電気自動車対応住宅が、分譲住宅に登場

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電気自動車対応の設備は急速充電用の200Vの外部電源と室内の電源タイマー。三菱自動車の「i-MiEV」クラスなら7時間でフル充電できる

■これからの需要に合わせた設備

整った住環境で人気の高い横浜市の港北ニュータウン。市営地下鉄グリーンライン「北山田駅」を最寄りとする住宅地の一角に、日本初の電気自動車(EV)対応一戸建て分譲地「クレヴィアコート北山田 新しいウィンドウで開く 」があります。敷地面積はすべて約50坪で建物面積は約32坪から38坪の4LDK、価格は7,000万円台から8,000万円台。全16戸中第1期8戸が完成済みで、すでに半数以上が契約済みだそうです。

「港北ニュータウンは車社会の街です。奥様が買い物に利用される2台目の自家用車を電気自動車にしたいと思ったときに、後から200Vの外部電源を付けるのは大変です。環境に配慮する意味も込めて、はじめから標準装備にいたしました」と伊藤忠都市開発(株)の名古屋修さん。

【エコなポイント】電気自動車(EV)とは?

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購入者の意識としては、「電気自動車対応だから選択した」という傾向はなく、環境が第一で、続いて間取りプランが評価されたという。天井高が270cmと高く、窓が豊富で非常に開放的な一戸建て住宅だ

電気自動車(EV)はプラグインで充電することで走行可能な、二酸化炭素(CO2)を排出しない次世代エコカー。充電1回あたりの走行距離がまだ少ないため、こまめな充電が必要。

電気自動車の普及に対応

200V外部電源のためのコスト増はほとんどないそうで、今後も続けてゆく予定。現時点では電気自動車対応設備の購入者からの評価は二次的なものだそうですが、2009年にも国産電気自動車の本格的な販売が始まり、またプラグイン・ハイブリッド車(電気だけでも走ることのできるハイブリッドカー)の普及も今後想定されるので、電気自動車対応設備の評価は恐らく高まっていくと考えられます。注文住宅も含めた新築一戸建てのスタンダード・アイテムになるのではないでしょうか。

この他、室内の電球類はすべて電球型蛍光灯、給湯設備はエコジョーズと、他の設備でもエコにこだわったものになっています。また年内に発売開始を予定している第2期以降はオール電化住宅を考えているということです。

ちなみに伊藤忠都市開発はマンションも幅広く手がけていますが、マンションの電気自動車対応外部電源は、課金の複雑さがネックになっていて現在検討中とのこと。カーシェアリングも含めて、物件に適したスタイルを模索してゆくことになりそうです

エコな設備がもりだくさんのマンション「アワーズ」

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モデルルームのリビングダイニングキッチン。IHクッキングヒーターはオプションでオールメタル対応に。バスルームにはエコキュート利用のミストサウナ「アイミスト」を標準装備。電気代は1回30分の使用で約28円と経済的

大阪市の中心街梅田の2キロ圏。桜の名所大川沿いの好立地に建設中の大規模マンションが「アワーズ」です。このマンションは、大阪市優良環境住宅整備事業の認定を受けていて、いわば大阪市のお墨付きのエコマンションといえるでしょう。

認定のポイントは以下の6点です。

≪認定のポイント≫
・緑化率20.5%
・次世代オール電化採用
・建築物総合環境性能評価Aランク
・子育て支援施設の充実
・高齢者への配慮
・保水性舗装の採用

1万1,600平方メートルを超える敷地に全432戸を配する規模を活かし、環境面でも設備面でも充実した内容を実現しています。

充実の最新設備で光熱費を節約

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エコキュートの貯湯タンクは廊下側、ヒートポンプユニットはベランダに設置されている。キッチンシンクには生ゴミディスポーザーが標準装備。大型処理槽で一括処理されるシステムで、ゴミの減量化にも貢献している

また、「アワーズ」に採用されている次世代オール電化の内容は最新式のものが揃っています。

≪次世代オール電化設備の内容≫
・IHクッキングヒーター
・エコキュート
・ミスト機能付き浴室暖房換気乾燥機「アイミスト」
・電気床暖房システム「ゆかいーな」
・キッチンシンクには生ゴミディスポーザーが標準装備。大型処理槽で一括処理されるシステムで、ゴミの減量化にも貢献

上記の中でも、特にエコキュートは大気の熱を使ってお湯を沸かすので従来型給湯器と比べてCO2排出量を大幅に減らせる、とてもエコな給湯機です。

これだけ豪華な設備が入っていても、関西電力のお得な料金メニュー「はぴeタイム」に、さらにオール電化割引「はぴeプラン」で10%割引が適用。標準的なガス・電気併用住宅と比べて、月額約3,900円の光熱費が節約できるとのこと。オール電化+ミストサウナの組合せは購入者にも高い評価を受けています。

共有部分でも光るエコへの配慮

エコへの配慮は、専有部分だけでなく共用部分でも目立ちます。住戸の外気に接する部分はすべて断熱材でカバー。屋根と最下階の床は一部を除いて外断熱を施し、日本住宅性能表示基準の「省エネルギー対策等級」で上から2番目の等級3を獲得しています。

おなじく構造躯体材料の耐久性を示す「劣化対策等級」では最上級の等級3。これはコンクリートの「水/セメント比」を50%以下にすることなどで達成しています。超長期優良マンションとは謳えないまでも、これに準じる耐久性を備えたエコマンションと言えるでしょう。

また、梅田のビジネス街に自転車通勤が可能な大阪都心の立地でありながら、20.5%の緑地を恒久的に確保しています。周辺住民にも購入者にとっても、環境に配慮したエコな住まいとなっています。

≪共用部分でのエコへの配慮≫
・省エネルギー対策等級…上から2番目の等級3
・(住戸の外気に接する部分はすべて断熱材でカバー)
・劣化対策等級…最上級の等級3
・(コンクリートの「水/セメント比」を50%以下にすることで実現)
・20.5%の緑地を恒久的に確保

このように、賃貸や注文住宅ではコスト的に難しい特長ある電化設備への対応は、分譲物件ならではと言えます。今はまだ事例は多くはありませんが、エコへの関心の高まりにつれて、今後は供給数も増加し、より探しやすく・選びやすくなっていくでしょう。

取材協力
伊藤忠都市開発
でんかライフ.com(関西電力)
MID都市開発

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