1.空き物件の多い時期を見極める

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時期を見極める

引越しのタイミングは人ぞれぞれです。急な転勤などですぐに引越す場合は、時間が限られるために自分の条件のすべてに見合う物件を探すことができない場合も多くあります。しかし、引越すまでの検討期間を確保できるようでしたら、事前に十分な情報を集めて、いざというときにできるだけ迅速な結論を出せる準備をしておいてはいかがでしょうか。

たとえば時期的なものでいうと、2月から3月には空き物件の情報が最も多く出回ります。なぜなら、進学や就職など、4月から始まる新生活に向けて引越す人が増えるからです。また9月から10月も企業の異動人事が多く、空き物件が増える時期。「空き物件の多さ」を切り口にすれば、これらの時期は狙い目といえるでしょう。

なお、「そろそろ引越しを」と考える方は、現在住む部屋の解約に関する告知期間を確認(※1)しておきましょう。希望の物件が見つかった際、焦って新居の契約と引越し準備だけ進めた結果、現在の住まいを管理する不動産会社に解約告知が遅れて違約金発生…という事態は避けたいものです。

※1 解約までの告知期間は1ヶ月が一般的ですが、契約によってはそれ以上の期間を要する場合もあります

2.複数の不動産会社から、様々な視点のアドバイスを集めよう

もし物件探しに時間の余裕があるならば、複数の不動産会社をまわってみてはいかがしょうか。今日、不動産情報はインターネット上に公開されている物件も多く、昔のように「地域ならではの不動産情報は、その地域にある不動産会社へ」というケースは少なくなりました。
とはいえ、不動産会社の担当者とは、単に物件を紹介するだけでなく、お客さんの要望に応じてさまざまなアドバイスや意見を出してくれます。
そのアドバイスは担当者の方ぞれぞれですし、より多くの会社、担当者の話を聞くことで、自分では気づくことができなかった発見があるかもしれません。何より専門家視点でのアドバイスは、参考になります。

貸し主と借り主の間に立って賃貸契約を円滑に進め、双方がメリットを享受できるよう仲介するのが不動産会社の役割です。まずはどんな小さなことでも躊躇せず質問し、できるだけ多くのことについて話す機会を作るよう心がけましょう。契約前の申し込みはキャンセルできるのか、申込金(証拠金)の支払いは必要かなど、不明点はクリアにし、双方納得のいくコミュニケーションをとることが大切です。

3.敷金あり・なし物件は、トータルコストを計算する

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トータルコストを計算

借り主にとって「敷金ゼロ」は、入居時の初期費用を抑えられることがメリットです。
一方で、貸主にとって、敷金は賃貸契約上の債務を担保する目的(※2)があるので、「敷金ゼロ」は大きなリスクになります。

そのため、貸し主はこのリスクを回避するため、家賃を高めに設定し万が一に備えるか、契約者の退去時に実費を請求するか、二種類の対策をとるケースが一般的です。

たとえ入居時に敷金が発生しなくても、賃貸契約書に「退去時にかかる費用は契約者の実費負担」などの記載があれば、ハウスクリーニングや修繕費を請求されることも多いので、契約書は必ず細かく読み込みましょう。
なお、最近では敷金ゼロ物件の入居条件として、保証会社への加入を義務付ける貸主も増えています。
「敷金なしだからお得」と飛びつくのでなく、居住期間やそれぞれの条件におけるトータルコストを照らし合わせ、どちらが経済的か冷静に検討・判断するのが大切です。

※2 家賃滞納や借り主の故意、または過失によって物件の修繕が必要となった場合に充当される一時金としての目的

4.住みたい街の情報を集める

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街の情報を集める

不動産情報サイトや情報誌を読むだけでなく、実際に住みたい街を歩いて、交通や生活の利便性など生の情報を収集するのをはじめ、やるべきこと・できることはたくさんあります。
まだ住むかどうか分からない街に、わざわざ出かけるのは面倒…、という場合はその街のグルメ情報やショップ情報をチェックして、遊びに行くついでに周辺を歩いてみるのもおすすめです。

乗り入れ路線が多いとか、お店が多いなど一般的な人気の条件だけでなく、あなたのライフスタイルを考えて街を眺めてみましょう。

たとえば独身で忙しい方は、近くに安くて美味しい外食の店が多いか、共働きのご夫婦は、深夜まで営業するスーパーがあるか、ファミリーなら歓楽街の有無に始まり、街の治安もチェックしたいポイントです。
乳幼児や高齢者がいらっしゃるご家庭の場合は、大通りの交通量や坂道の有無も見ておきたいポイント。街の表情は、時間によって刻々と変化しますから、その街の朝、昼、夜を観察して、混雑の度合いや治安を確認してください。

5.住みたい物件の周辺情報を集める

街全体の情報を集めたら、今度は住みたい物件の周辺情報を掘り下げましょう。
一例としてゴミの収集があります。ゴミ収集ルールは、自治体ごとに大きく違い、さらにエリアごとの違いもあります。地域指定のゴミ袋があったり、分別ゴミの決まりごとがあったり、収集の時間帯や、ゴミ袋の出し方ひとつにしてもこれまでと違うかもしれません。目当ての地域や物件に、自身の生活パターンとあまりにかけ離れたゴミ収集ルールがないかどうか、先にチェックしておいた方がよさそうです。

また、近隣の世帯状況を知っておくと安心です。
子供の夜泣きや夜中の話し声など、生活パターンの違いによって生ずる騒音は、意外に気になるものです。そんなとき、近隣住民同士の家族構成が似ていればお互いの事情を理解し合えるので、トラブルも少なくなります。マンションやアパートを借りる方は、事前にどんな方が住まわれているか、不動産会社に確認しておきましょう。

さらに、物件から駅まで自転車や車の距離ならば駅のそばに駐輪場・駐車場はあるか、子供のいる家族なら近くに公園はあるか、新生活で地域とのかかわりを増やしたい方なら自治会の活動の様子はどうか、物件周辺に住む人々の属性(同じような家族構成または年代が多いかどうか。家族の場合は住みやすさの参考にもなります)など、見るべきポイントは意外に多いのです。

このように、物件選びは大枠から始めて細部に目を向けていけば、大事な情報の取りこぼしもありません。いうまでもなく物件選びとは、そこに住むことでご自身や家族がいかに幸せになれるかが目的。時間をかけられる方は、これまで述べたさまざまな角度からぜひ検討してみてください。

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