身近なアイテムを活用した、子育て世帯向け収納実例

「モノが迷子にならないように、おうちに返してあげてね!」
その気持ちで、お子さんと一緒に“飽きない”おかたづけを---

前回そう教えてくれたのは、一般社団法人ライフクリエイティブ協会の上田伸美さん。
子育て世帯の悩みドコロでもある【子供のおかたづけ】の考え方や“その気にさせ方”に続いては実践編を!今回は100均グッズなどを使っての収納例を「かたづけ・おそうじマスター」として活躍中の上田さんに引き続きアドバイス頂こう。

例えば・・・ プラスチックのBOXやカゴ

上田さんが一番愛用している100均グッズが、プラスチックのカゴ(左上)。持つトコロがあるのでお子さんも持ちやすい上に、手前が低く奥が高いので入れたモノが見やすく便利なのだとか。不織布の収納ボックス(左下)は、軽くて可愛らしいものが多くカラーボックスの仕切りにも使える。段ボール等を収納ケースに使う場合は、リメイクシート(右下)でお部屋の雰囲気に合わせてドレスアップすればOK!上田さんが一番愛用している100均グッズが、プラスチックのカゴ(左上)。持つトコロがあるのでお子さんも持ちやすい上に、手前が低く奥が高いので入れたモノが見やすく便利なのだとか。不織布の収納ボックス(左下)は、軽くて可愛らしいものが多くカラーボックスの仕切りにも使える。段ボール等を収納ケースに使う場合は、リメイクシート(右下)でお部屋の雰囲気に合わせてドレスアップすればOK!

――手軽な100均グッズで子供のおかたづけに便利なアイテムはありますか?

「お子さんのモノが散らかっていると色々な色があるので雑然と感じますが、それらを一つにまとめれば一つの色となってゴチャゴチャ感はグッと減ります。なので、一つにまとめるお子さん用収納ケースを用意しましょう。
ポイントは、「軽く」「持ちやすく」「清潔」なこと!
100均グッズならば、大きさも色も多彩に揃っているので、お子さんの年齢や時期に合う品を用意すれば良いでしょう。

選ぶ際は、
「おもちゃのお家を作るのに、自分の好きな箱を選んでみようか。どれなら持てる?どれなら○○が入るかな??」と一緒に選ぶことが大切です。
ご家庭のお掃除指導に行く時に思うことですが、『子供のモノ』はキレイにしてあげたいのにも関わらず、汚れているお宅が多いのも現状です。それで言うと、私のオススメはプラスチック素材のケース。汚れても、洗う・拭く・アルコールスプレーするなどが容易ですし、お子さん用として使わなくなっても、食器棚の収納に使えるなど再利用できるモノが多いので、使い捨てと考えずに済みます。
見た目で選びがちな“親目線”にならないよう、お子さんの意見に合わせて一緒に選ぶようにしてくださいね。」

お洒落に彩るマスキングテープも活用度・大!

剥がしても跡が残らないマスキングテープ(左)はラベル付けにも。その際は薄い色を選ぶと文字が見やすくて良い。撮った写真をシールにできるシート(右)もオススメかたづけアイテムの一つ剥がしても跡が残らないマスキングテープ(左)はラベル付けにも。その際は薄い色を選ぶと文字が見やすくて良い。撮った写真をシールにできるシート(右)もオススメかたづけアイテムの一つ

――収納ケースの他にも何かありますか?

「収納場所を分かりやすくするために『はがしても跡が残らないシール』に、お子さん自身が字を書いたり絵を描いたりしても良いですね。
マスキングテープも子供のかたづけを楽しくさせるアイテムの一つだと思います。
上手く切れなくてもサマになりますし、いろいろな場所に貼られたとしても跡が残らないので親もストレスになりません。今は色柄や幅も豊富なので好みのモノを選んで活用しては如何でしょう。
書く・読むがまだ難しい小さなお子さんには、『写真をラベルにできるシート』もオススメです。おもちゃを置く場所に、そのモノを撮った写真シートを貼って「そこに戻してあげて」と伝えれば分かりやすいですから。

あとは、同じ収納でもモノを仕舞いたい子・モノを見せたい子がお子さんのタイプによって分かれます。
モノを見せたい派には“引っかける収納法”で、「つっぱり棒」&「S字フック」を使って、おもちゃを入れた袋を引っかけて収めるなどするのも一つの方法ですよ。

