中古住宅を購入後、後悔していること

まず、中古住宅を購入して後悔していることを尋ねました。1位は「もっとリフォーム/リノベーションすればよかった」(12.4%)となりました。2位の「後から欠陥や不具合が見つかった」(11.0%)というちょっとドキッとする回答はおよそ10人に1人いることが分かりました。3位以降は1割を下回っており、目立ったものは見当たりませんでした。

Q15中古住宅を購入して後悔していることはあるか【複数回答可】(n=420)
中古住宅を購入して後悔していることはあるか【複数回答可】(n=420)

「特に後悔していることはない」人も55.5%います。これらの結果から見ると、取り返しがつかないような後悔をした人はそう多くはないと言えそうです。

8割強が満足。差が生まれた理由は?

後悔していることが少ないためか、購入した中古住宅に満足している人が不満を感じる人を大きく上回る結果となりました。「非常に満足している」人は28.3%、「やや満足している」人は53.9%で、あわせると実に82.2%が満足していると答えています。

Q17購入した中古住宅に満足しているか【単一回答】(n=420)
購入した中古住宅に満足しているか【単一回答】(n=420)

どのような点で満足しているのか、不満を感じているのかを見ていきましょう。

満足している人の声

「購入する時点で築年数が20年以上経っていたが、比較的静かな環境で、最寄駅も近く、買い物などに出掛けるのにも便利だから」(中古マンション/築20年以上30年未満/40代男性)

「身の丈に合った物件が見つかったので、月々の支払が楽。新築なら手に入らないような物件が手に入った」(中古マンション/築20年以上30年未満/50代男性)

「実際古くから、多くの住人がいる物件なので、住みやすいとかんじた。管理がきちんとしているのが、よくわかる」(中古マンション/築40年以上/40代女性)

「条件も良くて安く買えました。建物はかなり手がかかっているのに、ほぼ土地代のみで購入できました」(中古一戸建て/築10年以上20年未満/40代女性)

不満な人の声は?

では一方で、不満を抱える人はどうでしょうか。臭い、雨漏り、修繕、自主管理など、様々な声がありました。

不満点

満足していない人の声

「安かったが、マンションの管理がきちんとされておらず、自主管理だったので住民同士の修繕等の意見が合わず色々な事案が進まない」(中古マンション/築40年以上/50代女性)

「汚れがひどい。においが取れない。結局、高額な掃除用品や脱臭装置が必要になり、予定外の馬鹿にならない費用がかかる事になった」(中古マンション/築10年以上20年未満/40代女性)

「雨漏りで屋根のリフォームでお金がかかったり、洗面所床が腐り、クロスを張り替えたり、お金がかかる」(中古一戸建て/築30年以上40年未満/50代女性)

「排水菅や住宅設備が古くて、購入後に欠陥が見つかったから」(中古マンション/築40年以上/40代女性)

住んでみなければ分からないこともありますが、築年数が40年以上の住まいでは水周りに不具合があり、想定以上の修繕費がかかってしまうケースがあるようです。内装や外観の見た目だけでなく、実際に水を出してみる、専門家に頼るなどして、特に気をつけておきたいところです。

ではどうすればいい?気をつけておきたいこと8つ

最後に、中古住宅を購入した人からのアドバイスをいくつかご紹介します。

住む前にリフォームやリノベーションするのがおすすめ
「後々リノベーションをと思っても入居してしまうと簡単にできるものではなくなってしまったので、一番最初に行ったほうがよい」(中古一戸建て/築5年以上10年未満/20代女性)

水周りは念入りにチェック
「外観、内観だけでなく、浴室設備や換気設備等もしっかり確認するべき」(中古マンション/築5年以上10年未満/30代男性)

朝昼晩や天気の悪い日にもチェック
「住居周辺の環境は、朝昼夜と数回訪れて確認した方が良いと思いました」(中古マンション/築10年以上20年未満/50代女性)
「購入しようとする家は雨などの天気が悪い日に見ると、外壁の傷み具合も良く分かります。」(中古一戸建て/築20年以上30年未満/30代男性)

あえて雨の日や天候の悪い日にも見に行き、雨漏りや壁・屋根の傷み具合などをチェックしておこう
あえて雨の日や天候の悪い日にも見に行き、雨漏りや壁・屋根の傷み具合などをチェックしておこう

営業担当者ではなく、他人に相談するとよい
「建築のプロに相談して地盤などをよく調べる。自分の家事動線と合うか考えること」(中古一戸建て/築30年以上40年未満/20代女性)

マンションは管理組合の役員になることを認識しておく
「ご近所や町内会、役員の事については細かく確認した方がいいです。マンションは絶対役員が回ってくるなどもあり、近所や上下階の人の事も後からわかるとストレスになるので」(中古マンション/築10年以上20年未満/40代女性)

諸経費分の費用を取っておこう
「諸費用を買う時の寸前で聞かされてびっくりした。印紙代や登記簿登録代金が高かった」(中古マンション/築3年以上5年未満/40代女性)

家族任せにしない
「パートナーも下見に行くこと。一人だけ(世帯主だけ)で行くと、細かい好みが反映されていなくて、不満に感じる箇所が出てくる」(中古マンション/築5年以上10年未満/30代女性)

資産価値も考えた購入検討を
「売りに出した時に値段の上がりそうな物件を可能な限り選ぶべきかと思います」(中古マンション/築10年以上20年未満/20代男性)

これらのアドバイスをご覧いただくと、あれもこれも気にしなければならないことがあり、中古住宅を購入するのは大変と思う方もいるかもしれません。しかし、立地、広さ、価格、部屋からの眺めなど、中古住宅ならではの魅力もあります。中古住宅のシェアは欧米に比べると依然低いものの、徐々に増えつつあります。「いいものを作って、きちんと手入れして、長く使う」ための環境整備が政府でも勧められており、今後ますます選択肢に上りやすくなるのではないでしょうか。

調査概要

【調査実施期間】2016年12月21日~12月22日
【調査対象者】事前調査で「中古マンション/中古一戸建てを購入したことがある」と回答した人
【調査方法】インターネット調査
【有効回答数】420サンプル

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