オープン外構とは

その名の通り、住宅の敷地を塀やフェンスなどで囲わず、外部からオープンに見えるようにする外構計画をオープン外構と言います。

敷地面積が狭い一戸建て住宅の場合は、外構に塀やフェンスなどを取り付けようとすると、それによって一戸建て部分に使用できる敷地が狭くなってしまうため、できる限りオープン外構で建てるのが一般的です。

これに対し、敷地面積が広い物件の場合は、敷地に余裕があるため、塀やフェンスを設置するクローズド外構を選択するケースもあります。

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オープン外構の住まい

オープン外構のメリット、デメリット

建売住宅や中古住宅をインターネットで探すと、オープン外構の物件を多く目にすることと思います。では、オープン外構には具体的にどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

メリット1:開放感がある
塀やフェンスを設置しないため、敷地全体に開放感が生まれます。光や風を遮ることもないので、自然光が差し込みやすく、風通しが良くなります。敷地が狭い都内の一戸建て住宅の場合は、オープン外構にすることで広く感じやすくなります。

メリット2:価格が安い
オープン外構の場合は、外構費がかからないため住宅自体の販売価格がクローズド外構の物件よりも割安になります。また、購入後の外構の維持管理にかかる費用もないため、オープン外構は家計にも優しいと言えます。

デメリット1:セキュリティに不安が残る
オープン外構の場合、外部から簡単に敷地内に侵入できるため、セキュリティ面に不安が残ります。しかし、最近では警備会社と契約して防犯カメラを取り付けられるので、カバーすることも可能です。また、オープン外構は人目に付きやすく、敷地内に死角ができにくいため、ある意味で侵入されにくいという見方もできます。

デメリット2:プライバシーが守れない
外部から敷地内が丸見えになってしまうため、庭に干してある洗濯物などが外部から見えてしまう可能性があります。そのため、通行人が多い場所については、クローズド外構の方がおすすめです。

オープン外構に向く人、向かない人

このように外構をオープンにするかクローズにするかによって、マイホームの住み心地が大きく変わってくるため、購入を検討する際には自分がどちらのタイプに向いているのか慎重に判断しなければなりません。

オープン外構に向く人

・都心部で購入を検討している人
23区内など、土地の価格が比較的高い場所を狙ってマイホーム探しをしている人の場合は、オープン外構に向いています。都心部で外構を設置しようとすると、敷地が狭い場合はかなりの圧迫感、閉塞感が出てしまいます。しかし、広い土地を購入しようとすると高額な費用がかかるため、都心部については開放感があるオープン外構がおすすめです。

・ガーデニングが好きな人
外構をオープンにすることで、敷地内の庭を道行く人に見てもらうことができます。ガーデニングなどの趣味がある人であれば、オープン外構にしたほうがよりガーデニングに力が入るでしょう。

・予算をできる限り抑えたい人
マイホームの購入予算をできる限り抑えたい場合、まずは建物自体に予算をかける必要があります。オープン外構にすることで、外構部に予算が取られずに済みますので、限られた予算を建物に使うことができ、結果的に総予算を抑えることができます。

オープン外構に向いていない人

・掃除が苦手な人
塀やフェンスがないため、前面道路や隣地の草木や落ち葉、さらには通行人が落としたゴミなどが、風で敷地内に舞い込んできます。そのためオープン外構の場合は、日々の庭掃除が欠かせません。掃除が苦手な人は、あまりオープン外構には向いていないと言えるでしょう。

・セキュリティに敏感な人
マンションのように、門扉にオートロックを取り付けたい場合は、オープン外構では取り付けができないため注意が必要です。また、敷地内に高級車を駐車する予定がある場合も、塀やフェンスがある方が安心です。

・小さな子どもやペットがいる家庭
子どもを庭で遊ばせたい場合は、塀やフェンスがあった方が、セキュリティ的にも安心ですし、子どもが道路に飛び出さないという安心感もあります。また、ペットを飼っている場合は、オープン外構だと庭で遊ばせることが難しくなり、近所にも迷惑がかかりやすくもなります。

オープン外構は、後でもクローズド外構にできる

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外構工事は後からでも可能

気に入った物件がたまたまオープン外構で、どうしても塀やフェンスを設置したい場合は、リフォームによってクローズド外構にすることが可能です。ただし、それによって敷地が圧迫されるので、設置できるかどうかは専門の施工会社に依頼して、現地で確認して見積もりを取ってもらう必要があります。

部分的にクローズにすることも可能

敷地面積や予算によっては、完全に敷地全体を囲うことが難しい場合もあります。その場合は、スポット的に一部のみをクローズド外構にリフォームすることも可能です。

例えば、車へのいたずらを防止するために、ガレージ部分にシャッターや塀を取り付けて囲うということも可能です。

また、風通しを損なわないよう、高さの低いフェンスを設置することも可能です。防犯面では大きな効果は期待できませんが、フェンスを設置することで、隣地との境界線が明確になるというメリットがあります。

このように、完全にクローズドではない“セミクローズド外構”という方法も選択肢の1つとして検討してみると良いでしょう。

外構を変えるとイメージがガラッと変わる

築年数が古くなってくると、建物の見た目も劣化してきます。そこで、建物の大規模修繕を実施する際に、建物の外壁工事などと一緒にデザイン性の高い塀やフェンスを設置してクローズド外構にリフォームすることで、マイホームのイメージを一新することができます。

最近は、おしゃれな外構デザインも増えてきたので、オープン外構の方はリフォームの際に検討してみると良いでしょう。

予算だけではなく、ライフスタイルもイメージして判断しましょう

マイホーム選びというと、ロケーションや室内の設備にこだわるケースが多いため、あまり外構については深く考えないという人も多いのではないでしょうか。しかし、外構をオープン外構にするか、クローズド外構にするかによって、マイホームの機能に大きな違いが出てきます。

オープン外構の物件を購入する際には、メリットとデメリットが自分の家庭に合致しているかどうか、よく確認するようにしましょう。また、オープン外構の物件に塀やフェンスを設置したい場合は、購入前に施工会社に現場を見てもらい、見積もりを取っておくことをおすすめします。

●まとめ●
・オープン外構とは、敷地を塀やフェンスで囲わない住宅のことである
・オープン外構は、クローズド外構よりも施工費が安い
・オープン外構は、開放的だがセキュリティ面に不安が残る
・オープン外構でも後からクローズド外構にリフォームできる

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(2017/12/26)