不動産を高く売るにはコツとノウハウが必要

不動産の売却に失敗しないためには、様々なコツやノウハウが必要となります。不動産を高く売るためのコツや、その際のノウハウ、さらには不動産の種類別の注意点やポイントについて解説します。

不動産会社任せにすると、不動産の売却は失敗する

不動産の売却で失敗するパターンの多くは、不動産会社に任せっきりにすることです。不動産会社は不動産の売却にあたって、査定・募集活動・契約業務・引き渡し業務など、一連の手続きをワンストップでサポートしてくれるため、極端に言えば売主が何もしなくても不動産は売却できます。

これは一つのメリットである反面、不動産をより「高く売る」ためには不十分であり、さらなるコツが必要となります。

不動産を高く売るための2つのポイントとそのコツ

ポイント1:査定を依頼する際は、はっきりと意見を言う

不動産会社で価格を査定してもらう際には、必ず売主として自分の意見を不動産会社にはっきりと言うことが重要です。

査定と言うと、不動産会社が公正中立な立場から、客観的に査定していると思うかもしれませんが、実際は不動産会社も営利目的の企業ですから、より自社にとってメリットがある「売りやすい価格」で募集したいという心理が働きます。
そのため、単に不動産会社に査定を任せっきりにすると、不動産会社主導で「売りやすい価格」すなわち相場よりも若干低めの金額での売却となってしまう可能性があります。

これを防ぐためには、必ず査定を依頼する際に売主としての「意見」や「見解」を不動産会社にあらかじめ伝えておきましょう。そうすることで、不動産会社に対してこちらにある程度の相場知識が備わっていることをアピールできるため、より適正な査定額を提示してくるでしょう。
また、自分の意見や見解を言うためにも、査定を依頼する前にインターネットなどで近隣の競合物件の相場を調べておくようにしましょう。

ポイント2:差し迫った事情がなければ、売り急がない

差し迫った事情によって早期に売却しなければならない状況の場合は、売れるまで悩みや不安が絶えないばかりか、損やトラブルの原因となりやすいため注意が必要です。売り急ぐ状況だと、高く売るために時間をかけることができないばかりか、買主側から価格交渉をされやすいというデメリットもあります。
不動産を売却する際にはできれば半年程度の余裕をもって不動産会社に依頼をすると良いでしょう。

ポイント3:どうしても急いで売らざるを得ない場合の2つのポイント

金銭的な理由とは別に、急な転勤や相続などで急いで売らざるを得ないこともあるでしょう。そのような場合には、以下の2点がポイントとなります。

1:できる限り部屋を綺麗にする

急いでいる時ほど、室内の見栄えをよくする必要があります。購入希望者の内見の際、あまり整理されていない状態よりも、綺麗な状態で見せる方が明らかに印象が良くなります。可能であれば前もって引越しを済ませておき、ハウスクリーニング業者に依頼をしてあらかじめ即入居できる状態まで原状回復させておくとベストです。

2:焦っている雰囲気をなるべく表に出さない

不動産の売却はある意味「心理戦」でもあります。売主から焦っている雰囲気が出れば出るほど、不動産会社としても「値下げ交渉ができる」と考えます。そのため、「売れなかったらどうしよう」という不安な雰囲気を出すのではなく、事情を不動産会社に伝えた上で、できる限り「冷静」に対応すると、強引な値下げ交渉を予防することができます。

不動産の種類別の注意点について

その1:マンション売却の注意点は「修繕積立金」

マンションの場合は、建物の大規模修繕などのために、毎月一定の修繕積立金を各戸から徴収し、管理組合で積み立てています。修繕積立金は大規模修繕計画が見直される5年周期で値上がりしていく可能性があります。修繕積立金が値上がりすると、売却する際の価格が値下がりする可能性がありますので、できれば修繕積立金が値上がりする手前で売却するのがコツとなります。

その2:一戸建て売却の注意点は「住宅診断」

一戸建て住宅は、マンションとは違い建物自体の状況を管理会社が客観的に管理をしていませんので、売却後に思わぬ欠陥が発覚し買主とトラブルになるケースがあります。そのため、一戸建て住宅を売却する際には、事前に住宅診断を実施している不動産会社の無料相談などを利用して相談してみることをお勧めします。

その3:土地売却の注意点は「測量」や「境界確定」の費用

土地を売却するためには、その地積や隣地との境界線を明確にしておかなければなりません。ただ、先祖代々所有してきたような土地は、登記簿と実際の状況が違っていることも多いため、売却するにあたり測量や境界確定の費用が別途必要になることがあります。詳しくは、土地家屋調査士に相談しておくと良いでしょう。

コツを押さえて不動産を高く売る

このように不動産を高く売るためのコツは、ちょっと意識するだけで誰でもできる至ってシンプルなことです。これらのコツを覚えてちゃんと実行すれば、不動産売却に失敗するリスクを最小限に抑えることができます。