
無機質な社宅からすっきりしたマンションへ
(株)リビタ
が昨年末に販売を開始した「リノア赤羽」は、今注目のリノベーション・マンションです。大手企業の使用していない社宅を買い取り、一棟丸ごと徹底的に改修して分譲するというスタイル。それも単に専有部分だけを改修するのではなく、建物全体の劣化診断や躯体の構造調査を行い、それを元に必要な修繕工事を施し、敷地内緑地全体や庭も含めた共用部分をもデザインしなおすという徹底ぶり。以前の無機質な社宅が実に魅力的なエコマンションに生まれ変わりました。

平凡な外観はモノトーンのコントラストが効いたシャープで高級感ある印象へと変身した。意図が明白なデザインの持つパワーが感じられる。全39戸が既に契約済みで、売れ行きは好調

分電盤や自転車置き場だった無味乾燥な空間(ビフォアのアスファルト舗装の空間)が、さまざまな年代の住民たちがコミュニケーションを図れる「出会う庭」へ。さらに画面手前には既存林から外来植物を除いて武蔵野の森の姿を再生した「時間の庭」が広がる。共用部のデザイン監修はブルースタジオが手がけた

左はリフォーム前の社宅の様子。右はマンションリノベーションに定評のあるブルースタジオが手がけたコンセプトルーム。黒いタイルで囲まれた浴室(写真中央の黒い部分)がシンボリックだ
オール電化+内装を選べてこの価格
専有部分のリノベーションで最も安価なプラスリノベーションコースは、既存の間取りをベースに、設備機器をリニューアルし、IHクッキングヒーターとエコキュートを設置したオール電化仕様。掛け合わせ自由な豊富なカラーセレクトプランから内装を選べます。また、設備や環境などを鑑みると、周囲の新築マンションに比べ価格的にもかなり割安感が感じられます。
| -- | 新築マンション | 中古マンション | プラスリノベーションコース |
|---|---|---|---|
| 坪平均単価 | 約240万円 | 約160万円 | 約171万円 |
元は大手ゼネコンが施工した平成4年竣工の高品質な建物。解体してゼロから建替えるよりも、必要な改修工事を施してさらに魅力をプラスするリノベーションの方がはるかに合理的で、環境負荷も低く、上質なエコ住宅を提供できる。リビタのリノベーション事業の基本コンセプトはこの点にあるようです。
契約はスケルトン状態で購入し、内装の工事請負契約を結ぶ2段階方式。予算に合わせて選べる点がリーズナブルですが、仕上げ材や設備にこだわると、新築よりも高価になる場合があるので、お財布との相談ですね。
リノア赤羽だけの”わが森”
このリノア赤羽の魅力はほかにもあります。一つは中古物件購入の際の気になるポイント、建物の構造に対する信頼性の高さです。第三者検査機関が建物全体の劣化診断や構造調査等を行い、「コンクリート中性化深さ診断」「コンクリート圧縮強度調査」「給排水設備調査」などを行った上で、必要な修繕工事を実施しています。建物の実状に応じた修繕計画及び修繕工事なので、建物の品質・性能を把握して購入できるわけです。一般的な中古マンションを購入する場合、共用部の診断・改修工事は一住戸単位ではできないため、こちらのほうがより安心して購入できる中古マンションだといえそうです。
さらに、「リノア赤羽」の場合の更なる注目ポイントは、森のリノベーション。従来ほとんど利用されてこなかった敷地内緑地を樹木医に見せたところ、推定樹齢60年前後の広葉樹が多く、武蔵野の森の系譜に繋がる貴重な緑地であることが判明。そこで外来植物を取り除き、より純粋な武蔵野の森の姿に帰すとともに、住民の憩いの場所として位置づけました。

春に催された「もりのべピクニック」の様子。23区内駅徒歩圏とは思えない豊かな森だ
「もりのべピクニック」では樹木医による森の教室を開催し、森について学び、森のある暮らしの豊かさを体感。都会ではなかなか味わえない贅沢といえますし、子供たちのエコ教育の場としても活躍しそうです。
経済面・環境面でもエコであり、なおかつ自分のスタイルに合った暮らしを手に入れられる一棟まるごとのリノベーションは、今非常に注目を集めている住まいと言えるでしょう。
- 新築を購入するより、リーズナブルに最新設備やスタイリッシュな住まいが手に入る
- 共有部分もリノベーションされ、コンセプトを持った住まいに出会える
- 既存の建物を再利用しているので、廃材が少なく、地球に優しい













