2~3社とつきあうのがべストか

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複数の会社とお付き合いするのがベスト

中古マンション、中古一戸建てを取り扱っているのは、不動産仲介を行っている「宅地建物取引業者(宅建業者)」です。不動産仲介会社は以下の3つに大別されます。

【大手系】
まず「大手系」。ほかの2つに比べてスタッフの質が高く、契約関係書類などもきちんと整備されているので、この点では安心・信頼度は高いといえます。一方、仲介手数料(※)の値引きは基本的に応じない傾向にあります。
※仲介手数料:宅建業者に不動産取引の仲介(媒介)をしてもらったときに支払う報酬のことをいいます。

【中堅・地元系】
次に「中堅・地元系」。主に地元のネットワークなどを使って物件情報を収集しています。なかには仲介手数料の値引きに応じてくれるところも。

【ネット系】
最後に「ネット系」。仲介手数料の割引が特徴。広告費や人件費、店舗出店や運営費などのコストをかけず、ローコストな事業運営を行っています。大手ブランドなどの「名」より「実」をとりたい方向きです。

現在では、全ての不動産仲介会社が「不動産流通機構」という物件情報ネットワークでつながっており、どの会社に依頼しても出てくる情報は基本的に同じです。ただし、例えば最初に、A社に新しい物件情報が入ったとき、A社はまず自分たちのお客様にその物件を紹介するでしょう。新しい物件を先に紹介してもらえるというメリットを考えると、複数の会社とお付き合いするのがベストですが、多すぎてもやり取りが大変になるのでご注意を。

結論として、大手系、中堅系・地元系、ネット系から合わせてアラカルトで2~3社とお付き合いするのが、ちょうど良いのではないでしょうか。いずれにせよリノベーションをしたいという要望をあらかじめ伝え、先方に理解を求めておくと、その後の手順がスムーズになります。

大事なのは「担当者との相性」

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担当者との相性は大きなポイントです

不動産の購入をするにあたっては、大きなお金のやりとりやプライベートな情報のやりとりをすることになります。また、こちらの要望をどのくらい理解してもらえるかということは決定的に重要で、担当者との相性は大きなポイントです。

相性は、大きく以下の2つに分けて考えます。

1.性格的な相性
人間ですからどうしても「なんとなく合わない」「なんとなく嫌」というものがあります。これはいかんともしがたいものですから、あなたの直感を大切にしてください。

人間的・性格的相性の合う会社や担当者に物件探しを任せることは不動産の売買という大きなイベントのストレスを軽減させますが、その逆のことが起きたら、それは大変です。

2.スキル的な相性
例えば、こちらが5くらいのことを求めると、10の反応や回答が返ってくる会社や担当者と、5を期待して期待して1とか2しか返ってこない担当者とでは、どちらがよいでしょう?不動産仲介会社や担当者ごとに、そのスキルや知識、見識、ホスピタリティーは異なります。自分に合った会社選び、担当者選びができれば、それだけで不動産探しのかなりの部分は達成されたといっても過言ではありません。
「担当者との相性は合わないが、その会社とはつきあいたい」という場合は遠慮なく、担当者の変更を申し出るのがよいでしょう。不動産仲介会社としても、担当者との相性の問題だけでおつきあいを無しにしてほしいとは思っていないはずです。

結論を早めに伝える

条件を伝え、不動産仲介会社から物件情報が送られてくるようになったら、「見に行きたい」「見送りたい」など、結論は早めに不動産仲介会社に伝えましょう。物件情報を送っても無反応だと担当者には感触がわからないからです。見送る場合には、どこにその理由があるのか具体的に伝えると効果的です。例えば「この物件は、駅からの距離などはいいのだけど、広さがもう少しほしい」など。このようなやり取りを重ねていくことで、担当者とあなたとの要望のすり合わせが行われていくことになります。また人情の部分でも、即座に反応してくれる人とそうでない人がいるとしたら、担当者はどちらに物件情報を送りたくなるか、ということも考えてみましょう。

広告の見方

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広告はじっくり読みましょう

不動産の広告には「宅地建物取引業法」、「不当景品類及び不当表示防止法」といった法律と、「不動産の表示に関する公正競争規約」で規則が定められています。
この規則にのっとって表示しなければならないものが、いわゆる「物件概要」です。価格やキャッチコピーの他に小さい文字で書かれているのがそれです。実は周辺環境や法的な条件を知るために必要なことが書かれていますので、じっくりと読んでみてください。ただしこれらはあくまで「広告表示上、必要最低限の情報」と考えましょう。この情報を知るだけで、物件を購入するために必要な情報が全て得られるというわけではありません。

物件購入を検討する時には、「重要事項説明書」や「不動産売買契約書」、「物件状況報告書」「付帯設備表」など、不動産売買契約時に交わす各種の書面や、独自で調査を行うなど、購入の可否判断のための材料をある程度、揃える必要があります。

物件の上下水道の「配管」は必ず確認を!

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(左)配管を確認しよう (右上)現在の主流は樹脂管 (右下)錆び汁が出る

リノベーションを行う前提で、物件を選ぶ際に最も気をつけたいのは、ズバリ上下水道の「配管」。
素材や劣化状態によっては交換が必要なこともあります。現在の主流は「樹脂管」で、素材そのものは半永久的にもつとされています。この素材の場合にケアするのは、継ぎ目などから水漏れしていないかということです。

一方で、たとえば中古マンションの場合、2000年くらいまではいわゆる亜鉛メッキや塩化ビニールなどの「鋼管」が使われているケースが多く、こちらの寿命はおよそ30年程度とされています。この素材は長い間使われていると、鉄が錆びて脹らむ、継ぎ目から水漏れする、錆び汁が出る、などの症状が出てきます。
このような物件を買ってリフォームやリノベーションを行う場合、配管の素材や状態を点検して、必要があれば交換を行うなどの措置を行う必要があります。

現実問題として、住み始めた後になって、水漏れとか赤錆が出て「交換しよう」ということになっても、それはなかなか大変なこと。
こうした「配管」などの見えない部分については、図面(竣工図書)を見れば設計時の素材やルートなどはわかりますが、劣化の具合などは実際に建物を壊してみないとわからないことも。こうした点について買主であるあなたとリノベーションを行う会社の双方が認識をしておくことが大切です。

STEP4:物件契約前~引き渡しまで>>

コンテンツ提供:株式会社さくら事務所

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