建売住宅を購入したAさん夫妻の場合

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建売住宅を購入

職場で知り合って結婚したAさん夫妻は共に34歳。会社勤めの夫の年収は480万円で、妻は仕事を辞めて現在は専業主婦です。長男(0歳)が生まれたのを機に、住宅の購入を決意しました。

当初は夫の通勤を考えて駅から近いマンションを考えたものの、子育ての環境などを優先して、駅から少し離れても一戸建てのほうが良いと考えるようになりました。
自己資金は夫が300万円、会社員時代に実家から通っていた妻が700万円、さらに妻の親が500万円の資金援助をしてくれることになっています。住宅ローンは夫の借入れで、2,500万円を上限に考えています。購入に伴う諸費用を含んで予算総額は4,000万円、購入した家は夫婦の共有名義とする予定です。

Aさん夫妻の購入予算計画

自己資金 住宅ローン借入れ 負担額合計 共有持分
300万円 2,500万円 2,800万円 10分の7
700万円 親から 500万円 - 1,200万円 10分の3
   

住宅ローンの返済計画

借入額 返済年数 金利タイプ 金利 毎月の返済額
2,500万円 35年 全期間固定型 2.05% 83,459円
※ボーナス返済なし、フラット35を利用

ネットで検索をして不動産会社に連絡をし現地見学をするといった段取りを何度か繰り返した後、購入を決意したのは3,680万円(税込み)の新築一戸建て住宅。購入に伴う諸費用を試算してもらったところ、150万円以内に収まりそうです。購入予算の4,000万円を使い切ると、その後の引越し費用や家具の購入費用などで少し厳しい面もありましたが、これなら何とかやり繰りできそうです。売主となる会社から直接購入することになり、仲介手数料が不要だったことも助けとなりました。

売買契約時には手付金として代金の5%(184万円)を支払いました。ちなみに、契約時点ではまだ建築中だったため、売買代金の5%を超える手付金を支払う場合には、銀行や保険事業者などによる保証を受け、その保証証書または保険証券と引き換えに支払うことになります。売買契約を終えたAさんは、すぐに銀行で住宅ローンの申し込み手続きを行いました。その10日後に融資承認の連絡を受け、1か月半後に予定される建物の完成と引き渡しを心待ちにしています。

建築条件付き土地を購入したBさん夫妻の場合

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建築条件付き土地を購入

Bさん(38歳)は会社員で年収が350万円、妻(35歳)は派遣社員で年収が240万円です。
長女は4歳、長男は1歳になりました。

建売住宅を購入しようと考えて数か月前から物件を探していたBさん。なかなか思い描くような物件に巡り合えずに困っていたところ、仲介会社から「建築条件付き土地」を紹介されました。建築条件付き土地とは、土地の売買契約を結んでからから一定期間内に、土地売主会社が指定する建築会社との間で建築工事請負契約を締結することが条件とされているもので、建築工事請負契約が成立しないときには土地の売買契約が白紙解除されます。これなら希望する建物が実現できそうだと、前向きに検討することにしました。

自己資金は夫の300万円。それぞれの親に頼んで、夫の親から700万円、妻の親から400万円の援助を受けられることになっています。住宅ローンはそれぞれの名義で借りる予定です。

Bさん夫妻の購入予算計画

自己資金 住宅ローン借入れ 負担額合計 共有持分
300万円 親から 700万円 1,800万円 2,800万円 3分の2
- 親から 400万円 1,000万円 1,400万円 3分の1

住宅ローンの返済計画

借入額 返済年数 金利タイプ 金利 毎月の返済額
1,800万円 30年 全期間固定型 2.55% 71,591円
1,000万円 20年 変動型 0.875% 45,434円
合計 2,800万円 - - - 117,025円
※ボーナス返済なし

紹介された物件の土地価格は1,780万円。手付金として10%を支払い、残りの代金を建築工事着工前に支払うことが条件となっています。しかし、それぞれの親からの援助を含めても、自己資金だけでは土地代金の全額を捻出できません。さらに建築工事請負契約を締結するときには、工事代金の10%を着手金として支払わなければならないようです。仲介会社の担当者とも念入りに打ち合わせた結果、住宅ローンの「一部先行実行」としてそれらの資金を融資してくれる金融機関を紹介してもらうことで、購入を決断しました。
土地の売買契約を締結して、土地代金の10%の手付金(178万円)を支払った後、指定された建築会社との間で建物プランの打ち合わせを始めました。建築工事請負契約締結の期限は3か月後となっています。当初、参考プランとして提示された建物価格は2,000万円ほどでしたが、いざ打ち合わせを重ねていくと希望がどんどんと増えていきました。1か月あまりが過ぎていったん出してもらった見積価格は2,300万円。購入に伴う諸費用や仲介手数料を考えると予算オーバーです。優先度の低い希望条件を外したり、建築士にコストダウンの方法を検討してもらったりして、最終的に建築費用の総額を2,150万円(税込み)に収めることができました。ちなみに仲介手数料は土地売買契約だけにかかり、62万円あまりとなります。
土地の売買契約締結から2か月半後にようやく建築工事請負契約を締結し、着手金として215万円を支払いました。事前に仮審査を通過していた金融機関には、建築工事請負契約書の写しを提出して正式な申し込み手続きが完了です。それから2週間後、住宅ローンの一部実行分を充てて土地の決済が終了。あとは建築確認が下りるのを待って工事着工の段取りです。自分の家ができる過程を、基礎工事の段階から見られることを楽しみにしています。
(注)ここで提示したのは契約段取りの一例をストーリーにしたものです。個々の物件によって支払い条件などが異なる場合があります。

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