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2011.09.15

【月刊ニシアワー9月号】八郎さんの稲刈り

読むための所要時間:3分



秋の一大イベント「稲刈り」。西粟倉の稲刈りは、岡山県内の他の地域と比べてかなり早い時期に行われます。早い人は8月の終わりごろ、9月に入ると村内でぞくぞくと稲刈りが行われています。



福島八郎さんは、田んぼの中を泳ぐメダカが死なない程度の農薬で、お米づくりをされています。今年、この「メダカ米」の稲刈りを見せてもらいに行ってきました。稲刈りの日、教えてもらった時間に八郎さんの田んぼにいくと、コーヒーの良い香りが。「仕事の前にまず一服!」と、田んぼの横でコーヒーを飲んでいた八郎さん。本当に心地良い秋晴れの空の下、私までごちそうになってしまいました。

ゆっくりとコーヒーを頂いていると、おもむろに「これも食べ。」と出してくれたのは、八郎さんが作った葡萄。秋の風に吹かれながら黄金色になった田んぼの横で食べる採れたての葡萄は、これぞ上質な田舎暮らし、といった感じ。取材に来たのにとってもリラックスしてしまいました。



昔は近所の人らが、
総出でやっとったんじゃからなあ。


稲刈りは大きなコンバインで行います。機械を運転するのは1人。あっという間に1枚の田んぼが刈り終わりました。「昔は近所の人らが、総出でやっとったんじゃからなあ」と、八郎さん。手狩りでやっていたころは、みんなで協力せざるを得なかったそうです。この日も近くの農家さんがお手伝いに来ていて、今でも全く1人で稲刈りをするというわけではないけれど、やっぱり稲刈りでの地域の人たちのつながりは薄くなっているのかなあ、と思いました。私は田んぼを持っているわけではないので何とも言えないですが、機械化されて作業効率が上がったことと引き替えに失われたことって何だろう?と、つい考えてしまいまいた。



ところで西粟倉のお米はおいしいのか?ということですが、これがとってもおいしいのです。なぜなら、源流の村だから。源流にある田んぼには、豊かな森がはぐくんだ綺麗な水がそのまま流れ込みます。下流の田んぼでは、さらに上流にある田んぼで使われている農薬や川の汚れの影響を受けますが、西粟倉の田んぼでは気にする必要ありません。西粟倉のお米は、安心でおいしいんです。

ニシアワーでは、このお米を都会の人に食べてもらおうという提案もしています。お客さまと農家さんをつないで、農家さんが自家用に作っているお米を直接買ってもらおうという取り組みです。

ニシアワーなお米と野菜
今年の8月に発売した分は、好評につき既に売り切れてしまいました。この秋の収穫量増やキャンセルによる追加募集の際にはニシアワーのウェブサイトやtwitter、facebookにて連絡いたします。お問い合わせも受け付けています。

レポーター : 熱田尚子(株式会社 西粟倉・森の学校)






人が、森の生き物の一員になり森の時間に寄り添って暮らす。
季節がめぐる、命がめぐる、ぐるぐるめぐる。ニシアワー。

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