一度は、駅までの道を自分の足で歩いてみる

現地チェックで最も大切なのは「手を抜かない」ということ。例えば、検討中の家から駅までの間の道順を調べるときは、少なくとも1回は、車を使わず、自分の足で歩いてみる。歩けば、道のわずかな起伏も分かる。車では気にならなかった音や臭いがわかることもある。それが重要だ。

また、晴れた日に出かけるだけでなく、雨の日にも行ってみる。さらに、休日の昼間だけでなく、平日の朝夕、そして深夜にも行ってみることも必要だ。というのも、住宅探しを行うのは土日祝日の昼間ということが多く、平日の早朝や夜の様子がわからない。休日の昼間は空いている道も、平日の早朝や夜は状況が一変することがあるからだ。

例えば、平日早朝の通勤時間帯は駅までの道が大渋滞し、車が進まない・・・そんなことがあるし、もっと重大な問題が隠れていることもある。

失敗例をひとつ紹介しよう。

郊外の住宅地を検討した家族の話。その一家は、購入する家を休みのたびに何度も見に行った。静かで空気もよく、これなら大丈夫と購入を決め、春の3連休を利用して引っ越しを行った。

3連休が終わった月曜日、一家は飛行機の爆音で起こされたその家は在日米軍の飛行場に近く、ジェット機の騒音公害があったのだ。何度も現地チェックに行ったのになぜ気づかなかったのか。それは、土日祝日に出かけていたから。在日米軍は土日祝日を基地の休みにして飛行訓練も行わず、爆音も生じなかったのである。たとえ1日でも平日にチェックを行えば、騒音の大きさに気づいたはずだったのに・・・。

入念にチェックするのは、ここぞと思う物件だけ

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周辺環境をチェックする

小さな子供がいる場合、通学の時間帯に学区の小学校まで安全に通学できるかも調べるべきポイントとなるのはいうまでもない。

といっても、すべての購入候補を念入りに調べると手間がかかってしかたがない。念入りに調べるのは、これぞと思う物件のみだ。

手間を惜しまず何度も出かけると、あらゆる側面が見えてきて、「引っ越して初めて分かった」ということがなくなる。つまり、失敗がなくなるわけである。

次は、「現地チェックの方法(街の利便性)」についてお話ししよう。

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