5.物件を探す 理想の住まいを探してみよう

さあ、物件探し。皆さんは何を頼りにしますか?インターネット、チラシ、フリーペーパーなど、不動産広告は巷にあふれていますね。さらに、不動産会社の運営する友の会などもあります。まずは、それぞれのメリット、デメリットを把握しましょう。

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探し方

1.インターネット(マンション検索サイト)
◎メリット
・情報の公開や更新に即時性があり、つねに新鮮なものを入手できる。
・膨大な物件情報が、沿線・ 駅などで検索できるため、物件同士の比較検討が容易にできる。
・間取り、設備、環境などが項目別に網羅されており、知りたい情報を求めやすい。
・資料請求が簡単。また、物件の公式サイトにリンクされ、詳しい情報が即時にわかる。
△デメリット
能動的に探さないと、情報にたどり着けない。

2.チラシ
◎メリット
・近隣の物件情報を入手できる。とくにポストインされるものは、より地域が限定されるので、近隣で探す人にとっては貴重。
・偶発的に、魅力のある物件を発見する可能性がある。
・キャッチコピーなどにより、掲載物件の優れた特性が、一目でわかる。
・誌面構成の自由度が高いため、支払いプラン例などの提案情報を得ることができる。
・案内図などをプリントアウトしなくてよく、ファイリングも容易。
△デメリット
・印刷工程があるため、ネットに比べ情報が遅い。
・個別物件の情報のみが掲載されるため、比較検討が難しい。

3.フリーペーパー
◎メリット
・キャッチコピーなどにより、掲載物件の優れた特性が、一目でわかる。
・誌面構成の自由度が高いため、支払いプラン例などの提案情報を得ることができる。
・物件同士の比較検討が、容易にできる。
△デメリット
・印刷工程があるため、ネットに比べ情報が遅い。
・能動的に探さないと、情報にたどり着かない。

4.友の会会員
◎メリット
・メールなどで不動産会社からダイレクトに、最新の情報を得ることができる。
・特定物件の優先分譲が受けられることが多い。
・資金、税金、法律などの相談を、無料でできることが多い。
△デメリット
・メールアドレスなどの個人情報を、提供しなければならない。
・個別の会社、物件の情報のみが伝わるため、比較検討が難しい。

いかがですか。それぞれに特性があり、どの媒体が優れているとはいえませんね。たとえば、まずインターネットで探し、気になる物件を見つけたら、友の会の会員になるなど、自分の予定に即した方法で、情報収集を行いましょう。

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気になるマンションブランドから探す


いざ、モデルルームへ
気になる物件を見つけたら、いよいよモデルルームの見学です。完全予約制や、業界の慣例で水曜日はお休みのケースもあるので、最新の情報をインターネットなどで確認しておきましょう。なお、モデルルームには大きく分けて2種類あります。完成前の物件は通常、建設地近くで公開されています。もちろん、その場所で暮らすわけではないので、建設地(現地)は必ず訪れ、周辺環境などを確認するのが鉄則です。また、完成後の物件は通常、モデルルームを棟内で公開しています。こちらは現地そのものなので、周辺環境なども一緒に確認できます。希望住戸があれば、実際の陽当たりや広さなども確認できますよ。

モデルルーム見学の方法は、こちらのページでご確認ください。
HOW TO モデルルーム見学

さて、物件が決まったら、ゴールまではあと少し。続いては、契約の流れを確認してみましょう。

価格のない広告って、なぜ?
インターネットなどで、販売価格が未定、もしくは予定の広告を見かけませんか?これは予告広告といい、価格や正式な販売開始時期が決まっていない物件の広告です。不動産公正取引協議会により、価格や販売時期の発表を同一の広告媒体で行うことと、販売開始まで契約や申込ができない旨の明記が義務付けられています。予告広告は、不動産会社が事前のPRとともに、買い手の反応を知り、販売計画に活かすために行います。また、買い手にとっても、立地や構造など物件の情報をある程度入手でき、さらに時間的な余裕も持てるので、ゆっくりと検討することができます。予告広告のチェックポイントは、販売時期とモデルルームのオープン時期です。最初は3月下旬予定など、おおまかな時期が記載されていますが、だんだん詳細になっていきます。気に入った物件なら、インターネットなどで常に最新の情報をチェックするか、資料請求などを行いましょう。

”期売り”ってなに?
マンションの住戸には、価格は高いけど南東向きの角住戸、北向きだけど価格面で魅力的なプランなど様々なタイプがありますね。不動産会社にとっては、これらをバランスよく販売したいものです。また、大規模物件などは、一度に多くの住戸を売り出すと、担当者が購入希望者に対処しきれなくなる可能性もあります。そのために、販売住戸の売り出しを数回に分ける“期売り”という販売方法を行う物件もあります。購入者にとっては、一度逃した希望の間取りタイプと、再び出逢えるチャンスにもなるのです。

6.契約の流れ 契約までにすることを確認しよう

多くの手続きや、書類が必要な不動産購入。不動産会社の営業担当者がナビゲートをしてくれますが、スケジュールとともに、ある程度はおさえておきましょう。予備知識があると、契約もスムーズにはかどります。

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スケジュール
目安の日にち 必要な書類等 必要な現金
購入申込 1日
  • ・認印
  • ・前年度の収入証明書
  • ・申込証拠金
  • ・先着順方式と登録抽選方式があり。
ローン事前審査申込 1日
  • ・住宅ローン申込書(ローンを申し込む金融機関が配布したもの)
  • ・融資の返済予定表等のコピー(他に借入れのある場合)
  • ・健康保険証など(勤続年数の確認ができるもの)
  • ・確定申告書の写し、源泉徴収表など(2~3年分の収入を証明するもの)
  • ・運転免許証、パスポートのコピーなど(本人を証明するもの)ほか
  • ・購入申込と同時、もしくは申込前に行うこともある。必要書類などは、事前に不動産会社の営業担当に確認するように。
  • ・金融機関への申込の手続きは通常、不動産会社の担当者が行う。
重要事項説明
  • ・重要事項説明書を渡され、宅地建物取引士により、説明を受ける。
  • ・重要事項説明書は、家に持ち帰り、よく熟読すること。
  • ・購入申込時に行うことが多いが、売買契約当日、契約の前に行うこともある。購入申込前に、いつ行うか確認し、行う日取りの要望を出すか、事前にコピーをもらい、熟読すること。
ローン事前審査 3日~7日
  • ・審査にかかる日数は、金融機関や申込者の与信などにより、差がある。
売買契約 1日
  • ・手付金
  • ・契約印紙税
  • ・売買契約書を渡されるので、重要事項説明書と照らし合わせながら、じっくりと確認すること。
  • ・納得がいかなければ、契約をあせらないこと。
ローン申込 1日
  • ・土地・建物の登記簿謄本のコピー
  • ・重要事項説明書のコピー
  • ・売買契約書のコピー
※他に事前審査時の書類
  • ・売買契約当日、契約の終了後に行うことが多い。必要書類などは、事前に不動産会社の営業担当に確認するように。
  • ・金融機関への申込の手続きは通常、不動産会社の担当者が行う。
ローン審査 7日~14日
  • ・審査にかかる日数は、金融機関や申込者の与信などにより、差がある。
ローン契約 1日
  • ・契約印紙税
  • ・本人が、金融機関まで出向き契約。
  • ・平日行われる。
融資実行までの期間 7日~10日
  • ・金融機関、金額などにより差がある。
  • ・未完成の場合は、完成後引渡し時に実行される。
融資実行 1日
  • ・金利はこの時点のものが適用される。
引渡し 1日
  • ・頭金(手付金以上支払う場合)
  • ・ローン借入費用
  • ・登録免許税
  • ・司法書士手数料
  • ・修繕積立基金
  • ・ローンでの借入金を不動産会社に入金し、引渡しが行われる。
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契約の流れ

さて、重要事項説明書は、専門用語も多くわかりづらいものです。しかし、契約や物件、環境などの、まさしく「重要」な事項が網羅されています。ポイントを挙げますので、ぜひ読みこなしてください。そして、わからないことや不審に思うことは、必ず確認するようにしましょう。

重要事項説明書の確認ポイント
・ローンの審査が通らなかった際、手付金が戻る住宅ローン特約があるか。
・不動産会社が倒産した時、手付金等の保全措置があるか。
・瑕疵担保責任を履行するための保険加入、または保証金の供託がなされているか。
・承認事項は必ず確認すること。隣接地に都市計画道路が予定されるなど、買い手にとって不利益な事項が記載されていることも多い。
・登記簿面積(内法面積)を確認すること。パンフレットなどは壁心面積で表示されており、専有面積は、やや小さくなる。とくに50平方メートルより若干大きい住戸を購入した場合は、要注意。登記簿面積が50平方メートル未満だと、各種税金の軽減措置や特例が受けられない。
・添付される管理規約や、長期修繕計画書も確認する。

