皆さんは平屋にどんなイメージを持っていますか? 昭和が舞台のアニメや映画に出てくるようなどこか懐かしい、昔ながらの住宅というイメージでしょうか。
今回は平屋の特長やどんな人に向いているのかなどについて紹介します。

平屋のことをよく知るために、まずは平屋のメリットを見ていきましょう。

 

◆動線が短くて楽

洗濯・掃除・料理などの家事は毎日のことなので、いかに効率的に行えるかどうかが重要です。
すべての部屋が同じフロアにある平屋は動線が短くて済むため、家事の効率アップにつながります。
特に掃除機をかける・部屋に自分の物を片づけるといった作業が格段に楽になるはずです。

 

◆地震に強い
平屋は地震や台風に強い家という点でも注目されています。
高い建物よりも構造的に丈夫といわれていることから、耐震面では2階建ての住宅よりも有利になります。災害時にすぐ避難できるのも安心です。

 

◆階段の上り下りがない
若い頃は気にならなかった階段の上り下りが、年を取るごとに足腰が弱り負担になることもあります。
2階建てを建てた人で「階段を上がるのが大変でほとんど使わない部屋があります」という話もよく耳にします。
将来的に見ても、階段がない方が暮らしやすいといえるでしょう。

 

◆リフォームや建て替えがしやすい
複雑な構造にしなければ、基本的にシンプルな構造なので、ライフスタイルの変化に合わせてリフォームや建て替えがしやすいです。
はじめから生活動線がワンフロアで完結するように設計されていることから、大がかりなリフォームをしなくて済むのです。

 

年を経るごとに、身体に優しい家のよさが実感できるのではないでしょうか

年を経るごとに、身体に優しい家のよさが実感できるのではないでしょうか

タワーマンションや高気密コンクリート住宅とは対極を行く平屋。
若い夫婦やファミリーにも受け入れられる理由は、平屋ならではのゆとりのある空間や、地に足のつく安心感というものを望む人がいるからではないでしょうか。

 

昔ながらの和風の平屋だけではなく、若い世代に向けたデザイン性の高いモダンな外観や内装のものも出てきています。
我が家をおしゃれにしたい・自分らしい空間にしたいという人にも平屋は最適です。
核家族世帯の増加で1世帯当たりの人数が減ってきたからか、コンパクトな平屋が丁度いいというケースもあるようです。

 

階層で隔てられることが無い分コミュニケーション量が多くなるので人によっては嬉しい造りです

階層で隔てられることが無い分コミュニケーション量が多くなるので人によっては嬉しい造りです

部屋数が少なくリビングが生活の中心となる平屋は、自然と家族とのコミュニケーションが生まれます。どこにいても人の気配を感じることができるのも安心感があります。

 

小さな子どもや高齢者がいる家庭にとっては高いところから転落する危険もありません。広い土地に建てられるなら、2世帯住居にしても快適に暮らせそうです。

 

平屋を希望する人がいる一方で、工務店やハウスメーカーのパンフレットを見るとほとんどが2階建て・3階建ての物件で占められているのが現状です。
そうなると理想的な平屋を建てられるハウスメーカー探しから始めなければいけません。平屋の価格は、建設会社によって坪単価が異なるケースが多いため、様々な建設会社を比較してベストな依頼先を見つけましょう。

 

自分に合った建設会社を見つけようと思ったら、1度に複数の会社へ相談できるサイトを利用するのが便利です。プラン作成から資金計画、土地探しまで、複数の会社から一気に取り寄せることができます。

 

建設会社が決まったら着工までに土地の契約や間取り・設備などの打合せが何度か行われます。
建設会社の比較検討から着工までの期間は個人差がありますが、2~4ヶ月程度かかると見ておきましょう。

 

ハウスメーカー探しは家づくりの第一歩です

ハウスメーカー探しは家づくりの第一歩です

工事期間は住宅の工法や構造によって差がありますが、3~6ヶ月程度かかるのが一般的です。雨季や悪天候が続く場合は、作業が一時中断され工期が長引く可能性もあります。
家の完成後、鍵の引渡し・住宅ローンの決済・引越しなどにかかる期間は約1ヶ月です。
平屋を建てる計画を開始してから引越しまで早くても半年、長くて2年程度かかると見ておいた方がよさそうです。長く住む家を建てるのですから、焦らずに余裕を持って計画を立てましょう。

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家づくりには、工事のほかに住宅ローンに関することや不動産登記などやることがいくつかあります。

家づくりには、工事のほかに住宅ローンに関することや不動産登記などやることがいくつかあります

2階建て住宅と同じ面積の建物を平屋でしようと思ったら、かなり広い土地が必要となります。土地が確保できたとしても、平屋の方が建築費は高くなる可能性が高いでしょう。平屋の建築費が高い理由には、基礎工事にかかる面積が2階建て住宅より広くなることが挙げられます。
基礎工事は、住宅を安定させるために必要な工事なので削ることができない部分です。
敷地面積が広い分、必然的に屋根も大きくなるため建築費全体が上がるというわけです。

 

広い土地代に、基礎工事が広がる分、費用が上がるというわけですね

広い土地代に、基礎工事が広がる分、費用が上がるというわけですね

しかし、2階建て住宅の方が室内設備や水回りの工事によって建築費が高くなるケースもあります。そのほか間取りや設備面では依頼する建設会社によっても異なるので、一概にどちらが高いとはいいきれません。

 

間取りを考える段階で、部屋数を増やしたり収納を多くとったりしたくなりますが、2階建て住宅と同じように部屋を増やそうと思うとその分広い土地が必要です。限られた坪数の中で理想を実現することが難しいため、必要なものとそうではないものを自分の中ではっきりさせることが大切です。
床下収納やロフトを作る・引き戸にするなど部屋の使いづらさを解消する工夫も検討しましょう。

 

コミュニケーションがとりやすいというメリットの反面、プライベートを確保するのが難しいという声もあります。
状況によってリビングをパーテーションで仕切れるようにしたり、個室とリビングの使い分けにメリハリをつけたりすると家族のプライベートを守りながら快適に過ごせます。

 

また、平屋に住んでみて初めて気づいたという人が多いのが、キッチンやお風呂などの生活音です。
生活音に配慮した部屋の配置を考える必要がありそうです。

 

窓が多くて日当たりがいいのも平屋の特長ですが、犯罪者に狙われやすいという面もあります。
洗濯物は下着だけでも室内に干す・二重窓や防犯フィルムを貼るなど、日頃から防犯の意識を持っておくことが大切です。

 

平屋の良いところは活かし、デメリットになりそうなところは配慮した家づくりが大切です

平屋の良いところは活かし、デメリットになりそうなところは配慮した家づくりが大切です

まとめ
・安全面やコミュニケーションの面などで魅力がある平屋に今注目が集まっている
・平屋は高齢者や小さい子どもがいる家庭、災害に強い家を探している人向き
・家族との距離が近い分、生活音やプライバシーの配慮も必要

 

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