかどうかを、物件探しの段階から確認しておきましょう。

 

リノベーションを行う際は、工事が完了するまで別の住居で暮らすことになります。

 

工事期間はリノベーションの内容によっても異なりますが、工事開始から引き渡しまでに平均して数ヶ月から半年近く時間がかかります。リノベーションを行う際は、実家など仮住まいできる場所を確保しておきましょう。

 

新築住宅を購入するよりも、中古住宅をリノベーションするほうが費用を安く抑えられるケースも多く見られますが、建物の築年数と劣化状態によっては予想以上の費用がかかり、新築住宅を購入するのと同等の金額が必要になる場合もあります。

 

物件の広さやデザイン、階数によっても費用の差は生じますが、中古住宅の状態により費用がかさむ場合があるため、物件選びの際に築年数や劣化状態にも注目して選ぶようにしましょう。

 

住宅ローンとは別にリノベーション費用のためにローンを組む場合、審査が通らないケースがあります。

 

また、ローン契約ができたとしても2重ローンの影響により金利が高くなるケースもあり、資金調達しづらくなる可能性が考えられるため注意しましょう。

信頼できる施工会社選びを

 

リノベーションを行う会社には、住宅購入から工事完了までのすべてを担うワンストップ型リノベーション専門会社、大手住宅メーカー、施工は行わない設計事務所、地元密着型の工務店などがあります。

 

今、そしてこれからの自身や家族のライフスタイルを考え、よりよい暮らしを叶えるために行うのがリノベーションです。

 

物件選びも大切な要素ではありますが、用意できる費用の範囲内で、できるだけ自分たちの理想とする家づくりに親身に寄り添い、それを叶えてくれる施工会社を選べるよう、いろいろな会社を調べたり、実際に足を運んだりして信頼できる施工会社を探しましょう。

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