性格によって向き不向きが分かれる?!新築VS中古

「そうだ、マンションを買おう!」と思い立った時、多くの方が“新築にするか、中古にするか”という点で一度は思い悩まれるのではないだろうか。

『新築』の場合は、キレイで先進設備が導入されている…でも高い。
『中古』の場合は、建物も設備も古い…けれど安い。

というイメージで判断される方も多いと思うが、メリット・デメリットはそれだけではない。実は筆者自身は、29歳のときに新築マンション、40歳のときに中古マンションを購入した経験があるため、その実体験をまじえてそれぞれの特性をご紹介したいと思う。

『新築』にするか『中古』にするかを迷った時の最終的な判断ポイントは、ズバリ『あなたの性格』だ。

『なんでもおまかせ派』には、新築分譲マンションのほうがオススメ!

▲筆者の自宅兼事務所マンション。リフォーム後の室内▲筆者の自宅兼事務所マンション。リフォーム後の室内

まず『新築分譲マンション』の最大のメリットとして考えられるのは、情報量が実に豊富なこと。

豪華なマンションギャラリーの中では物件のイメージ映像を観ることもできるし、お洒落なモデルルームを見学して新生活をシミュレーションしたり、分厚いパンフレットで地盤・構造・管理といった物件特性を分析することができる。分譲価格に関しても、日当たりの良い角住戸はやや高めに、北向きの住戸はやや安めに…と、マンション内で“公平な価格設定”がおこなわれている点にも安心感がある。

つまり“不動産初心者だからマンションのことはよくわからない”とか“忙しくてじっくり検討する時間がないけど、とりあえずマンションが欲しい”という『なんでもおまかせ派』のタイプの方には、交渉不要で安心して購入できる『新築分譲マンション』のほうが適していると考えられるのだ。

ただし、マンションギャラリー、モデルルーム、パンフレット…とそれぞれの情報ツールに発生する広告宣伝費が分譲価格に上乗せされている点は『情報手数料』として納得するべきだろう。

中古マンションは『交渉術に長けたチャレンジャー』向き!

▲筆者の自宅兼事務所マンション。リフォーム前のスケルトンの状態▲筆者の自宅兼事務所マンション。リフォーム前のスケルトンの状態

一方、『中古マンション』の場合は、多くのケースで“信頼できる仲介会社を選ぶ”ところから作業がスタートする。

『新築』のように、テレビやチラシで大々的に宣伝されることもなく、モデルルームやパンフレットが用意されているワケでもないため、住宅情報サイト等をこまめにチェックしながら、限られた情報の中から厳選された一邸を探し当てなくてはならない。
 
また、分譲価格に関しても売主側と買主側の仲介会社同士の攻防によって数百万円単位で変動することがあるため、その地域の価格相場や過去の分譲実績を知った上で自らも交渉術に長けていないと、後あと“高い買い物”につながってしまうこともある。

ちなみに、中古マンションを購入した方にお話をうかがってみると「最終的には、あいだに入ってくれる仲介会社のことを頼りにできるかどうか。担当者との相性の善し悪しも大きく影響してくる」と語っている方が多いため、“人を見る目”も必要な要素だと言えそうだ。

購入後のリフォームは『中古マンション』の醍醐味!

▲筆者の自宅兼事務所マンション。お気に入りのインテリアに囲まれて“至福の空間”が完成!▲筆者の自宅兼事務所マンション。お気に入りのインテリアに囲まれて“至福の空間”が完成!

こうして記載すると“中古マンション購入は怖い”と感じた方も多いかもしれないが、ターゲットの物件や周辺相場のことを調べる時間と労力を自ら費やすことができれば、実に楽しい買い物となる。

中古マンションの醍醐味は、なんといっても購入後のリフォームだ。プチリフォームで100万円程度から、水まわりまで改築すると1000万円を超えることもあるが、限られたスペースの中で、まるでテトリスゲームをするかのように間取りをプランニングする作業は「本当に楽しい、もう一度やりたい」と語る人も少なくない。お気に入りのフローリングに、お気に入りの壁紙…“自分の城を創り上げる達成感”は『新築』では味わうことのない『中古マンションの魅力』と言えるだろう。

このように『新築』VS『中古』を語る場合は、一概に価格だけの問題ではない。そのメリット・デメリットを知った上で、あなた自身の性格も考慮しながら、運命の一邸を探してみてはいかがだろうか。

※掲載した写真は、筆者が中古で購入した自宅兼事務所マンションのリフォーム前・リフォーム後の様子。

2013年 09月18日 14時21分