家賃の支払い能力が大きなポイント

賃貸の「審査」は何を見ている?
賃貸の「審査」は何を見ている?

貸主が最も気にするのは「滞納することなく家賃を払ってくれるか」ということでしょう。そのため、継続的に安定した収入が見込める、大手企業の正社員や公務員は、審査に通りやすいです。また、勤務期間が長いと、より信頼度が上がるでしょう。フリーターや派遣社員の人は、雇用形態や収入が不安定なため審査に通りにくい傾向があります。また、安定収入があっても、収入額に対して家賃が高すぎる場合は審査が厳しくなるので注意が必要です。一般的に、無理なく支払える家賃の金額は収入の3割程度までといわれます。

勤務期間が長いと、信頼度が上がるようです
勤務期間が長いと、信頼度が上がるようです

どこまで踏み込んだ審査が行われるのかは、貸主・不動産管理会社の方針や、物件の種類などによって異なります。申込書類に記載された勤務先に「本当にそこで働いているのか」と確認するために、電話が掛けられることが多いです。在籍の確認が取れれば良いので、ほとんどの場合は本人が電話を受ける必要はありません。また、連帯保証人にも連絡を行います。もし、申込書の記入内容に虚偽の情報があったと判明した場合、審査に通過することはまずありません。

審査結果が出るまでは早ければ即日という物件もありますが、一般的には3〜4日ほどかかります。審査に慎重な場合は1週間ほどかかることもあるようです。そして、晴れて審査に通過すると、正式な契約を結ぶステップへと進みます。

無職の人でも審査に通過する可能性はある

無職の場合はどうする?
無職の場合はどうする?

一般的に定職に就いていない無職の人が審査に通るのは難しいですが、条件によっては契約できる場合があります。

無職でも、家賃の支払い能力があると判断されれば、審査に通過する可能性があるのです。銀行口座に充分な貯蓄があると証明するためには、通帳のコピー等を提出して「預貯金審査」を受けます。目安としては契約金等をすべて支払った状態で、家賃を払いながら半年ほど生活できる程度の金額である家賃の1〜2年分の残高があれば、審査に通る可能性があるようです。年金や配当金などがある場合、その収入を証明できる書類を提出します。また、現状無職であるが、すでに就職が決まり収入のめどが立っている場合は、その旨を申告すると良いでしょう。

申込時の身なりや人柄も見られている

普通の身なりで行くのがベター
普通の身なりで行くのがベター

書類上の情報だけでなく、申込時の印象も判断材料のひとつです。すぐに大声を出して周囲を威圧する人や、横柄な態度の人は、入居後に騒音やゴミ出しなどで、近隣の住人とトラブルを起こす可能性が高いと判断される可能性があります。
極端に派手で目立つ服装や髪型、だらしない服装の人は、要注意と判断されるケースもあります。もちろん外見がその人のすべてを表すものではありませんが、判断材料のひとつとなり得ることがあるようです。とはいえ、改まってスーツなどを来ていく必要はないので、清潔感のあるごく普通の身なりであれば問題になることはないでしょう。また、とにかくすぐに入居したいと希望するにもかかわらず、その理由について言葉を濁すような人は、不審な印象を与えます。契約を急ぐ理由がある場合には、正直に事情を話しましょう。

物件と入居者のマッチングが重視されることも

物件との相性も判断材料のひとつ
物件との相性も判断材料のひとつ

集合住宅では、各世帯の生活スタイルが大きく違うと、近隣トラブルが起きやすくなることがあります。例えば、子供がはしゃいで音を立ててしまっても、子供を持つ世帯同士であれば、ある程度は「お互い様」と考えるものです。そのため、ファミリー向け物件には、家族単位での入居を優先することが多く、単身での入居申込みは審査に通りにくい傾向があります。逆に、単身向け物件では、小さな子供を持つ世帯の入居が敬遠されるケースもあります。

契約に必要なものを用意しておこう

必要な書類は用意しておきましょう
必要な書類は用意しておきましょう

審査の結果を待つ間に、契約手続きに必要なものを用意しておきましょう。入居が決まると、引越しの準備などで慌ただしくなるので、早めに用意しておくのがおすすめです。主に求められる可能性のある書類は以下の通りですが、不動産会社によって必要な種類が異なる場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。

・契約者の住民票
・収入を証明する書類(源泉徴収票、納税証明書など)
・連帯保証人の住民票
・連帯保証人の実印、印鑑証明書

審査に落ちても気にしない!

審査に落ちても気にしない気にしない
審査に落ちても気にしない気にしない

残念ながら審査に落ちてしまった場合は、結果のみが知らされ、何が問題だったのかは告知されないことが多いようです。なかには、一般的に考えて申し分のない条件で、不動産会社もまず問題ないだろうと太鼓判を押していたにもかかわらず、審査に落ちてしまうケースもあります。貸主のなかには、過去のトラブル経験などから「未婚のカップルには貸したくない」「女性には貸したくない」など、独自の審査基準で判断する場合もあるからです。審査に落とされると、気にせず、気持ちも落ち込んでしまうものですが、気持ちを切り替えて次の物件探しを始めましょう。

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