建築物にはどんな屋根の形があるのか

建築物の屋根の形はいろいろありますが、主な屋根の形を挙げてみると「切妻(きりづま)」「寄棟(よせむね)」「片流れ(かたながれ)」「方形(ほうぎょう)」「入母屋(いりもや)」「鋸屋根(のこぎりやね)」「M屋根」「陸屋根(りくやね、ろくやね)」「R屋根(あーるやね)」「マンサード」「バタフライ」などがあります。一戸建て住宅でよく見かけるのは切妻と寄棟で、マンションだと陸屋根が多いです。屋根は、雨仕舞が良い形状となっていることが最も大切なことですが、建物のイメージをガラリと変え、外観デザイン上のアクセントにもなっています。例えば切妻や寄棟だと日本風の外観に、片流れはシャープで現代的な、R屋根やバタフライは独特な印象を与えます。

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屋根

建築物の屋根に使われる屋根材の種類は?

日本には古くは民家の茅葺屋根(かやぶきやね)もありましたが、現在では日本瓦、セメント瓦、スレート瓦、金属系の屋根が主に使われています。「日本瓦」はご存じのように伝統的な屋根ふき材で、粘土を使った焼き物の屋根材です。「セメント瓦」はセメントと砂から作った瓦で、厚みのある厚形スレートと、モニエル瓦と呼ばれるコンクリート瓦があり、洋風な建物にも合う風合いです。「スレート瓦」とは一般的に「カラーベスト・コロニアル」と呼ばれる板状の瓦で、セメントと人工繊維や天然繊維を使用して高温・高圧下で養生・成型したものです。金属系の屋根は鋼板、銅板、アルミニウム板、ステンレス板などがありますが、耐候性があり美装なことからガルバリウム鋼板に人気があります。

屋根の形状や材料によってどんな違いがあるのか

屋根の材料によって屋根勾配が決まるので、外観デザインを決めるときは材料選びから始まると言っても良いでしょう。屋根勾配は防水性の高い仕上げ材であればあるほど緩い勾配にできます。例えば茅葺屋根は隙間から雨漏りがしやすいため、勾配をきつくしなければなりません。材料別に勾配がきつい順番に並べると、茅葺屋根→日本瓦→カラーベスト・コロニアル→金属系屋根の順となります。また、最近は耐震性の面から軽い屋根がよしとされています。カラーベスト・コロニアル屋根は、日本瓦と比べ重量が半分以下と軽量で、屋外の使用でも耐候性があることから現在最も普及しています。金属系のガルバリウム鋼板屋根は、さらにそれよりも軽く、耐候性があり、複雑な形に対応できることから最近人気がある屋根材です。

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(2013/08/15)