顧客の趣向の変化に対応。ニッチ市場を狙い新ブランドを開発

人口の減少が見込まれる今後の日本において、商品の販売数を増やしていくことは至難の技だ。マーケットが縮小する中、顧客に「刺さる」商品開発力がより一層必要となる。それは住宅業界も同様で、各社がしのぎを削りデザインや性能などを磨き、他社と差別化をはかるべく魅力的な新商品開発に力を注いでいる。

そんな中、スマートフォンが当たり前にあるものとして育った30歳以下のデジタルネイティブ世代をターゲットの中心に据え、長く「住まいづくり」を楽しむ“Joy of Housing”を提案するのが、エースホームが開発し、5月から販売を開始した新ブランド「HUCK(ハック)」だ。

「家を持つことがゴールではなく、そこがスタートとなる家をつくりたいと考えました。『賃貸住宅で十分』と考える若い人も多い中、『こういう暮らしは賃貸住宅では無理。やっぱり自由気ままにできる持ち家だよね』と思ってもらえるような暮らし方の提案を盛り込んでいます。消費意欲が薄いといわれる世代ですが、本当に好きな物にはお金を惜しまずに使うという一面もあります。同時に、スマートフォンを使いこなし、検索することで好みに近いものをたくさん見て知っている、センスがいい世代ともいえます。住宅のマス市場ではなく、このような若い人たちに響くニッチ市場を狙って開発した商品が『HUCK』です」と、HUCK事務局の佐藤直敬さん。

ネーミングの「HUCK」は、『トム・ソーヤーの冒険』の主人公トムの親友、ハックルベリー・フィンの愛称「ハック」から着想。ハックが送っていた自由気ままな日々のイメージと、「LIFE HACK」(生活や仕事をより快適に、人生のクオリティを高める工夫)を重ね合わせたものだという。

好きなテイストにカスタマイズできる「HUCK」。エッジのきいたデザイン、</br>2色に塗り分けられた外壁もお洒落で個性的。長く愛着が持てる家になるだろう好きなテイストにカスタマイズできる「HUCK」。エッジのきいたデザイン、
2色に塗り分けられた外壁もお洒落で個性的。長く愛着が持てる家になるだろう

自分好みにDIYすることで、より心地よい家を実現できる

「HUCK」の木に癒される室内空間。床はもちろん、梁、壁など木に包まれた空間はリラックス効果も期待できる。新築時から理想の暮らしができるように手を加えられるのが特徴「HUCK」の木に癒される室内空間。床はもちろん、梁、壁など木に包まれた空間はリラックス効果も期待できる。新築時から理想の暮らしができるように手を加えられるのが特徴

若い人たちの心を捉えたい。そんな願いを込めて開発された「HUCK」の特徴は、建築のプロがつくらなければならない構造部分以外の箇所に、ユーザーがカスタマイズできる部分を残しDIYが楽しめること。家を持つことがゴールではなく、ユーザー自らが住まいのプロデューサーとなり新築時から家族が思い描く空間をつくりあげることができる。

「屋根壁、断熱、建具、設備、電気工事などプロの技術が必要な部分以外、例えば壁や床、天井の塗装やタイル壁へのDIY、木の板を貼るパネリング、棚板の設置など、家の性能とプロの施工に影響がない部分をご家族で自由にカスタマイズできます。家で過ごす時間が長く『自分らしい空間をつくりたい』とDIYに興味を持つ女性を特に意識して商品開発を行い、自分好みの部屋をつくるためのライトなDIYを可能にしました」と佐藤さん。

「HUCK」は、プロが手掛ける安心・安全な構造の中に、カスタマイズでユーザーの理想の空間を表現して「住まい手の愛着」を生み出すことも考慮。「自分でつくりたい部分は自分でつくる」ことが新築時から可能なうえ、「暮らしながら自分好みに仕上げていく」ことも楽しめる、新しい新築住宅のスタイルを提案している。

ログハウスと木造軸組の2つの構造仕様を用意

大きな屋根があることで内も外も楽しめるフロントポーチを採用。家での過ごし方に新たなバリエーションを増やし、家族の時間をさらに楽しくしてくれる。夜も室内から漏れる柔らかな光で照らされる大きな屋根があることで内も外も楽しめるフロントポーチを採用。家での過ごし方に新たなバリエーションを増やし、家族の時間をさらに楽しくしてくれる。夜も室内から漏れる柔らかな光で照らされる

「HUCK」は2種類の構造仕様を用意している。
ひとつは寒冷地で育ち、年輪幅が密で美しい木目が特徴の希少な北欧パイン材を使用したログハウスの「HUCK LOG(ハックログ)」。本場フィンランドのログハウス技術と、同社の木造軸組のノウハウを融合した独自のハイブリット・ログハウスで、柔軟なプランアレンジとコスト低減を実現した(全棟構造計算、耐震等級3、H25省エネ基準)。

もうひとつは、木造軸組で高性能の長期優良住宅「HUCK BASE(ハックベース)」。床・内装材・外壁に天然素材の木を採用し、DIYやエイジングが楽しめる(全棟構造計算、耐震等級3、H25省エネ基準、長期優良住宅、ZEHオプション対応)。

どちらの仕様も、全プランで北米の住宅によく見られる外部空間「フロントポーチ」を展開。椅子に腰かけゆったりと寛ぐもよし、テーブルを出して食事を楽しむもよし。屋根のかかった屋外のデッキスペースから、戸外の楽しさを生活空間に取り入れられるようにデザインしている。

人にも自然にも優しい家。住宅性能も確保

HUCK事務局の佐藤直敬さん。「住宅を長持ちさせるためには性能アップも大切ですが、それ以上に必要なのが、手入れをするなど愛着を持って住まうことです。カスタマイズしながら進化する『HUCK』は、きっと長く愛着を持って住んでいただける家だと思います」HUCK事務局の佐藤直敬さん。「住宅を長持ちさせるためには性能アップも大切ですが、それ以上に必要なのが、手入れをするなど愛着を持って住まうことです。カスタマイズしながら進化する『HUCK』は、きっと長く愛着を持って住んでいただける家だと思います」

ログハウスと木造軸組の2つの構造仕様を提案する「HUCK」。内部は構造材を現しで使い、建物のラフ感と開放的な吹き抜け、勾配天井が楽しめる。外部は「時とともに増していく美観」を大切にデザインされている。

プランは「HUCK LOG」「HUCK BASE」とも大きさの異なる2つの間取りを用意。それぞれ北入り玄関と南入り玄関で設計された、4種類ずつの企画プラン。価格は「HUCK LOG(大)」が2079万円(税別、延床面積33.62坪、5地域)、「HUCK BASE(大)」が1603万円(税別、延床面積29.62坪、5地域)となっている。

家を持つことがゴールではなくスタート。思いのままにつくり、飾り、失敗したらやり直しながらフレキシブルに変化できる家。自然素材の経年変化を楽しみ、住むほどに味わいが増す家族を優しく包み込む家。ライフスタイルの変化に合わせて、長く楽しく暮らせる家ではないだろうか。

■HUCK/http://www.kimama89.com/

2017年 06月11日 11時00分