マンションならば、ゴミの処理が楽

一戸建てには、マンションでは実現しにくい「ゆとりと自由」がふんだんにある。これに対し、マンションは一戸建てよりも機能性を高めるという特性がある。

一戸建てよりも居住面積が狭いが、狭くても快適に暮らせるように、設備機器を工夫する・・・それがマンションの特性というわけだ。

その結果、マンションには一戸建てよりも進んだ設備やサービスが採用される。

その最たるものが、ディスポーザーと24時間ゴミ出し可能システムだ。

ディスポーザーはキッチンのシンクに設置され、生ゴミを粉砕して排水溝に流す設備。このディスポーザーを設置するときは、ディスポーザー専用の浄化槽を設けなければならない。その費用が高く、メンテナンスも大変なので、ディスポーザーは一戸建てには設置できなかった。「かった」と過去形にしたのは、2015年秋時点で、一戸建て用のディスポーザーが開発されているから。まだ、マンション用よりも処理能力が小さいが、「生ゴミを粉砕し、処理する」ことに違いはない。ただし、採用されているのは、ごく一部の住宅だ。

もうひとつの「24時間ゴミ出し可能」――こちらは、2015年の今も、「マンションならではのもの」。一戸建てでは実現できそうもない。

「24時間ゴミ出し可能」は、24時間365日いつでも好きなときにゴミ出しができるシステムで、ゴミをためる機械やスペースが用意される。もしくは、民間のゴミ収集業者を毎日呼ぶことによって実現する。

このシステムを採用するためには、設備・スペースだけでなく、出されたゴミをきちんと管理するためのスタッフや脱臭装置も必要。そのための費用もかかるので、毎月管理費を徴収するマンションでないと設置できない。

その他設備サービスの多くは一戸建てにも採用

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設備やサービスは?

このほか、マンションの共用施設であるゲストルームやキッズルームもマンションならでは・・・と考えられてきたが、最近は大規模一戸建て住宅地で、ゲストルーム付き、キッズルーム付きが生まれている。

地震の揺れを軽減させる制震構造や非常用発電装置も一戸建てに設置可能。床暖房、ミストサウナ、セキュリティシステム、そしてエレベーターも一戸建てに導入可能。そうなると、一戸建てへの採用がどうしたって無理なのは、24時間ゴミ出し可能システム、もうひとつは超高層マンションの展望室くらいか。

次は、「「建売住宅」って、つまりどういうものなの?」についてお話ししよう。

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