現在、新築される一戸建てには、たいていグルニエが付いている。グルニエは、小屋裏を示すフランス語。小屋裏というのは、一般的に馴染みのある言い方をすると"屋根裏部屋"のこと。この小屋裏に住んでもいいのか、という質問をよく受ける。今回は、その回答をまとめたい。

日本で「グルニエ付き」というと、小屋裏を利用した収納スペース付き住宅のことを示す。天井に格納式のはしごがあり、専用の棒を使って引き下ろす。はしごを伸ばせば、出入りが出来るという収納スペースというわけだ。

 

はしごを上がれば、簡便な内装材を貼り付けたスペースがある。天井は低く、中腰で移動することになる。天井の高さは1m40cm以下。「1m40cm以下は容積率(延べ床面積と理解してもよい)に算入しなくてよい」というきまりがあるので、中腰移動のスペースになるのだ。

 

多くの場合、窓がなく、照明が付かないこともある。それでも、荷物をしまっておくスペースとしては重宝するだろう。

 

そして、人によっては、この場所を改造し、書斎や趣味のスペースをつくることも・・・。フィギアを飾ったり、鉄道模型を走らせる場所にした人もいる。

 

そんなことをしてもよいのか、と疑問を抱く人もいるだろう。しかし、家の中をどのように使っても、それは住む人の自由。グルニエを趣味のスペースとして活用してもまったく問題ないのだ。

 

ただし、必ずしも居心地がいいとはいえないので、その点は覚悟が必要である。

 

天井が低いし、風通しもわるい。エアコンなどは付いていなし、設置も不可能なので、夏は暑すぎたりする。

 

それでも自分だけの空間が手に入る喜びは大きい。「天井が低いため、床に座っていると、落ち着く」という人もいる。もし、そのような使い方をもしたいと思っているのなら、屋根の断熱がしっかりしていて、窓が備わっているグルニエがオススメ。窓は小さくても可である。さらに、電気のコンセントがあれば、楽しみが広がるだろう。

 

グルニエ

グルニエ

次は、「住民協定って何?」についてお話ししよう。

 

公開日: / 更新日: