最近のキッチン設備は機能的に

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キッチン設備

かつては部屋の片隅に置かれていたようなキッチン設備も、近年はデザイン性が高くなり、LDKの中における存在感も大きくなってきました。キッチンとリビングが一体となった「オープンLDK」が主流となったほか、キッチンを空間の中心に置くレイアウトも少なくありません。システムキッチンのキャビネットは機能的な設計により収納量が大幅にアップし、スイッチの操作で棚ごと昇降する吊り戸棚もあるなど、片付けをしやすくするための配慮もされています。
カウンター回りはコンロの配置や形状を工夫することによって使いやすさが向上し、シンク回りやコンロ回りでは、汚れにくさ、掃除のしやすさを求めて材質や表面加工の方法が改良されています。シンクの継ぎ目をなくして一体成型することで汚れをつきにくくしたり、コンロの天板をフラットにすることや汚れが付きにくい材質にすることで掃除を簡単にしたりといった感じです。水栓はシングルレバーが多くなり、センサーの働きによって手をかざすだけで水を出したり止めたりすることのできるタイプもあります。シャワーヘッドの水栓を延ばすことのできるものは、シンクをさっと洗い流すことができて便利でしょう。
レンジフードもデザイン性が高まったほか、脂汚れが付きにくい素材にしたものが多くなっています。中には自動的に掃除をする機能を備えたものもあります。換気扇もワンタッチでカバーが開けられるなど、掃除のしやすさへの細かな配慮がされています。また、システムキッチンには浄水器や食器洗い乾燥機、生ゴミ処理機などをあらかじめ組み込んだものもあります。しかし、さまざまな付属機器が多機能になればなるほど使いやすくなるとはかぎりません。機能によって価格も大きく異なりますから、ショールームなどで実際に試してみて、自分や家族にとって必要なもの、使えるものをしっかりと見極めて選ぶことも大切です。
また、キッチンの熱源はガスコンロとIHクッキングヒーターとに分かれます。従来は安全性や掃除のしやすさでIHクッキングヒーターを選ぶ例も多かったようですが、最近はガスコンロでも多機能化が進み、安全性への配慮もされています。掃除のしやすさやデザイン性を高めたガスコンロも多くなったため、どちらを選ぶのかは好み次第といった面もあるでしょう。ただし、燃焼ガスが発生しないIHクッキングヒーターは、レンジフードやダクトなど建築基準法で定められた換気設備が不要になり、キッチン空間のデザインを自由にできるといったメリットがあります。

浴室も多機能になっている

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浴室

一戸建て住宅の浴室には、在来工法による場合とユニットバスを設置する場合とがあります。在来工法であれば設計の自由度は高まりますが、防水性が高く工期も短縮できるユニットバスが用いられることが多いでしょう。最近のユニットバスはデザインやカラーのバリエーションが豊富なだけでなく、機能面でもさまざまな工夫が凝らされています。浴室の大きさは0.75坪タイプ、1坪タイプ、1.25坪タイプなどがあり、従来よりもやや広めの1坪タイプが現在の主流です。1.25坪タイプであれば、洗い場がゆったりとした感じになります。また、浴槽は半身浴ができるようにベンチの付いたタイプが人気となっているようです。また、マッサージ効果やリラックス効果を求めて、ジェットバス機能を備えた浴槽を選ぶこともあるでしょう。
保温効果が高く冷めにくい浴槽や節水シャワーなどにより、光熱費や水道代を削減できるものも多くなっています。また、水アカが付きにくく汚れが落としやすい浴槽、鏡、浴室ドアなど、手入れが簡単なものや、すぐに乾く浴室用の床材なども人気が高いでしょう。浴室暖房乾燥機は、冬場に浴室を温めたり衣類の乾燥に使ったりするだけでなく、夏には涼風を出すことのできる機種もあります。最近ではミストサウナ機能を備えたものもあるようです。冬場は浴室の温度と湯温との差によって「ヒートショック」と呼ばれる事故が起きるケースも多いため、浴室の暖房機能は積極的に考えたいところです。

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