泥棒が狙う家とは?

一戸建ての侵入窃盗は41.6%を占める
一戸建ての侵入窃盗は41.6%を占める

空き巣被害にはさまざまなタイプがありますが、一戸建てに引越したり、新築を建てたりした人は、侵入窃盗を警戒しなくてはいけません。警察庁の『住まいる防犯110番』によれば、2015年の侵入窃盗は前年比で4.2%減少していますが、一日で約126件も発生しているのです。さらに侵入窃盗の発生場所は一戸建ての住宅が41.6%と大部分を占めています。

※出典:データで見る侵入犯罪の脅威 住まいる防犯110番

買い物へ行く時間などが決まっていませんか?
買い物へ行く時間などが決まっていませんか?

泥棒はできるだけリスクを避けて行動するため、人がたくさん住んでいて侵入が難しいマンションはあまり狙いません。では一戸建ての中でもどういった家が狙われるのでしょうか。
まず、泥棒が重要視するポイントは家の位置です。高い建物の陰に隠れている家や、路地を一本入った場所にある家は、視界が広がっている場所にある家と比べて、周辺住人から死角になっているため狙われやすいです。また、泥棒にとってはいかに逃走しやすい立地かどうかも重要です。

次に、泥棒は住人の行動パターンをチェックしています。犯行に及ぶ前には必ず下調べをするため、高齢者だけが住んでいて他人の出入りが少ない家・買い物へ行く時間など行動パターンが決まっている家は侵入されやすいです。また、下調べの中で防犯対策もチェックしています。防犯対策が厳重そうな家であればリスクが高くなるので、下調べの段階で候補から外すでしょう。

窓・玄関からの侵入に万全の対策を

サッシや水返し部分に補助錠を付けると効果的
サッシや水返し部分に補助錠を付けると効果的

警察庁の調べでは侵入窃盗において、一番多い侵入口は窓からです。泥棒が窓から侵入する方法は、ガラス破りが最も多くなっています。ガラスを破って侵入する行為を防ぐためには、防犯ガラスを取り付ける方法が最適ですが、値段も高く手間もかかります。まずは、簡単で手軽にできる防犯フィルムを貼ってみましょう。一定の効果が見込めます。
また、鍵を壊して侵入されるケースもあります。窓に元々ついている鍵は、防犯仕様になっていないので簡単に壊されてしまいます。サッシ部分や水返し部分に補助錠を取り付けると効果的です。

お風呂やトイレ、2階の窓などもしっかり確認を
お風呂やトイレ、2階の窓などもしっかり確認を

普段から窓の鍵のかけ忘れないように、出かけるときには必ずチェックする習慣をつけてください。プロの泥棒は数分あれば犯行を終えると言います。すぐ帰ってくる買い物なら大丈夫と、すべての鍵をかけずに出かけてしまう気の緩みが命取りです。
鍵がかかっていない窓からの侵入は、最も手軽でリスクが少ない行為です。泥棒が狙いやすい「スキ」を作らないように、忘れがちなお風呂やトイレ、2階の窓などもしっかり確認してください。

次に、玄関も泥棒にとって王道の侵入場所です。手口はピッキングという鍵穴に特殊工具を入れて解除する方法や、ドリルで穴を空けて内側の鍵つまみを開ける方法などがあります。ピッキング対策には鍵の交換が効果的です。ディンプルキーというブツブツの凹凸がある鍵はピッキングに強い作りで交換も簡単にできるのでオススメです。
また鍵を2つにする対策も短時間で侵入したい空き巣被害にとっては手間が増えるため効果的でしょう。内側の鍵つまみを回されないようにするには、カバーをかけるだけで十分な対策です。

泥棒が嫌うのは『人の目』、地域の人と協力して防犯対策

ご近所づきあいは大切に
ご近所づきあいは大切に

窓やドアの防犯対策を挙げましたが、結局は侵入されやすい家と入られにくい家の違いは、人の目があるかどうかです。最初に紹介したように、犯罪をする側は人に見られることを一番警戒しています。まずは、それぞれに家の異変に気づきあえるように近隣の住人と親しくなることです。
泥棒は玄関から入り自然に玄関から出ていくこともあります。もし住人が近所の人と交流がなく誰が住んでいるかも分からないような家ならば、堂々と出入りができるでしょう。一方、近所付き合いが多い家は、家族構成やどういう人が出入りしているか、近隣の住人がだいたい分かっています。見かけない人が家から出てきたり、近所をうろうろしていたりすれば不審者ではないかと警戒します。

ご近所付き合いは街全体でできる防犯対策
ご近所付き合いは街全体でできる防犯対策

さらにご近所付き合いは、数日旅行などで留守にするときにも頼りになります。郵便物が残っていると人がいないと分かってしまいますが、近所の人に毎日回収してもらったり、玄関の前を掃除してもらったりと、協力し合うことで空き巣は狙いづらくなります。お金もかからず工事も必要としない近所付き合いという防犯対策も取り組んでみてください。

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(2016/10/16)