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【月刊ニシアワー11月号】白籏さんのきのこ狩り

読むための所要時間:4分



秋の森には、たくさんのきのこがあります。
11月の始め、西粟倉村森の村振興公社の白籏さんが実施されている「きのこ狩りツアー」に参加してきました。

いざ森へ

服装は長袖長ズボンに長靴、持ち物はきのこを入れるカゴ。慣れている人は、きのこをそぎ落とすためのバターナイフも持参していました。参加者は私も含めて5名。今日入る森のことやきのこの採り方などの説明を受けて、いざ森へ。道なき道をずんずん進んでいきました。

きのこは、倒木や立ち枯れしている木に生えています。倒木を探してきょろきょろと辺りを見回しながら、秋の森を歩きます。私は森を歩く機会は多いのですが、きのこ狩りのために森に入るというのは、よく考えてみたら初めてのことでした。秋の森をゆっくり散策し、きのこ見つけたらカゴへ入れる、というゆったりとしたツアーをなんとなく想像していたのですが、一旦森にはいると意外と過酷なものでした。人の歩きやすいところに都合良く生えてくれるはずもなく、急斜面をずるずるとすべりながら進んだ箇所もありました。



天然のきのこ

今回のターゲットは、食べられるきのこと、毒のあるきのこ。それ以外は無視です。それを聞いて私は、食べられるきのこだけを探せばいいのにと思いました。でもよく考えてみると、食べられるきのこを見分けるには、食べられないきのこのこともよく知っておかなければいけないんですね。天然のきのこは見分けるのが本当に難しく、食べられるきのこと食べられないきのことは、きのこの身を割ってみないとわからないようなほんの少しの違いしかなかったりします。本当に危ないきのこもあるので、ターゲットのきのことそれに似ている毒きのこについて、丁寧に説明をしてもらいました。



ひとつひとつ確認をとりながら採っていき、ナメコ、ブナシメジ、ヒラタケ、ムキタケなど、たくさんのきのこを見つけることができました。

ナメコやブナシメジなどスーパーで見慣れているはずのきのこも、天然のものは大きさも形も艶も全く違っていて、驚きでした。中でも、小さなナメコがすこし苔むした倒木にコロコロとくっついている様子は、思わず「かわいい!」と声に出してしまったほど。ずっと見ていても飽きませんでした。



森の恵みのお昼ご飯

2時間ほど森を歩いた成果は予想以上に豊作で、採ってきたきのこは「きのこ汁」にしてお昼ご飯に頂きました。

まずは採ってきたきのこをテーブルに広げ、選別していきます。お馴染みのきのこから、見たこともないような形のきのこ、透き通るような白のきのこ、ゴムみたいなきのこ。本当にいろいろなきのこを採ってくることができて、見た目にも楽しかったです。





しかもその全部が食べられるきのこということで、さっそく調理開始です。石付きをおとし、ムキタケの皮をつるつると剥き、じゃばじゃばと洗い、お鍋へ投入。味噌ベースのお汁に、具材は採ってきたきのこと根菜を少し。お肉も入れていないのに、とっても良い味になるのです。

鍋のフタをあけると、きのこの良い香りが漂いました。この連載で香りをお伝えできないのが残念なくらい、何とも言えない秋の良い香りです。味はというと、ほどよいとろみもついて、参加者全員が2〜3杯はおかわりするほど最高に美味しかったです。秋の森の恵みを堪能できたお昼ご飯でした。



森の時間に寄り添うということは、季節ごとの森のめぐみをおいしく頂くことでもあるんだと実感しました。

白籏さんは本当に村の自然を愛し、その楽しみ方をたくさんの人に伝えておられます。季節ごとに西粟倉の自然を楽しむツアーを企画しておられ、今回私が参加させてもらったのは秋のツアーです。冬は雪遊び、春は山菜採り、夏は川遊びと、たくさんの楽しいツアーがあります。こちらもぜひチェックしてみてくださいね。



flickr写真アルバム|白籏さんのきのこ狩りツアー
http://www.flickr.com/photos/62957343@N06/sets/72157628005652401/

西粟倉村森の村振興公社 イベント情報
http://ns.vill.nishiawakura.okayama.jp/kousha/ivent.html





● 月刊ニシアワーよりお知らせです



冷え込みの厳しい仮設住宅に、暖かい無垢床を。贈り主を募集しています。
http://www.homes.co.jp/kurashito/staff/release_info/donation01/



レポーター : 熱田尚子(株式会社 西粟倉・森の学校)






人が、森の生き物の一員になり森の時間に寄り添って暮らす。
季節がめぐる、命がめぐる、ぐるぐるめぐる。ニシアワー。


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