種類も、お洒落なモノも増えてきた100均グッズですが、収納アイテムは近年かなり充実しています。「すのこ」でオリジナルBOXを作ったり、DIYを楽しめるものもあるので、お子さんと一緒に楽しく選んでみてください。
ただし、100均だからと言って買い過ぎは禁物(笑)。買う時には「この位の大きさで大丈夫かな~?」ではなく、きちんとサイズを測ってから購入してくださいね。

また、収納アイテムではありませんが、
お掃除用品として『黒色のドライシート』はお子さんにも使って欲しいです。
かたづけをする際に、おもちゃやモノ、箱をこれで拭くとホコリが白く付きます。『拭く=濡れた雑巾』のご家庭が多いですが、それだと拭きながらホコリをくっつけてしまいますので、先ずはきっちりとホコリ取りを。汚れたシートに付いたホコリを見ることで「おかたづけ・掃除をした!」ことが実感できますし、キレイにできた悦びはもちろん、親も褒めてあげやすいです。かたづけをしながら、お掃除の基本や、「キレイだと気持ちいい!」という感覚を学んでいくと良いのではないでしょうか。」

子供のおかたづけ、その基本をおさらい

お子さんには「キレイになった!」が分かりやすいお掃除の仕方を教えてあげて欲しいですね、と一般社団法人ライフクリエイティブ協会の代表理事・上田伸美さん。お子さんには「キレイになった!」が分かりやすいお掃除の仕方を教えてあげて欲しいですね、と一般社団法人ライフクリエイティブ協会の代表理事・上田伸美さん。

――子供のおかたづけを進める上で心掛けたいことは?

「使っているモノを選ぶ
  ⇒仲間に分ける
   ⇒モノのおうちを作る 

この3ステップはかたづけの基本でもあります。

つい、モノのおうち(収納場所)を作ることから考えがちですが、それだとモノが全部収まらない、なども生じてかえって手間になることも。「いま使っているモノ・遊んでいるモノは何?」「それはどの仲間?」「それをどこに返す??」をお子さんに聞きながら進めるよう心掛けてください。

そして、かたづけのハードルを上げすぎずに、どんな入れ方でもいいので
『決まった場所に戻せている=かたづけできている』にしてあげましょう。

リビングならば、今使っているおもちゃや本が、3段のカラーボックスに収まるぐらいで良いと思います。そこに収まっているモノが『いま一番使っているモノ・愛用しているモノ』として、随時替えていけば良いんです。
子供用の家具も可愛らしいですが、カラーボックスならば後に押入収納などにもできるので、“その時だけじゃない”収納アイテムを選んでみては?可動式のカラーボックスもあるのでそれも便利だと思いますよ。
そして、カラーボックス1本分すら片付けられないようでは子供部屋を与えられた時にキレイにするのは難しいです。部屋を持つ前のレッスンにもなるので実践してみてください。

子育て中は子供中心の暮らしになりますが、全部が全部子供スペースにしてしまうと、ご家族の居心地が良くなくなる場合もあります。
かたづけの仕方を学ぶと共に、リビングは家族が心地よく過ごすための団欒空間で、「皆が心地よいようにキレイにする」ことの意識づけも行いたいですね。

お子さんは『かたづけの天才』と知ろう!
その才能、伸ばすも伸ばさないも親次第?!

キレイのレベルは人それぞれなので、お子さんに「キレイにしなさい!片付けなさい!!」だけでは伝わりませんし、お子さんも分かりません。
ゴミを片付ければOKの子もあれば、脇に寄せるだけで目の前にモノがなくなればOKの子もあります。ですから、お子さんには何をすれば良いのかを具体的に示しましょう。
あとは、『親が一緒にかたづけをすること』もお願いしたいです。「やっておきなさい」「やりなさい」ではなく、親と一緒に行うという楽しさも味わわせてあげてください。

物事をシンプルに行える子供は、かたづけの天才!!
親が導いて、小さいうちにかたづけを習慣にしてあげると良いですね。」

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自分自身、年を重ねるほど思い出が増え、大人になればなるほどモノへのこだわりや執着も強くなる気がするが、まだ年を重ねていない子どもはこだわりも少ないもの。
その頃に『使っているモノだけを選ぶ』『大事な物をキチンと使う・使ったら戻す』という“片付けの一歩”を教えるのは意味がありそうだ。

もっと早く始めていればよかったなぁ・・・と呟く筆者に、上田さんがイイコトを教えてくれた。

成人した上田さんの息子さんが片付けを覚えたのは彼が高校生の頃だったとか。
幼児期を過ぎても大丈夫そうだ。はじめるのに決して遅くはない。

一般社団法人ライフクリエイティブ協会:http/life-creative.jp/

2015年 07月16日 11時06分