統一感のある街並みが資産価値を上げる

規模の大きな建売住宅と聞くと、同じような家が延々と並ぶ光景を思い浮かべる人もいるだろう。夜、帰宅するとき、間違って隣の家に入ってしまいそう・・・。が、現在の大規模住宅地では、そのようなことは起きない。建物のデザイン・バリエーションを多くし、個性を尊重。その上で、統一したほうが美しいものに関しては、統一を行うようになっている。例えば、塀の高さを合わせたり、門扉の街路灯のデザインを統一したりする。

「画一化されると嫌」という部分は、個性を尊重。「各住戸でバラバラなことをされると、美観が損なわれる」という部分は統一。この個性と統一により、「美しい家並」をつくり上げている。さらに、街路樹付きの歩道を設け、安全で潤いある街区を形成させる。電線や電話線を地中に埋設し、地上から電柱と電線をなくしているところもある。

このようなことができるのも、規模の大きな住宅地だからこそ。その効果も大きい。「素敵な住宅地ねえ」と思われ、「あそこに住みたい」と人が多くなる。その結果、中古で売るときも買い手が付きやすい。つまり、住宅の資産価値を上げる効果があるわけだ。

もちろん、住んでいる間も気分がよい。もうひとつ、安全性が高いという長所もある。

歩道付きで、無用の車が入りにくい道路設計も採用

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安全に配慮した道路計画を行うケースも

大規模住宅地では、街ぐるみで警備会社と契約し、セキュリティを守ってもらうところがある。各住戸のセキュリティを守るだけでなく、定期的に警備員が街を巡回。不審者の侵入を防ぐものだ。

もちろん、警備会社に支払う費用が発生するのだが、戸数が多くなれば1戸あたりの負担金は少ない。これも大規模ならではメリットである。

さらに、安全に配慮した道路計画を行うケースもある。例えば、住宅街を貫通する道路を設けず、必ず入った道路に戻ってしまうような道路計画を行う。そうすると、住宅街の道を抜け道として使う車が減り、住宅地内での交通事故が減る。

無用の車が入ってこないので、泥棒などが入りにくくなるし、違法駐車が減るという効用も期待できる。この場合の道路は「公道」。誰でも通行できる公道でありながら、実質的に住民だけの道となる。そんなことが実現するのも大規模住宅地の魅力なのである。

次は、「小規模戸建てのメリット」についてお話ししよう。

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