【月刊ニシアワー1月号】寒の水
毎年1月20日ごろ(2012年は1月21日)は、二十四節気の大寒です。文字通り、1年のうち最も寒い時期です。
大寒の朝の水は、「寒の水」と呼ばれます。
なんと寒の水は、1年間腐らないと言われています。そのため、無病息災を願って寒稽古などにも使われる他、容器などにいれ納戸に保管したり、味噌や酒を仕込むのに使ったりと、人は昔からこの寒の水をさまざまに利用してきました。
寒の水は1年間腐らないという話は、科学的にも言えるようです。一番寒い時期の水は、表面の水が外気と触れて冷却され、川や湖や井戸の下層部に移動するとき、水表面のゴミ・チリ等の浮遊物質も下層に移動して、水質が清浄化されていくそうです。もちろん、1年間全く腐らないというわけではないのですが。
納戸に保管しておくことについても、何か事が起きても飲み水は確保出来ている訳ですし、そうやって水を置く事で普段から火の元にも気をつけるようになる、という先人の知恵が垣間見られますね。
レポーター :
熱田尚子(株式会社 西粟倉・森の学校)

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