販売方式の違い
新築マンションの販売方法は、2種類に大別されます。先着順で申込を受け付ける方式と、一定期間内に希望者を募り、抽選で決める登録抽選方式です。戸数の多い大規模物件や、人気の出そうな物件などは、登録抽選を採用する傾向にありますが、一概にはいえません。また、登録希望のなかった住戸は、抽選後に先着順として販売されます。なお、登録開始は土曜、一週間の期間を設け締切りは日曜、締切り当日に抽選を行うパターンが多く見られます。


赤い糸を、とうとうここまで手繰り寄せましたね。あと一歩でゴール、そして新生活のスタートです。最後に、入居までの流れを確認しましょう。

7.入居の前後 入居までにすることを確認しよう

契約も終わり、あとは入居を待つばかり。新生活のイメージもどんどん膨らむこの時期が、一番楽しいときかもしれませんね。しかし、この時期にやることは盛りだくさんです。まずは、入居説明会の内容と内覧会のチェックポイントです。

入居説明会
引渡しに向けての手続きや残金の支払い方法、オプション、管理、入居後のライフラインなどの説明、駐車場の抽選、引越しの相談などを行います。大規模物件では、引越し日の調整を行うことも。売買契約後、引渡しの一月前に行う物件が多いようです。また、小規模な物件や、完成済みの物件を購入した場合、説明会の後で売買契約が成立した場合などは、売買契約時などに個別で説明を受けます。
内覧会
完成前の物件を購入した場合、建物の完成後、引渡しまでの間に内覧会が行われます。いよいよ、家を持つ実感が味わえますね。しかし、内覧会で重要なのは、住戸の不具合のチェック。以下のポイントをおさえ、しっかりと確認しましょう。
1.図面どおりかチェック
扉の開く方向やコンセントの位置、クローゼットの奥行き、エアコンの室外機置場など、1つ1つを図面と照合しながら確認します。
2.開け閉めや使用感のチェック
ドアやサッシ、窓、収納の扉などは、実際に動かしてみましょう。調整がされておらず、スムーズに動かないこともあります。自動換気システムなども作動させてみましょう。
3.水まわりをチェック
水まわりでは、実際に水を流してみます。また、キッチンや洗面室の床下などには、給排水の点検口があります。随行する担当者に外してもらい、水漏れや、水漏れした形跡はないかを確認しましょう。
4.キズや汚れのチェック
気になるキズや汚れは指摘し、補修を相談します。ただし、補修によりかえって目立つこともあるので、常識の範囲内での判断が基本でしょう。
不具合な箇所が見つかると、補修工事を行い、後日、再内覧をします。内覧会で見過ごしても、補修工事をしてもらえないわけではありませんが、入居後では工事も大変になります。後々のトラブルを防ぐためにも、内覧会でしっかりチェックをしましょう。

なお、カーテンの採寸なども、このタイミングで行います。メジャーを用意しておくと、便利ですよ。

入居前後のダンドリ「ワンポイントアドバイス」
入居準備 貸主へ退去の連絡
  • 通常一ヶ月前だが、二ヶ月前が条件の場合も。賃貸契約書を確認しよう。
引越し日の確定
  • 入居説明会で決めるか、不動産会社と調整をする。
引越会社の手配
  • 複数社から見積もりをとろう。不動産会社提携の業者もあり。 詳しいマニュアルはこちらをどうぞ。
役所、学校への手続き
  • 転出届けは14日前から各役所で受付。
  • 粗大ゴミの回収は早めに予約を。引越し業者が処分してくれることもあるので、確認をしよう。
入居後 ライフラインの手続き
  • 電話、水道、ガス、電気、ネットなどの転居手続きを忘れずに。
役所、学校への手続き
  • 転入届、印鑑登録、転校手続きなど。
権利証の送付
  • 不動産会社より、登録済証(権利証)が送付される。遅いようなら確認を。
確定申告
  • 住宅ローン控除対象者、親からの贈与による住宅購入者は、翌年の確定申告を忘れずに。
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入居まで

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