一戸建てで子育てすれば、音の問題なし

私はよく駅前のマンションに移ったシニアご夫婦が、それまで住んでいた一戸建てをどうしたのか尋ねてみる。「売却して、買い換えた」という人とともに「今は、子供夫婦が住んでいる」というケースが多い。古い一戸建てを子世帯が活用しているのである。

その子世帯は今、子育ての最中。「小さな子供が居る家庭には一戸建てが暮らしやすいでしょう」とシニア夫婦は考える。それは、自分たちが子育てしやすかったと感じているからに他ならない。

もちろん、最新のマンションは子育て支援やサークル活動などを充実させ、一戸建てにはない「子育てしやすさ」を備えるようになっている。それでも、マンションがどうしたって一戸建てにかなわないポイントがある。それは、音の問題だ。

最近の分譲マンションは床や壁の遮音性が高まり、音の問題が生じにくくなっている。それでも、幼稚園児がソファーから飛び降りればドンという音が響く。高校生がハードロックのCDを大音量で再生すれば、音が漏れる。だから、夜は飛び降り禁止、ハードロック禁止にせざるを得ない。

子育てに向くのは、やはり一戸建て

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子育てなら一戸建て

その点、一戸建ては音の問題が生じにくい。幼稚園児がドスンと飛び降りても驚くのは身内だけ。ロックの音も、窓を閉めていれば隣家に伝わりにくい。とんでもない音量にすれば、パトカーが呼ばれるだろうが、常識的な範囲で少し無茶をするくらいなら、迷惑にならない。マンション暮らしを経験した人間には拍子抜けするほど音が伝わりにくいのだ。

夏の暑い日、庭で水まきしながら次いでに水浴びをしてしまう。夜は花火を楽しむ。そして、バーベキュー・・・子供が小さい間は親子のふれあいが多い。この「ふれあい」を気兼ねなく行えるのも、また一戸建てならではの長所。この長所を満喫したシニア夫婦は、駅から離れた場所の一戸建て暮らしも「わるくなかった」と思い、子供夫婦にも、その暮らしを味合わせたいのだと思う。

子育てに向くこともまた、一戸建ての大きなメリットなのである。

次は、「高齢になると一戸建ては暮らしにくい?」についてお話ししよう。

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