カーテンを洗ってワントーン明るい部屋にしよう

部屋の印象を大きく左右するカーテンは、インテリアの要と言っても過言ではない。人の印象がファッションによって変化するように、部屋の雰囲気もまた、カーテンの素材や色によって様々に変わるものである。しかし、常に窓辺にあるものだからこそ、一度取り付けた後は意外と無頓着になりがちではないかと思う。そよそよと風に揺れる真っ白なレースに憧れて買ったはずのカーテンも、今やホコリで裾が黒ずんでいたり、タバコの煙で全体的に黄みがかっていたり、ということも無きにしもあらずだ。
そこで今回は、部屋の印象をワントーン明るくし、より心地よい空間にするために、カーテンの洗い方について調べていきたいと思う。

これを機にカーテンの洗い方を覚えておこう。せっかく洗ったカーテンが汚れないよう、窓掃除も同時に行うと良いこれを機にカーテンの洗い方を覚えておこう。せっかく洗ったカーテンが汚れないよう、窓掃除も同時に行うと良い

家庭で洗えるかどうか、洗濯表示をチェック

カーテンの洗濯ラベル例。平成28年12月に洗濯表示が変更されているが、こちらは旧表示のもの。新表示の場合は、後述する経済産業省のリーフレットで照らし合わせしよう

カーテンの洗濯ラベル例。平成28年12月に洗濯表示が変更されているが、こちらは旧表示のもの。新表示の場合は、後述する経済産業省のリーフレットで照らし合わせしよう

衣類と同じように、カーテンにも取扱い表示(以下、洗濯ラベル)が付いているので、洗濯をする前に必ずチェックする必要がある。「洗濯機マーク」や「手洗いマーク」は家庭で洗えるが、「水洗い不可」と「ドライマーク」が併記してある場合は家庭では洗うことができないので専門のクリーニング会社にお願いしよう。

例えば写真の洗濯ラベルの場合は、洗濯機(弱水流)マークが表記されているので家庭で洗うことが可能だ。ただし、洗う際は生地へのダメージが少ないドライコースを選ぶようにしよう。また、塩素系漂白剤による漂白ができないことも表されている。これらをしっかり確認せずに洗濯してしまうと、生地が破損したり、傷みの原因になってしまうので気をつけよう。

覚えておくと便利な新しい洗濯表示の特徴

洗濯ラベルの表示記号は、平成28年12月より新しい表記に変更されている。以前は22種類の記号であったが、海外製品の衣類が増えたことなどにより海外共通の41種類になった。記号が増えたことで繊維製品の取扱いに関する、よりきめ細かい情報が提供されるようになったわけだが、見慣れないうちは少し戸惑うこともあるかもしれない。新しい洗濯表示は消費者庁のHPで確認できるので一度みておくと良いが、ここでは最低限覚えておくと便利な記号を紹介したいと思う。

新しい洗濯表示は5つの基本記号(家庭洗濯、漂白、乾燥、アイロン、クリーニング)と付加記号や数字の組み合わせで構成されている。基本記号のうち覚えておくと良いのは、三角=漂白と、四角=乾燥である。クリーニングは家庭で洗うぶんには必要ないし、洗濯やアイロンは直感的に分かりやすい。
加えて、2つの付加記号を覚えておくと良い。ひとつは家庭洗濯の記号の下につく線(−)である。これは洗濯機の強さを表す記号で、数が増えるほど弱くなる。もうひとつは、アイロンに表記された点(・)で、アイロンの温度を表しており、点の数が増えるほどアイロンの温度が高くなる。以上、4つの記号の意味を覚えておけば、日常的な洗濯はある程度対応できるのではないだろうか。

新しい洗濯絵表示一覧(経済産業省より)新しい洗濯絵表示一覧(経済産業省より)

家庭でカーテンを洗う3つのポイント

カーテンは水を含むと重くなるので、家庭で洗う場合は巾150cm×200cm位までのサイズが好ましいカーテンは水を含むと重くなるので、家庭で洗う場合は巾150cm×200cm位までのサイズが好ましい

洗濯表示を確認したところで、いよいよカーテンの洗い方を紹介したい。家庭でカーテンを洗うポイントは3つだ。

最初のポイントは「丁寧に下準備をして洗濯ネットに入れる」である。洗濯ネットに入れる前に、全てのフックを外し、汚れがひどい場合は外でホコリをはたき落としておく。カーテンのギャザーや裾の部分などの汚れやすい場所は、洗剤の原液をつけてしみ込ませたり、つけおき洗いも効果的だ。次に、シワにならないように丁寧に折り畳んで洗濯ネットに入れる。プリーツに沿ってカーテンをジャバラ折りにし、洗濯ネットのサイズに合わせて縦に畳もう。このとき汚れが気になる部分があれば表にくるようにするとなお良い。

2つ目のポイントは「脱水時間は短く」である。丁寧に準備した後に、洗濯表示に合わせた適切な洗剤を選び、洗濯をする。洗濯中に洗剤液が真っ黒になるようであれば「二度洗い」もおすすめだ。洗濯によるシワを防ぐため、脱水時間は30秒くらいの短時間に設定するようにしよう。

3つ目のポイントは「素早く干す」。シワにならないように、脱水が終わったらすぐに洗濯槽からだし、フックをつけてカーテンレールに吊るす。アイロンをかけなくても形を整えて干すときれいに仕上がる。生地の破れや縮みにつながるので、乾燥機を使うのはNGだ。

心もリフレッシュ!季節の変わり目にカーテンを洗おう

カーテンの洗濯回数はドレープで年1回、レースで年2回程度がおすすめとされている。では、いつ洗うのか?答えは、季節の変わり目である。特にこれから迎える、春から初夏にかけての季節はおすすめだ。なぜなら春は風が強く、花粉やホコリがカーテンについた状態で梅雨の時期を迎えると、水気を含んでカビの原因になってしまうからだ。

春は入学や進学など新生活の始まりであり、気持ちも新たにスタートを迎えたいという人が多い季節である。今までカーテンを洗ったことがなかった人や、最近洗っていないという人は、梅雨を迎える前にカーテンを洗って、空間だけでなく心までもリフレッシュしてみてはどうだろうか。

2017年 03月28日 11時05分