プロにお願いした際の料金目安は?

まずは、引越しにはどれくらいの費用がかかるのか、プロである引越し会社の値段をみてみましょう。といっても、引越し料金は、距離や荷物の量、物件の条件(階数、エレベーターの有無、トラックが横付けできるか)、2~4月の引越しシーズンかどうか、平日か休日か、などさまざまな条件によって異なります。下記の料金はあくまでも目安として捉えてください。

●基本条件
距離(都内~都内:約30km圏内を想定)
住居環境:エレベーター:有、車の横づけ:可
荷造り・荷解き:なし、エアコンの取り付け・取り外し:なし
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●ファミリー世帯(4tトラック想定)
荷物量:冷蔵庫、洗濯機、テレビ、テレビ台、パソコン、ダブルベッド、食器棚、電子レンジ、ダイニングテーブル、布団×2、整理タンス×2 衣装ケース×10、本棚、勉強机、ソファー、サイドボード、自転車×2、段ボール(大)×50

3月124,100円
2月 91,000円
4月 99,300円


●単身(2tトラックショート想定)
荷物量:冷蔵庫、洗濯機(縦型)、テレビ、テレビ台、パソコン、パソコンラック、シングルベッド、電子レンジ、布団、整理タンス×1、衣装ケース×5、本棚、自転車×1、段ボール(大)×20

3月 80,100円
2月 69400円
4月 64,100円

また、現在ではプロにお願いする際には相見積もりをとるのが一般的です。一括見積もりサイト(例:HOME’S 引越し)も複数あり簡単に行うことができます。当然業者も複数の企業から見積もりをとっていることを想定しているので、値引き交渉などもしやすくなります。ちなみに、2~4月は引越しシーズンのため、料金が高めになるのは仕方のないこと。また、見積もりや予約をするにも時間がかかるため、早めに計画を進めましょう。

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Packing
引越しは引越し会社と友人、どちらに頼むのがいいか?

友人にお願いすると?

一方、友人に頼んだ際は、どうなるでしょうか? 頼まれた方も「お礼なんかいらないよ」と思ってくれることがほどんどですが、謝礼をするのがマナー。相場は1人5,000円~10,000と言われています。この場合、現金でも商品券・ギフト券でも失礼はありません。「お礼はいいから!」と強く言われた時には食事をご馳走することも多いですが、それでも車を出してくれた際には、ガソリン代や交通費などはきちんと支払いましょう。手伝ってくれた人に金銭的負担をかけるのはマナー違反です。

こちらもケースバイケースとなりますが、費用の目安をシミュレーションしてみましょう。基本条件や荷物量はプロにお願いした際と同じで、レンタカーを借りた場合で算出してみます。

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●ファミリー世帯(2tトラックショート×2往復想定)
レンタカーには、大型トラックもメニューにありますが、普通免許で乗ることができるのはト、だいたい2tのショートトラックが限度。この場合、ファミリー世帯の荷物量を考えると2往復することになります。そのため、レンタカーを借りる時間に余裕をみておかないといけません。最近は、同一県内なら乗り捨て可能なレンタカー会社もあるので、この場合は乗り捨てで想定します。レンタカー代金は、大手レンタカー会社の料金を参考にしています。

また、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電がある場合は、少なくとも男性2人以上の手が必要です。荷物も多いので、5人の友人にお願いしたと想定してみましょう

レンタカー代:13,068円(2tトラック 12時間想定)
ガソリン代: 1,480円(30km×3を走行、燃費:7.88km/L、ガソリン代:130円想定)
お礼:25,000円(5000円×4人分)

39,548円

●単身(2tトラックショート想定)
こちらもレンタカーを借りる場合は、同じく2tトラックショート、ただし荷物量がファミリー世帯よりは少ないので1回搬送、レンタル時間を短めに設定してみます。
荷物が少ないといっても、冷蔵庫など大型家電がある場合は、やはり男性2人の手は必要。そのほかのこともあるので3人の友人に手伝ってもらうと仮定してみました。

レンタカー代:9,828円(2tトラック 6時間想定)
ガソリン代: 494円(30km×1を走行、燃費:7.88km/L、ガソリン代:130円想定)
お礼:15,000円(5000円×3人分)

25,322円

友人に頼んだ場合は、こんなリスクも!?

単純なのことだけを考えたら、やはり友人に頼んだ方が費用的には安く済みそうです。ただし、友人にお願いする場合には、リスクも考えておかなければなりません。以下が主な注意点になります。

●リスク1:部屋から荷物を出したり、搬入する際に床や壁、家具に傷をつけてしまうことがあるかも。プロの引越し業者は、エレベーターから建物の廊下まで養生をきっちりとし、トラックに荷物を運びこんだ際にも家具などに傷がつかないよう毛布などでくるみます。ここは、プロとアマチュアの違いが出るところ。賃貸のマンションなどで床を傷つけたりすると退出の際にその分敷金から引かれたりします。ここは単純な費用では比べられないリスクと捉えておくべきです。

●リスク2:レンタカーを友人に運転してもらう際にも、普段トラックなど大きな車種を運転しない人にとっては大変なこと。「うっかりこすってしまった」といった運転ミスもでやすいものです。

このほか、プロではないので手際は悪くなるためその分時間を要します。引越し会社のように大型トラックが運転できない場合は、これまで住んでいたところと新居に複数回往復してもらうことになるので時間も労力もかかります。

また、いくら謝礼をしたとしても、1日手伝ってもらったら「お疲れさま、飲みに行こう!」となるのが普通。食事に行ったら割り勘でというわけにもいかなくなります。手伝ってくれる人が多ければ簡単に数万円の食事代が上乗せされて、実はプロにお願いするのとあまり変わらなくなってしまった、という話もよく聞かれます。

お金だけでは判断できない、引越しの選択

今回算出した引越し会社の料金はあくまでも目安です。会社によっても、引越し条件によってもかなり幅が出てきます。一括見積サイトの提携業者割引を利用したり、土日よりも平日に、また時間を引越し会社の都合に合わせられる場合は、かなり安くお願いできることもあります。

一方、費用が変わらなくなってしまったとしても、たとえば女性一人の引越しの場合などは心細いもの。友人たちが手伝ってくれるのはありがたいですよね。また上記で算出した値段はあくまでも荷造り、荷解きは含んでません。友人にお願いした場合は、荷物の搬入が終わったあともこまごまと手伝ってもらえるのも嬉しいものです。

引越しは、さまざまな条件や状況で異なります。単純に費用だけでは測れない側面もあります。お金の面だけでなく、時間や手間やそして何よりも手伝ってくれる友人がいることのありがたさ。いろいろな状況を考えてベストな選択をしたいものですね。