法律や条令の範囲内でリフォームが可能

リフォームするときは、法律・条例の定めを守らなければならない。この法律・条例によって定められる項目が多い。建築基準法と消防法が定める各項目に、高さ制限、斜線制限、用途地域と建ぺい率・容積率・・・その結果「今の住宅より、床面積を広げることができない」というケースや「一部2階建ての家を総2階建てにできない」というケースが生じがちなのだ。

そのため、新築一戸建てを購入するときは、「将来、リフォームをするとき、家を大きくできるのか」「できないのは、なぜか」を確認しておく必要がある。

もうひとつ大きな規制となるのが、建物の構造を崩してはいけないということ。例えば、建物を支える柱や壁をむやみに取り外すと、建物を支える力が弱くなり、歪みが生じるという事態を招きがち。建物が歪んだ結果、窓がきちんと閉まらなくなった、ドアが勝手に開く、などの現象が起き、最悪の場合、家が傾くことになりかねない。思い切ったリフォームを行うと生活空間が劇的に変化するが、それにはリスクが伴うわけだ。

そのため、二部屋をつなげて大空間をつくりたいと思っても不可能になることがある。これは、ツーバイフォー工法を採用した住宅でより切実な問題となる。

ツーバイフォー工法では柱を設けず、壁が柱の代わりとなる。壁は部屋を仕切るだけでなく、建物を支える役割を果たしている(正確に言うと、壁と床・天井でつくった箱として建物を支える)。

そのため、部屋を広げたいからと思っても、簡単に壁をはずすことはできない。ツーバイフォー工法の家に住み、リフォームで部屋を広げたいと思ったときには、「この壁をはずしてよいか」に関して、構造計算をして検討する必要があるわけだ。

ツーバイフォー工法の家では、新築時に「将来、リフォームするときに、この壁ははずさないようにしてくださいね」と教えてくれることが多い。考えなしに壁をはずすと(そういう業者もいる)、危険があることを教えてくれるわけだ。

もう一つの規制は、お金の問題

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お金の問題

今は建築関係の技術が進歩しているため、多くのリフォームを行うことができる。が、むずかしいことをすれば、それだけお金がかかる。それも、大きな"規制"となるだろう。例えば、オール電化住宅を購入し、20年後に都市ガスも使いたいと思った場合、どうなるか。道路下のガス本管からガス管を家の中に引いてこなければならない。そうなると、家のまわりの外構と家の外壁を一部壊してガス管をおさめ、システムキッチンも変更してガスコンロを使えるようにしなければならない。その費用は数百万円のレベルになる。リフォームは、最終的にお金が最大の問題になるのだ。

次は、「ガスコンロとIHクッキングヒーターはどちらがいいの?」についてお話ししよう。

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