アンケートを書くのってなんだか不安…。

夜討ち朝駆けの不安夜討ち朝駆けの不安

2009年に「マンガはじめて家を建てました!」(ダイヤモンド社)という、自分の体験談+家づくり情報を盛り込んだ本を描きました。
私の実家を二世帯住宅にしたときの、家づくりの基本的な知識と、すったもんだの体験を面白おかしく描いたマンガ書籍です。
そこでこのコラムでは、今家づくりを考えているみなさんの役に立ったり立たなかったりする情報を、楽しくお伝えしていきたいと思います。


さて、今回は住宅展示場でのアンケートの話。
住宅展示場に行ったことのある方なら必ず経験のある、あのアンケート。
名前に住所に電話番号、家を建てる予定の場所やスケジュールなどを記入する。

でもあれ…、なんだか正直言ってやりたくない。
あれを書いたら次の日からすぐに営業さんが家に来そうだし。
いわゆる「夜討ち朝駆け」というやつで、
こちらの都合はおかまいなしに訪ねて来られそうで、なんだか怖い。

辞書で調べてみたら、
「夜討ち朝駆け」は
---新聞記者などが朝早く、または夜遅くに予告なしに取材先に出向くこと---
と書いてある。

さらに
「夜討ち」は
---夜遅く不意に敵陣を襲うこと---

「朝駆け」は
---朝早く不意に敵陣を襲うこと---

と書いてある。…やっぱり!
つまりアンケートを書いたら不意をつかれて襲われるかもしれないってことだ。
バズーガ砲とかで。
アンケートを書くときの漠然とした不安感は正しかったと言える。

でもまあ、住宅メーカーの営業さんは、
このアンケートを元に営業をするわけなので、
やっぱりこれは書いてもらわないと困るものなのだ。

でも、そんなアンケートも、こちらの対応次第で
夜討ち朝駆けなどにもあわず、スッキリ対応することができるという。
私の本を監修していただいた小野信一さん(homes pressのオピニオンリーダーのお一人でもある)に伺った話をご紹介する。

お目当てのメーカーじゃないときはアンケートを書く!

興味を持てなかったので興味を持てなかったので

まずは、見学したモデルハウスに興味が持てなかった場合。
または、最初から見学だけしたかったとか、
家を建てる予定はないんですけど、とか。

その場合はキチンとアンケートを書いたほうがいいそうだ。
そのうえで、
「あまり興味が持てなかったので…」
「家を建てる予定はいまのところないので…」と
きちんと“お仕事を頼む可能性はありません”という意思を伝えること。

最初から、家を建てる可能性のないお客さんに、
営業に行くことはないのではっきり言うほうがいい。
(はっきり断っても夜討ち朝駆けにくるヤツがいたらごめんなさい。)

次に、最初からお目当ての住宅メーカーがある場合。
この場合はちょっと慎重に行く必要がある。
書いたほうがいい場合と、書かない方がいい場合があるのだ。

「ハウスメーカーは営業がすべて」と言われている。
どういうことかというと、デキル営業さんにはデキル設計士さん、
デキル工務店さん、デキル現場監督さんがついているのだ。

たとえば設計士さんがデキル営業さんAと
あんまりデキナイ営業さんBの設計を担当していたとする。
デキル営業さんAは、次々受注を成功して仕事がどんどん回っている。
でも、あんまりデキナイ営業さんBからくる仕事は無料の設計図面ばかり。
契約が取れないから、最初に提案する無料図面ばかりなのだ。
これでは、どちらの仕事を一生懸命やりたいか、考えなくてもわかってくる。

デキルAさんの仕事を担当していれば
実績もどんどん上がってくる。
でもデキナイBさんの担当をしていたら、
年間に設計した家がわずか数件…ということになりかねない。

これはハウスメーカー内部からの視点だけど、
お客さんからの視点に変えてみても同じことが言える。

あなたが以前から気に入っていた住宅メーカー「ぷっくりホーム(仮名)」。
家を建てる計画もある。
モデルハウスを見に行ったとして、あなたが取るべき行動は?

デキル営業さんと出あうには?

ぷっくりホーム営業さんぷっくりホーム営業さん

以前からいいなーと思っていた「ぷっくりホーム」。ぜひ新しいお家は「ぷっくりホーム」で建てたい。そして、可能であれば「デキル営業さん」と出会いたい!

さて、どうすればいいでしょう。

例1) 出てきた営業さんがタイトルのイラストのような人だった。

ぽけーっとして鼻ほじっているような営業さんが出てきた場合。

→アンケート用紙は書いてはいけない。
なぜならこの人があなたの担当営業さんになってしまうから。
鼻ほじってるのは極端だけど、誠実そうでない、とか話が合わなそう、
とか思ったらその人は避けたほうがいい。
一生に一度しかないかもしれない家づくりを、誠実そうでない人に頼みたくないから。

例2)営業さんではない、アルバイトやパートの方が対応した場合

→アンケート用紙は書いてはいけない。
この場合は、お仕事があいている営業さんに仕事が振り分けられる。
お仕事があいている、というのはつまり仕事が忙しくない、
若手の新人さんが営業担当になる場合が多いのでこれは避けたい。
一生に一度しかないかもしれない大切な家づくりを、ヒヨっこの新人に任せたくないもんね。

例3)きちんと話を聞いてくれる、信頼できそうな営業さんだった場合

→アンケート用紙は書け!書け!今こそ書くのだ!!
するとこの方が担当営業さんになる。
気に入っている「ぷっくりホーム」で、信頼できそうな営業さん!
これは最強!今こそアンケート用紙を書く時だ。
ステキな設計、丁寧な施工と進み、
きっと、お気に入りの家が建つことでしょう。

じゃあ、どうずれば好みの営業さんと出会えるのか?というと
小野さんの言葉によると
「偶然の出会い」
なのだそうだ。
ええっ?そんな雲をつかむような話?

デキル営業さんは、忙しく飛び回っているので、
なかなか出会える確率は低いらしい。
何度も、「ぷっくりホーム」のいろいろな場所のモデルルームに行ってみることがいいそうだ。


ご参考に、私が「この営業さんには仕事頼みたくない」と思った方の特徴は
・態度が横柄な人
・こちらの話を聞いていない人
・自分のメーカーの説明ができていない人
という感じ。

みなさまのステキな「偶然の出会い」を祈っております!

2014年 03月30日 10時40分