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【自由な団地】団地の未来がある“KANGETSUKYO DANCHI”

2013.08.05

自由な賃貸

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【自由な団地】京都 観月橋団地

観月橋団地
=KANGETSUKYO DANCHI

京都市桃山にある観月橋団地は1962年に竣工した築51年の建物。ゆとりある棟間隔と豊かに茂った植栽は、全国にある団地と同じ景観。ひとつ違うのは、団地の号棟数字の上にある「KANGETSUKYO DANCHI」のおしゃれなロゴ。

観月橋団地は、団地リノベーションの先駆けといえる有名な団地。この成功例をきっかけに、“団地で暮らすっていいかも”“団地を購入してリノベーションしてみよう”という流れが全国に広がりました。
今でも募集の問合せが多く、賃貸入居者を募集するとすぐに全戸契約という人気ぶり。今回の『自由な賃貸』は、この観月橋団地を特集します。

【自由な団地】団地の未来がある“観月橋団地”

洗濯機と冷蔵庫の置き場が
無い住まい

1955年以降の高度経済成長期に始まった団地建設は、“団地族”という言葉を生み出す社会現象になりました。充分にとった棟間隔と豊かな植栽、南向きの住戸にLDKという考え方を取り入れた間取りなど、団地は当時の住まいの最先端であり、そこに暮らすことは多くの人の憧れでした。
さて、この時代に作られた団地には、基本的に洗濯機と冷蔵庫の置き場がありません。今から思うと不思議かもしれませんが、当時はどちらも高嶺の花。洗濯板で衣服を洗い、野菜を畑からとってきて調理、食材はその日に食べるか保存食にするという暮らしに、家電の置き場はいらなかったのです。時代は進み、生活はどんどん便利になっていると分かる逸話ですよね。

【自由な団地】団地の未来がある“KANGETSUKYO DANCHI”

観月橋団地、リノベーション前の部屋の様子


築51年の観月橋団地。当時から暮らしていた住人は高齢化し、4畳・6畳の和室2つに台所という小さな部屋が閉鎖的に仕切られている狭苦しい間取りなど、今の時代の暮らしに部屋が合わなくなっていました。もちろん、洗濯機と冷蔵庫の置き場も無し。同じような問題は全国の団地で起きています。
これら団地再生のためにUR都市機構がとった方針が、団地の「全面建替え」「一部建替え」「集約化」。集約化とは、数棟からなる団地の一部の棟を住民の移転で空棟にし、建物を取り壊した後に民間業者に売却すること。

観月橋団地のドラマ。
築51年の団地をどうするか…?

2003年「全面建替え」をすることを前提に、入居者募集を止めた観月橋団地のドラマはここからはじまります。

【自由な賃貸】観月橋団地

2007年『UR全団地のストック活用方針の見直し』が入り、観月橋団地は「全面建替え」から「集約化」に方針変更をします。が、すでに入居者募集を止めていたため、100戸以上の空き家が発生。再募集をかけたところで、民間の賃貸に比べて設備で劣っている観月橋団地では、空き部屋が埋まることは考えにくかったのです。

これを解決するためにURの取った方針が英断!
(1)若年層を団地に呼び込み
(2)エレベーターがないために高齢者にはキツい上層階に、若年層に住んでもらい
(3)多様な世代が暮らす団地にする
という目標を立て、そのために全体コンセプトから住戸プランの企画設計、完成後の入居者募集までを民間事業者と組んで行うことにしました。数社で行われた民間業者のコンペで選ばれた建築家が、Open Aの馬場正尊さんと、星田逸郎空間都市研究所の星田逸郎さん。

その結果は、世の中の「団地再生」を加速させたと言ってもいいくらいのインパクトを生み出しました。

住環境を最大限に生かした
最小限のリノベーション

2011年3月にリノベーション計画がスタートした観月橋団地。AエリアをOpen Aの馬場正尊さん、Bエリアを星田逸郎さんがそれぞれ30戸設計担当し、さらに2013年に5戸を追加、合計68部屋をリノベーションしました。

Aエリア 2K→1LDK
(35.99m2・50,000~52,000円)


暮らしといっしょ【自由な賃貸】観月橋団地

暮らしといっしょ【自由な賃貸】観月橋団地

元は台所と和室だった部屋をつなげてリビングに。
キッチンの後ろに洗濯機置き場を取り付けています


暮らしといっしょ【自由な賃貸】観月橋団地

バスタブは大きなものに変更。
排水溝を出さない設計にして、すっきりした空間を実現しています


暮らしといっしょ【自由な賃貸】観月橋団地

暮らしといっしょ【自由な賃貸】観月橋団地

リビングと寝室の扉は大きく開けられます。
両方の窓を開けておくと、真夏でも涼しい風が吹き抜けるのは、
棟間隔が広く、緑豊かな団地ならではの住環境


暮らしといっしょ【自由な賃貸】観月橋団地

暮らしといっしょ【自由な賃貸】観月橋団地

押入れを取り除いた分、広い寝室になりました。
収納代わりにキークランプで繋いだアルミの棒が備え付けられていて、衣服をかけることができます


次ページで、さらに【Aエリア】の部屋を紹介していきます。

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